Amazonのスマートスピーカー「Echoシリーズ」の中でも、2025年に登場した新モデル Echo Dot Max と、フラッグシップの Echo Studio は注目度の高い存在です。どちらもAlexa搭載でスマートホームのハブとして活躍しますが、価格や音質、サイズ感、使いどころには大きな違いがあります。
ここでは両モデルの特徴を整理しながら、「自分に合うのはどちらか」を見極められるように比較していきます。
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Echo Dot Maxの特徴|コンパクトに全部入り
【New】Amazon Echo Dot Max (エコードットマックス)(2025年発売) - Alexaスピーカー、部屋中に広がるサウンド、スマートホームハブ内蔵、グラファイト
Echo Dot Maxは「小さな本体に便利さを全部詰め込んだ」新しいスタンダードモデルです。
従来のDotと比べると音質が大幅に向上し、0.8インチツイーターと2.5インチウーファーによる立体的なサウンドを実現。部屋の音響に合わせて自動調整する「ルームアダプテーション」にも対応していて、サイズを超えた音の広がりを楽しめます。
さらにスマートホームハブを内蔵。ZigbeeやMatter、Thread対応機器を直接つなげられるので、照明やエアコンなどを声だけでコントロール可能です。温度センサーや在室検知センサーも搭載しているので、「部屋が暑くなったら自動で扇風機をオン」といった使い方もできます。
それでいて価格は約1万5千円。手軽さと機能性を兼ね備えた、バランスの良い一台です。

Echo Studioの特徴|没入感を最優先する本格派
【New】Amazon Echo Studio (エコースタジオ) 最新モデル (2025年発売) - 没入感ある空間オーディオ、Dolby Atmos、スマートホームハブ内蔵、グラファイト
一方、Echo Studioはシリーズ随一の音質を誇るフラッグシップモデルです。
最大の特徴はDolby Atmos対応の空間オーディオ。3.75インチの大口径ウーファーと3基のフルレンジドライバーが作り出す立体的な音場は、映画館さながらの迫力。音楽や映画を「聴く」のではなく「浴びる」ように楽しめるのがStudioの魅力です。
もちろんスマートホームハブも内蔵し、Dot Max同様に自動化の中心として活躍。ただし重さは1.6kgを超え、価格も約4万円と3倍近くなるため、リビングの据え置き前提で「音質と没入感に投資したい人」向けといえるでしょう。

Echo Dot MaxとEcho Studioの比較表
Echo Dot MaxとEcho Studioは、どちらもスマートホームの中心を担いうる多機能モデルですが、実際に選ぶとなると「コンパクトさを取るか」「音の没入感を取るか」で大きく分かれます。価格差も3倍近くあるため、どんなシーンで使いたいかを明確にしておくと選びやすいです。
下の表では、サイズ・音質・機能といった主要なポイントを並べて整理しました。
項目 | Echo Dot Max | Echo Studio |
---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() |
価格(税込) | 約14,980円 | 約39,980円 |
サイズ・重量 | 109×109×99mm、約505g | 155×142×148mm、約1.63kg |
音質 | 0.8インチツイーター×1、2.5インチウーファー×1ルームアダプテーション対応、ロスレスHD | 3.75インチウーファー×1、1.5インチフルレンジ、Dolby Atmos+空間オーディオ、ルームアダプテーション、ロスレスHD |
スマートホーム機能 | Zigbee/Matter/Threadハブ内蔵温度・環境光・在室検知・タップ操作センサー搭載 | 同 |
接続性 | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3、eeroビルトイン | 同 |
体験の広がり | 2台でステレオペア可能Fire TVと連携してホームシアター化 | 2台でステレオペア可能Fire TVと連携するとDolby Atmosホームシアターに |
プロセッサ | AZ3(AIアクセラレータ搭載) | AZ3 Pro(AIアクセラレータ搭載) |
デザイン | 3Dニットファブリックのコンパクト設計。グラファイト、アメジスト、グレーシャーホワイトの3色 | モダンな3Dニット筐体据え置き前提の存在感 |
向いている人 | 個室やワークデスク中心にコスパよくスマートホームを整えたい人 | リビングで映画・音楽を没入感いっぱいに楽しみたい人 |
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表を見てわかるとおり、Echo Dot Maxは「小さくても全部入り」のコスパモデル、Echo Studioは「音質最優先」のフラッグシップです。
もし寝室や書斎など個室中心に使うならEcho Dot Maxで十分満足できるでしょう。逆にリビングで映画や音楽を迫力ある音で楽しみたいなら、Echo Studioの存在感は替えがききません。

どちらを選んでもスマートホームの中心として使えるので、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがベストです。
どちらを選ぶべき?
Echo Dot Maxがおすすめな人
Echo Dot Maxはコンパクトさとコスパの良さが魅力。日常使いの便利さを重視する人にぴったりです。
- まずはスマートスピーカーを気軽に試したい人
- 寝室やワークデスクなど個室で使いたい人
- 小さくても音質に妥協したくない人
- スマート家電を始めたいけど、別途ハブを買いたくない人
- コスパよく便利さを手に入れたい人
Echo Studioがおすすめな人
Echo Studioは音質と没入感を重視したモデル。リビングなど広い空間で本格的に楽しみたい人に向いています。
- 映画や音楽を臨場感たっぷりに楽しみたい人
- リビングに据え置いて家族で使いたい人
- テレビの音を大幅にグレードアップさせたい人
- Dolby Atmosや空間オーディオを体験したい人
- サウンドバー代わりに使いたい人
他モデルとの違いも整理
「Dot MaxやStudioと比べて、PopやDot、Spotはどうなの?」と思う人もいるはず。簡単に整理すると:
- Echo Pop:もっともシンプルで安いモデル。寝室や子ども部屋のサブ機に最適。
- Echo Dot:Dot Maxより価格を抑えつつ、音質や機能もある程度欲しい人にちょうどいい。
- Echo Spot:小さな画面付きで時計やアラーム表示に便利。ベッドサイドやデスク周りに最適。
- Echo Dot Max:Dotの上位版。コンパクトながら音質・センサー・スマートホームハブを強化した万能モデル。
- Echo Studio:シリーズ最上位。映画や音楽を圧倒的な没入感で楽しみたい人向け。
このようにラインナップ全体を見れば、「安さ」「画面付き」「音質」「スマートホーム対応」といった観点で、自分に合ったモデルが自然と見えてきます。
結論
個室やサブ用途ならEcho Dot Max、リビングのメイン機ならEcho Studioがおすすめです。
その上で「さらに安く試したい」ならEcho Pop、「画面付きが欲しい」ならEcho Spot、と考えると選びやすいです。
まとめ|結局どれを選ぶべき?
Amazon EchoシリーズはどれもAlexa対応で便利ですが、モデルごとに得意分野がはっきり分かれています。
- Echo Dot Maxは、コンパクトさと音質、そしてスマートホームハブ機能まで備えた万能タイプ。個室やワークスペースで使うなら最適です。
- Echo Studioは、映画や音楽を最高のクオリティで楽しみたい人向け。リビングに置けばサウンドバー代わりとしても活躍してくれます。
- Echo Pop/Dot/Spotも含めて見れば、用途や価格帯に合わせて幅広く選べるのがEchoシリーズの強みです。
結局のところ「どこで、どんなふうに使いたいか」が最大の判断基準。
寝室やデスク用ならPopやDot、画面付きが欲しいならSpot、バランスを重視するならDot Max、リビングで本格的に楽しみたいならStudio。こう整理すれば、自分に合った一台が見つかるはずです。


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