AppleがついにOpenAIとの契約を締結しそうです。次世代のiOSの新しいAI機能を強化するために、ChatGPTの性能が活用されるのではないかと予想されています。
来月6月に開催されるWWDC 2024での発表が期待できます。
AppleとOpenAIが合意間近か
Bloombergによると、両者が「AppleがiOS 18でChatGPTのAI機能を使用する協定の条件を最終決定している」とのこと。この協議は今年2月から開始され、今回合意にいたるまで約3ヶ月を要したことになります。
また、AppleはGoogleとも協議を進めています。GeminiのAI機能のライセンスを取得するために議論しているといいますが、こちらはまだ合意につながってはいないようです。
AppleのソフトウェアとChatGPTがどのように統合されるかはいまだ不明ですが、ChatGPTの導入が実現すれば、AppleのAI機能がかなり期待できるものになるでしょう。
ChatGPT-4oのパワーはまるでSFの世界観
5月14日(火)日本時間未明に発表されたChatGPT-4oは、世界中の人の度肝を抜きました。
この新モデルでは、テキスト・音声・画像・動画を使ってほぼリアルタイムの自然な会話ができます。
ソフトウェアと恋に落ちる主人公を描いた映画『her』(2013年)を思い起こさせるテクノロジーです。
The similarity between Her (2013) and GPT-4o (2024) is striking. Living in the future!#GPT40 #GPT4 #OpenAI #ArtificialIntelligence #sciencefiction #ChatGPT #ChatGPT4o pic.twitter.com/O8mpyydCZJ
— Ondřej Svoboda (@ondrej_svoboda) May 14, 2024
デモ映像で使われている音声も、『her』のソフトウェアであるSamanthaを明らかに意識したトーンです。
なお、OpenAIのCEO・Sam Altmanは、以前から映画『her』の大ファンだと公言しています。今回のChatGPT-4oの発表時にも、「her」とだけツイートしています。
her
— Sam Altman (@sama) May 13, 2024
WWDC 2024で発表されるかも
Appleは、来月開催されるWWDCで、ここ数年で最大のアップグレードの1つと言われているiOS 18を発表する予定です。そこでは新しいAI機能が発表されると予想されています。
今年のWWDC 2024は6月12日(火)日本時間午前2時から。オンラインで誰でも参加できます。