2024年春に登場した「iPad Pro (M4)」は、まさに別次元の進化を遂げたタブレットです。
Appleが誇るM4チップ、驚異的に薄くなったデザイン、有機EL(Tandem OLED)ディスプレイなど、すべてがiPadの再定義と言える内容でした。
そして2025年現在、このモデルはまだ最新機種。
次期モデル「iPad Pro (M5)」の登場は2026年春頃と予測されており、今こそベストな買い時だと考えられています。
本記事では、iPad Pro M4の進化ポイントを整理しつつ、なぜ今買うべきなのかを詳しく解説していきます。
Apple史上最高に薄く、軽く、美しいボディ
Apple 13インチiPad Pro(M4):Ultra Retina XDR ディスプレイ、256GB、横向きの 12MP フロントカメラ/12MP バックカメラ、LiDAR スキャナ、Wi-Fi 6E、Face ID、一日中使えるバッテリー - スペースブラック
¥218,800iPad Pro M4最大の驚きは、その「薄さ」です。11インチモデルはわずか5.3mm、13インチは5.1mmという、Apple史上最薄の設計。これまでのiPad Proよりも大幅に薄く、手に取ったときの軽さと洗練されたデザインに驚く人も多いでしょう。
軽量化により、持ち運びやすさが劇的に向上。13インチという大画面でも、ビジネスバッグにスマートに収まります。
Tandem OLED搭載|最上級のディスプレイ
M4世代のiPad Proには、Appleとして初めて「Tandem OLED(タンデム有機EL)ディスプレイ」が採用されました。
これは従来の単層OLEDとは異なり、2枚のOLEDパネルを重ねる構造によって、画面の明るさとコントラストを飛躍的に向上させた次世代ディスプレイ技術です。
従来のOLEDが持っていた「明るさが足りない」「屋外で見にくい」といった弱点を克服し、最大1600ニト(HDR時)の輝度を実現。日差しの下でも驚くほど鮮明に表示され、HDRコンテンツでは眩しいほどのハイライトと深い黒が同居する、まさに映画館クオリティの映像体験が可能になっています。
また、Tandem OLEDは色の再現性にも優れており、P3広色域・True Tone・10bitカラー対応などにより、映像制作者やフォトグラファーが求める正確な色表現にも対応。特に暗部から明部までのグラデーションが滑らかで、黒が濁らずに沈む表現力は、液晶(IPS)ディスプレイでは再現不可能な領域です。
さらに、ProMotionテクノロジー(最大120Hzの可変リフレッシュレート)を組み合わせることで、Apple Pencilでの描画もより滑らかに。スクロールやアニメーションの表示も目に優しく、長時間の作業にも適しています。
このTandem OLEDは単なるスペック向上にとどまらず、ディスプレイがここまで美しくなると、もはやiPadでの映像体験に不満を感じなくなると言えるレベル。
プロの制作現場はもちろん、映画鑑賞や写真整理、ゲームプレイまでもがプロクオリティになる──それがM4 iPad Proの真価です。
M4チップ搭載|Mac級の処理性能
iPad Pro (M4)には、iPad史上初となる「M4チップ」が搭載されています。
このM4は、Appleシリコンの最新世代であり、iPad Proのために最適化された専用設計。前世代のM2チップと比べてCPU性能は最大1.5倍、GPU性能は最大4倍とも言われており、パフォーマンスと効率性の両立において飛躍的な進化を遂げています。
特筆すべきは、16コアのNeural EngineによるAI処理性能の向上です。これは毎秒38兆回の演算(TOPS)を可能にし、画像の自動補正、音声認識、リアルタイム翻訳、さらにはApple Intelligenceによるオンデバイス生成AI処理まで、複雑なAIタスクもローカルで高速に処理できる力を持っています。
また、グラフィック性能の向上も圧巻。Apple独自設計のGPUは、ハードウェアレベルでレイトレーシングに対応し、よりリアルな光と影の表現が可能に。映像制作や3Dレンダリング、建築CADのような業務アプリでも、高い再現性とレスポンスを発揮します。Procreateでの数百レイヤーの描画も滑らかで、Final Cut Proでの4K動画編集もストレスなく行えるほどの快適さです。
さらに、M4は従来のiPadと異なり、Macに限りなく近いアーキテクチャを採用しており、Stage Managerや仮想メモリ機能、複数ディスプレイ対応といったmacOS的な操作もより自然にこなせます。
つまり、iPad Pro (M4)は、単なるタブレットの枠を超えたプロフェッショナル向けのモバイルワークステーション。イラストレーター、動画編集者、建築設計、AI開発者に至るまで、さまざまなプロの現場で本気の道具として選ばれる理由が、このM4チップに凝縮されているのです。
実際に使ってみると、動画のエンコードや複雑なレイヤー処理も驚くほどスムーズ。iPadの可能性を本気で拡張したい人にはこれ以上ない選択肢です。
Apple Pencil Pro・新Magic Keyboard対応
iPad Pro (M4)は、同時に発表されたApple Pencil Proに完全対応。
ホバー表示、スクイーズ操作、触覚フィードバックなどを駆使し、より直感的で繊細な手書き体験が可能になりました。
また、専用の新しいMagic Keyboardも登場し、アルミボディで高級感ある外観に。トラックパッドも拡張され、まさにMacライクな作業環境を整えられます。
フェイスID、4スピーカー、Thunderbolt対応など全部入り
iPad Proは、ハードウェア面でもAirシリーズを大きく凌駕する「全部入り」のフラッグシップモデルです。
まず、Face IDの搭載は使い勝手に大きな違いを生みます。
iPad AirがTouch ID(電源ボタン内蔵)でのロック解除なのに対し、iPad Proでは画面をのぞくだけで即座にロックが解除され、パスワード入力も不要。
カバーを開いて顔を向けるだけでホーム画面にアクセスできる感覚は、iPhoneユーザーにとって非常に直感的で、日々のストレスを減らしてくれるスマートな体験です。横向きでも縦向きでもしっかり認識する設計になっており、キーボード使用時や映像視聴時にも自然な動作を妨げません。
音響面でも抜かりありません。4スピーカーシステムは、Airの2スピーカーとは異なり、ステレオ感と迫力が段違い。特に13インチモデルではスピーカーの配置バランスも最適化され、映画、ゲーム、音楽再生においてノートパソコン以上の臨場感あるサウンドが楽しめます。Dolby Atmos対応コンテンツとの相性も抜群です。
そして、Thunderbolt 4対応のUSB-Cポートは、プロユースにおいて真価を発揮します。
高解像度モニターとの接続、超高速SSDの使用、複雑なドッキングステーションの活用もシームレスに行えるため、まさに作業環境を持ち運べるモバイルデバイスとして活躍します。クリエイターや高度な処理を必要とするユーザーにとっては、これだけでもProを選ぶ理由になり得るでしょう。
カメラ性能もプロ仕様。12MP広角+10MP超広角カメラに加え、LiDARスキャナを搭載することで、被写体の距離や奥行きを瞬時に把握し、ARコンテンツや3Dスキャン、ポートレート撮影の精度を飛躍的に高めています。これはAirには搭載されておらず、撮影・記録・設計をタブレット1台で完結させたい人にとっては、非常に大きなアドバンテージです。
iPad Airとの違いは?本気で使い倒したいならProを選ぶ理由
iPad Air (M2) とiPad Pro (M4) を比較すると、主な違いは以下の通りです。
比較項目 | iPad Air M2 (2024) | iPad Pro M4 (2024) |
---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() |
チップ | M2 | M4 |
ディスプレイ | IPS液晶(60Hz) | OLED(120Hz ProMotion) |
認証 | Touch ID | Face ID |
カメラ性能 | シンプル | 高性能(LiDARあり) |
サイズ | 11インチ / 13インチ | 11インチ / 13インチ |
「本気でiPadを使い倒したい」ならProが圧倒的におすすめ。特に、映像編集・イラスト制作・マルチタスクを多用する人は、Proの恩恵を大きく実感できるはずです。
一方で、そこまでの処理性能を必要とせず、主にネット閲覧・動画視聴・メモや資料の整理などが中心という人には、iPad Airの方がコストパフォーマンスが高く、軽量で扱いやすい点でも魅力的です。
また、Apple Pencil Proに対応しつつ価格はProよりも抑えられているため、「創作もしたいけど、持ち運びやすさや価格も重視したい」というバランス重視派にはAirがぴったりの選択肢です。
2025年中は買い替えの最適タイミング
Appleの製品サイクル的に、次の「iPad Pro M5」は2026年春ごろに登場すると見られています。つまり、2025年はM4モデルが最新状態で使える1年間ということ。
今買えば、少なくとも1年近くは最上位機種を使いつづけられるという安心感があります。
iPad Pro (M4)を買うならどこ?
2025年6月現在、iPad Pro (M4)はApple公式ストアでも購入可能ですが、Amazonではポイント還元・即日配送・分割払いなどのメリットがあります。
ストレージ容量やWi-Fi / Cellularモデルの違いもあるので、自分に合った構成を見つけてみてください。
iPad Pro (M4) 13インチ
Apple 13インチiPad Pro(M4):Ultra Retina XDR ディスプレイ、256GB、横向きの 12MP フロントカメラ/12MP バックカメラ、LiDAR スキャナ、Wi-Fi 6E、Face ID、一日中使えるバッテリー - スペースブラック
¥218,800iPad Pro (M4) 11インチ
Apple 11インチiPad Pro(M4):Ultra Retina XDR ディスプレイ、 256GB、横向きの 12MP フロントカメラ/12MP バックカメラ、LiDAR スキャナ、Wi-Fi 6E、Face ID、一日中使えるバッテリー - スペースブラック
¥168,800まとめ|最高のiPadを、今手に入れる理由
iPad Pro M4は、すべての面で「今までのiPad」を凌駕するモデルです。
- Apple史上最薄のスタイリッシュなボディ
- Tandem OLEDによる圧巻の映像美
- M4チップの次世代パフォーマンス
- Face ID、Thunderbolt、4スピーカーなどのプロ仕様
- Apple Pencil Proで紙を超える手書き体験
そして、次期モデルまで約1年。今だからこそ、最新モデルを最長で堪能できるタイミングです。
iPadを道具以上の存在にしたいなら、iPad Pro M4がベストな選択です。