AirPodsやワイヤレスイヤホンが当たり前になった今でも、「Bluetooth非対応のオーディオ端子」は意外と多く残っています。飛行機の機内エンタメシステム、ジムのマシン、古めのカーステレオなどがその代表例です。
そんな時に活躍するのが「AirFlyシリーズ」。この記事では、Two Twelve South社の人気Bluetoothトランスミッター「AirFly SE」と「AirFly Pro」の違いと、それぞれが活躍するシーンについて詳しく紹介します。
1. AirFlyとは何か?簡単におさらい
AirFlyは、イヤホンジャックしかないデバイスでもBluetoothイヤホンを使えるようにするためのトランスミッター(送信機)です。3.5mmのオーディオジャックに挿し込むだけで、AirPodsなどのBluetoothイヤホンとペアリングが可能に。
「え、それだけ?」と思われるかもしれませんが、この「だけ」で快適さが大きく変わります。飛行機で有線ヘッドホンを借りる必要がなくなり、ジムではケーブルを気にせずトレーニングに集中できます。
2. AirFly SEとAirFly Proの主な違いは?
項目 | AirFly SE | AirFly Pro |
---|---|---|
モード | 送信(TX)のみ | 送信(TX)・受信(RX)両対応 |
同時接続数 | 1台のみ | 2台まで |
バッテリー持続時間 | 約20時間 | 約25時間 |
充電端子 | USB-C | USB-C |
重量 | 約10g | 約15g |
対応用途 | 飛行機・ジムなど送信モード限定 | 飛行機・ジム・カーステレオ・家庭用オーディオなど |
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AirFly SEは「送信専用」のシンプルモデル。1台のイヤホンとだけ接続できる仕様で、その分価格が抑えられています。
一方のAirFly Proは「全部入り」モデルで、Bluetooth受信機(レシーバー)としても使えます。つまり、有線スピーカーをワイヤレス化することも可能なんです。
それぞれを実際に使ってみると、音楽を聴いたり映画を観たりする際の音質や音声の遅延に関しては、SEとProの間に大きな違いは感じません。
どちらを選んでも、スムーズな接続とクリアな音声で快適に楽しめます。
3. どんなときに便利?使用シーンを解説
使用シーン① 飛行機での映画視聴に
AirFlyシリーズの最も代表的な活躍シーンといえば、飛行機。
機内のシートモニターにはたいてい3.5mmイヤホンジャックがあり、ここにAirFlyを接続すれば、手持ちのイヤホンやヘッドホンで快適に映画や音楽が楽しめます。
実際に筆者も、飛行機に乗るたびにAirFlyを愛用しています。
狭い座席でも有線ケーブルに煩わされることなく、使い慣れた自分のイヤフォンで快適にフライト時間を過ごせるのがおすすめポイントです。
ProでもSEでもどちらでも対応可能ですが、旅行中のバッテリー持ちを重視するなら、AirFly Proの長時間駆動(約25時間)は安心材料になります。
使用シーン② ジムのマシンでトレーニング
ランニングマシンやエアロバイクにも、意外とイヤホンジャックしかない機種が多いのが現実。
ここでもAirFlyを挿すだけで、自分のAirPodsと接続できます。ワークアウト中にケーブルが邪魔になる心配もありません。
こちらもSEで十分対応可能。ただし、2人で同じ音声を共有したい場合(たとえばカップルでトレーニング中に同じ音楽を聴くなど)は、Proの「2台同時接続」が活躍します。
使用シーン③ 車内でも使える?AirFlyの車での使い道
AirFly Proなら、RXモード(受信モード)を使って、Bluetooth非対応の車でもスマホから音楽を再生できます。たとえば、古い車のAUX端子にAirFly Proを挿し、スマホと接続すれば、YouTubeやSpotifyを車内スピーカーで楽しめます。
ただし、あくまで「補助的な用途」として考えるのがよいでしょう。
というのも、車での使用はFMトランスミッターやカーナビ側のBluetooth対応機器が増えており、AirFly Proが絶対必要なケースはやや限定的になっています。
どちらを選ぶべき?おすすめの選び方
AirFly SEがおすすめの人
- 飛行機やジムでの使用がメインな人
- シンプルに1台のイヤホンで使えればOKな人
- とにかく価格を抑えたい人(SEの方が3,000円ほど安価)
→ 最低限の機能で十分ならAirFly SEでコスパ良く始められます。
AirFly Proがおすすめの人
- 飛行機だけでなく車でも使いたい、家庭のスピーカーでもワイヤレスにしたい人
- 家族や友人と同時に映画を観たい人(2台同時接続可能)
- 出張や旅行でバッテリー持ちに余裕がほしい人
→ 幅広い場面で活用したい人にはAirFly Proが安心です。
4. 使用時の注意点&快適に使うコツ
- 接続前にAirFlyをONにしてペアリングモードにしておくこと
- AirPodsとの接続はAirPodsをケースに入れて蓋を開けた状態で行う
- Bluetoothの仕様上、音声にごくわずかな遅延があるため、音のタイミングが重要となる使い方には注意が必要です。
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あわせて持っておきたい周辺アクセサリー
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AirPods 4との比較検証はこちらをチェック:【2025年最新】AirPods 4とAirPods Pro 2はどっちがいい?新ノイズキャンセリングの違いを徹底解説

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まとめ:シンプルでいいならSE、応用力を求めるならPro
AirFly SEとPro、どちらも優秀なアイテムです。
価格差はあるものの、その差は「できることの幅」の違い。
「どんな場面で、どんなふうに使うか」を想像すれば、自分に合うモデルは自然と見えてくるはずです。
もし迷ったら、ちょっと贅沢してProを選んでおくと後悔しにくいかもしれません!