今年のWWDCまであと3カ月。iOS 19の発表が控えている中、注目されているのは「デザインの大幅刷新」ですが、どうやらそれだけではないようです。最新の情報によると、AirPodsにリアルタイム翻訳機能が追加される可能性があるとのこと。
果たしてこの機能はどのようなものなのか、そして本当に実用的なのか?現時点でわかっていることを整理しました。
AirPodsの「リアルタイム翻訳機能」とは?
Bloombergのレポートによると、Appleは「対面での会話をリアルタイム翻訳する機能」をiOS 19とともにAirPodsに導入する計画を進めているようです。
具体的には、AirPodsのマイクを使って周囲の会話を拾い、iPhoneが音声をリアルタイムで翻訳。ユーザーの言語に変換された音声がAirPodsに送られ、即座に聞くことができるという仕組みです。
例えば、英語を話すユーザーがフランスでレストランに入ったとしましょう。店員がフランス語で話しかけてきた場合、AirPodsを装着していれば、iPhoneがその会話を英語に翻訳し、ユーザーの耳に届けてくれる、というわけです。
この機能が実装されれば、海外旅行やビジネスシーンでの言語の壁が大きく下がるかもしれません。
すべてのAirPodsで使える?それとも最新モデル限定?
現時点では、この機能がすべてのAirPodsに対応するのか、それとも最新モデルのみなのかは不明です。
AppleはこれまでもAirPods向けに新機能を追加してきましたが、たとえば昨年のiOS 18では、第2世代AirPods Proに新たな聴覚補助機能が加わりました。しかし、初代AirPods ProやAirPods 3には提供されなかったことを考えると、リアルタイム翻訳も最新のAirPods Pro向けに限定される可能性があります。
もしすべてのAirPodsが対応するなら、AirPodsを持っているユーザー全員にとって大きなメリットになりますが、Appleがどこまで互換性を広げるかは気になるところです。
iOS 19の「デザイン刷新」との関係は?

Bloombergによれば、iOS 19では、AirPodsの新機能だけでなく、システム全体のデザインが大きく変わるとも言われています。Appleは、iOS、macOS、visionOSのデザインを統一し、よりシンプルで直感的な操作ができるようにする計画を進めているようです。
ナビゲーションや操作方法の見直しも検討されており、iPhoneの使い勝手そのものが変わる可能性があります。もしこのリアルタイム翻訳機能が導入されるなら、新しいUIと組み合わせて、よりスムーズな言語切り替えが実現するのかもしれません。
未来のAirPodsは「カメラ付き」になる?
また、AppleはAirPodsにカメラを搭載する構想も進めていると噂されています。
このカメラは、写真撮影用ではなく、AIを活用した「ビジュアルインテリジェンス」機能に使われると言われています。たとえば、AirPodsのカメラが周囲の環境を把握し、視覚的な情報を補助してくれる、といった使い方が想定されます。
ただし、このカメラ付きAirPodsの登場はまだ先の話。まずは、今年の秋に登場するiOS 19とともに、リアルタイム翻訳がどこまで実用的なものになるのかが注目されます。
まとめ:AirPodsが通訳になる日は近い?
リアルタイム翻訳機能が本当にAirPodsに追加されるとすれば、非常に大きな進化と言えます。海外旅行やビジネスでの会話、さらには語学学習の補助ツールとしても活用できるかもしれません。
とはいえ、
- どのAirPodsが対応するのか?
- オフラインでも使えるのか?
- 翻訳の精度はどこまで高いのか?
など、まだまだ不明な点も多く、正式発表を待つ必要があります。
WWDC 2025で、Appleがこの機能についてどのように説明するのか、今から楽しみですね!

