HaitongのアナリストJeff Pu氏によると、Appleの最初の折りたたみ式デバイスは2025年後半から2026年後半にかけて大量生産が始まるといいます。
最初のデバイスはiPadまたはMacbookかも
Puの情報によると、Appleの折りたたみ式デバイスの開発は加速しており、サプライチェーンで生産が進行しはじめているといいます。Appleは、まずは大画面の折りたたみ式iPadまたはMacBookをリリースし、つぎに大容量の折りたたみiPhoneを発売するとの噂です。
生産開始は2025年後半か
20.3インチディスプレイの折りたたみ式デバイス
最初に生産が始まると予想されるのが、20.3インチのディスプレイを備えた折りたたみ式デバイスです。
カラフルなiMacのディスプレイサイズは24インチ、最大サイズのMacBook Proは16インチです。これらのサイズと比較すると、その中間の20.3インチディスプレイはかなりの大きさだと想像できるでしょう。
韓国のディスプレイメーカー、そしてアメリカと台湾のメーカーからの情報によると、このデバイスの生産は2025年後半に始まるといいます。
7.9インチまたは8.3インチの折りたたみ式iPhone
次に生産されると噂があるのは、7.9インチまたは8.3インチの折りたたみ式iPhoneです。
多くのユーザーが長年待ち望んできた折りたたみ式のiPhoneが本当に発売されれば、Appleの超高価格帯のラインナップが誕生することになるかもしれません。
このデバイスは現在、20.3インチの折りたたみ式から1年後の2026年後半に大量生産される予定です。
現在の折りたたみ式スマホ市場
なお、スマホ市場では近年、折りたたみ式デバイスが数多く存在しています。
それらは大きく「フリップ型」と「フォールド型」に分類され、「フリップ型」はガラケーのような縦折りのミニサイズ、「フォールド型」は本のような横折りの大画面サイズです。
2019年に韓国のSAMSUNGが販売するGalaxyのFlipシリーズが発売されて以来、中国のHUAWEIやXiaomiによる超薄型の折りたたみスマホなど、各メーカーが毎年相次いで新作を発表してきました。さらに、2023年にはGoogleのPixelシリーズが初めての折りたたみスマホ「Google Pixel Fold」をリリース。中国・レノボの子会社となったモトローラも、比較的低価格で購入できるモデルをリリースしています。
このように、現在の折りたたみスマホ市場はまさに活況を呈しています。そんな中でAppleが参入すれば、2007年に初代iPhoneが登場して以来の革命が訪れるかもしれません。
Appleの折りたたみ式デバイスの噂
Appleが折りたたみ式デバイスを発売するとの噂は、5〜6年前から浮上しては消えています。今回の情報が実現するかはいまだ不透明のため、期待しすぎずに待っておくのがいいかもしれません。 とはいえ、iPhoneやiPadなどのデザイン的な特徴は近年ほぼ変わらないまま。多くのユーザーがそろそろ革新的な変化を望んでいるところでしょう。
スマホの概念を覆してくれるような、新たなイノヴェーションの到来を願いたいものです。