「iPhone 16はeSIMだけって本当?」「海外旅行で困らない?」「そもそもeSIMってなに?」——こんな疑問を抱いた方へ。
この記事では、いま注目の「eSIM」について、基礎知識からiPhone 16での対応、そして海外旅行や今後の通信事情にどう影響するのかまで、わかりやすく解説します。
eSIMとは?物理SIMとの違い
まずは基本から。「eSIM」とは「Embedded SIM(組み込み式SIM)」の略で、スマホ本体に内蔵されているデジタルSIMのこと。従来のようにSIMカードを差し込む必要がありません。
比較項目 | eSIM | 物理SIM |
---|---|---|
挿入の手間 | 不要 | 必要 |
複数回線利用 | 複数プロファイル保存可能(切り替え簡単) | 物理的に差し替え |
紛失リスク | なし | 小さいカードなので紛失リスクあり |
旅行時の柔軟性 | プラン即切り替え可能 | SIM入手・差し替えが必要 |
要するに、スマホに最初から入っていて、アプリやQRコードを使って通信事業者の情報を登録できる便利な仕組みがeSIMです。
最近では日本国内の大手キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)もすべてeSIMに対応しています。
楽天モバイルは、使い方に合わせてムダなく使える「Rakuten最強プラン」が人気!
月額1,078円(税込)から始められて、使ったデータ量に応じて料金が自動で変わる仕組みだから、「あまり使わない月は安く」「たくさん使う月も3,278円(税込)まで」と、わかりやすくて安心。
しかも、専用アプリ「Rakuten Link」を使えば、国内通話はどれだけかけても無料。海外旅行や出張先からでも、日本への着信や発信がアプリ経由なら追加料金なしで利用できます。
国内外でスマホをしっかり活用したい人にぴったりのサービスです。
iPhone 16はeSIMオンリー?物理SIMは消えるのか
ちなみに、Appleは2022年発売の「iPhone 14」から、物理SIMスロットを完全に廃止しました。
そして2024年発売の「iPhone 16」シリーズでは、一部の国・地域(特にアメリカ)では引き続きeSIMオンリーとなっており、日本でも「eSIMメイン」の流れが加速しています。
ただし2025年時点では、日本向けモデルでは物理SIMスロットも引き続き存在します。ただ、以下のような点から「近い将来、eSIM完全移行」は十分に考えられます。
- Apple WatchやiPadはすでにeSIMが主流
- キャリア各社のeSIMサポートが整備された
- 物理SIMの取り扱いコスト削減
- セキュリティ上のメリット(抜き取り不可能)
海外旅行ではどうなる?eSIMで損しないためのポイント
「海外旅行中も現地SIMを入れ替えて使ってたのに、eSIMだけだと困る……」という不安、ありますよね。でも大丈夫。実はeSIMこそが海外旅行にぴったりなんです。
eSIMが海外旅行で便利な理由
- 日本で事前に海外プランを購入できる(Airalo、Ubigi、GigSkyなど)
- 現地に着いてすぐネットが使える
- SIMスロットを開けたり、差し替えたりしなくてOK
- アプリでプラン切り替えも可能
特におすすめなのが【World eSIM】というeSIM専門サービス。アプリから旅行先の国を選ぶだけで、1日数百円〜のデータプランがすぐに使えます。
eSIMのデメリットはある?
もちろんメリットばかりではありません。以下のような点には注意が必要です。
ここに注意
- 初期設定がやや複雑(QRコード読み取りやプロファイル登録が必要)
- キャリアを乗り換えるたびにプロファイル削除 → 再設定が必要
- キャリアによってはeSIM対応していない場合がある(特に格安SIM)
でも、いったん設定してしまえば、あとは快適です。格安SIMユーザーの方は、必ず「eSIM対応かどうか」を事前にチェックしておきましょう。
こんな人にはeSIMが特におすすめ
- 海外出張や海外旅行が多い人
- スマホの2回線使い(仕事用・プライベート用)をしたい人
- 最新iPhoneをフル活用したい人
- SIMカードの抜き差しが面倒な人
iPhone 16での設定方法:eSIMの使い方ガイド
iPhone 16でeSIMを使う手順は以下のとおりです。
- 契約するキャリアの「eSIM用QRコード」を入手(店舗・オンラインで)
- iPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」
- カメラでQRコードを読み取り、プロファイルをインストール
- 通信が始まれば完了
また、eSIM対応の格安SIMサービスを利用する場合は、アプリでの申し込みから開通まで完結するものもあります。
今後の展望:物理SIMが完全に消える日は近い?
日本ではまだ物理SIMも併存していますが、世界的にはすでにeSIM化が進んでいます。
- アメリカでは物理SIMスロット非搭載モデルが主流
- 欧州でもeSIM化に向けた規制緩和が進行中
- AndroidもGoogle Pixelなどハイエンド機はeSIM標準搭載
Apple製品以外でもこの流れは確実に広がっています。特にサブスク型の柔軟な通信プランが広がると、「SIMを抜き差しする」時代が本格的に終わる日も近いかもしれません。
結論:iPhoneでeSIMを始めよう
eSIMは最初こそ少し戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば便利で柔軟性の高い仕組み。この機会に、最新の便利なeSIMデビューを考えてみてはいかがでしょうか。
海外旅行も2回線の運用も簡単になって、未来のモバイルライフがぐっと快適になります。