今年秋に発売するとみられる次世代Apple Watchが、より薄型になるかもしれません。
台湾のウェブサイトDigiTimesによると、次世代のApple Watchモデルのロジックボードは樹脂コーティングされた銅(RCC, Resin Coated Copper)を使用するとみられます。
新しい素材がApple Watchにもたらすメリット
今回報じられた新しい素材は、エポキシなどの樹脂でコーティングされた銅箔の薄い層です。これにより、本体内に搭載されるロジックボードがより薄くすることが可能になります。つまり、本体の薄型化が可能になるうえに、内臓バッテリーやセンサーなどの機構を搭載するためのスペースが生まれるというわけです。
さらに、この素材を使うことにより耐久性や耐水性が向上することが期待されます。
ヘルスケア機能の強化に期待
Appleは近年、Apple Watchのヘルスケア機能を強化することに注力しています。
例えば、今年発売されるApple Watchでは、血圧モニタリング機能や高血圧の検出機能、さらに睡眠時無呼吸の検出機能が搭載されるとみられています。このように、Appleは長期的なプロジェクトとして非侵襲的な血圧や血糖のモニタリングに注力しています。
このように、Apple Watchのさらなる多機能化において、今回の新素材の採用は重要な役割を担うといえるでしょう。
2025年発売のiPhone 17 Proにも導入か
Apple製品のアナリストであるMing-Chi Kuoは2023年10月、2025年に発売されるであろうiPhone 17 Proモデルが樹脂コーティングされた銅を採用する可能性があると伝えていました。これが実現すれば、Appleの今後数年の製品ラインナップでは、複数のデバイスで同様の新素材を使ったロジックボードが搭載される可能性があります。