MacBookを購入するときに気になるのが「いつまで使えるのか」という寿命の問題。せっかく高額な投資をするなら、できるだけ長く快適に使いたいものです。
この記事では、MacBook Air 13インチ・15インチ、MacBook Pro 14インチ・16インチの4モデルについて、寿命に関わる要素を徹底的に比較します。バッテリー持続時間、本体寿命、OS対応期間など、購入後の「使える年数」に直結する情報をまとめました。
MacBookの「寿命」を決める3つの要素
本体の物理的寿命|適切に使えば長期間使用可能
MacBookの本体そのものは、非常に堅牢な設計になっています。Appleは製品の使用年数を評価する際、macOSデバイスについて4年という基準を設定していますが、同時に「ほとんどのApple製品は耐用年数がこれよりも長く」とも述べています。
実際、2012年前後のMacBookを今でも現役で使っている人も少なくありません。適切に使用すれば10年近く使用できる場合もありますが、これはあくまで可能性であり、使用環境や頻度によって大きく変わります。
バッテリーの寿命|2〜4年で交換時期
バッテリーは消耗品です。MacBookのバッテリーは充放電回数1,000回を目安に設計されており、購入から2〜4年で交換が必要になることが一般的です。
毎日使用する場合、2〜3年でこの数値に到達することが多く、バッテリー最大容量が80%以下になると「修理サービス推奨」と表示されます。**バッテリー交換費用はMacBook Airで約24,000円〜、MacBook Proで約37,500円〜**となっています(AppleCare+未加入の場合)。
macOSサポート期間|実質的な使用可能期間
最も重要な要素が、macOSのサポート期間です。最新OSのアップデートが提供されなくなると、セキュリティリスクが高まり、新しいアプリも使えなくなります。
過去のデータから、MacBookは発売から約7〜8年でOSサポートが終了する傾向があります。ただし、Appleシリコン(M1以降)への移行により、Intelモデルは従来より早くサポートが打ち切られる可能性があることに注意が必要です。
各モデルのバッテリー持続時間比較
バッテリー持続時間が長いモデルほど、1回の充電で長く使えるため充放電回数が少なくなり、結果的にバッテリーの寿命が延びます。
| モデル | MacBook Air 13インチ(M4) | MacBook Air 15インチ(M4) | MacBook Pro 14インチ(M5) | MacBook Pro 16インチ(M4) |
|---|---|---|---|---|
| 外観 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| ディスプレイ | 13.6インチ | 15.3インチ | 14.2インチ | 16.2インチ |
| チップ | M4 | M4 | M5 / M4 Pro / M4 Pro Max | M4 Pro / M4 Pro Max |
| バッテリー持続時間 | 最大18時間 | 最大18時間 | 最大24時間 | 最大24時間 |
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バッテリー持続時間での選び方
MacBook Proシリーズは、Airシリーズと比較して6時間も長いバッテリー持続時間を実現しています。これは単に「充電なしで長く使える」というだけでなく、バッテリーの寿命延長にも直結します。
例えば、1日8時間使用する場合を考えてみましょう。
- MacBook Air(18時間)|2日に1回充電が必要 → 年間約180回充放電
- MacBook Pro(24時間)|3日に1回充電が必要 → 年間約120回充放電
この差は、5年使用すると300回分の充放電回数の違いになります。バッテリー寿命の1,000回という基準を考えると、Proモデルの方が交換時期を大幅に遅らせることができます。
各モデルの本体寿命に関わる耐久性
冷却システムの違い
MacBook Airシリーズはファンレス設計、MacBook Proシリーズはアクティブ冷却ファンを搭載しています。
MacBook Air(ファンレス)の特徴
- 静音性に優れる
- 埃の侵入が少ない
- 高負荷作業時には熱を持ちやすい
- 長時間の高負荷使用には不向き
MacBook Pro(ファン搭載)の特徴
- 高負荷作業でも安定した冷却
- 長時間のクリエイティブ作業に対応
- ファンメンテナンスが必要になる場合がある
- 埃の蓄積に注意が必要
動画編集や3Dレンダリングなど、高負荷な作業を頻繁に行う場合は、冷却システムが充実したProモデルの方が長期的な安定性が期待できます。ただし、通常の使用範囲内であれば、Airモデルでも十分な耐久性があります。
筐体の堅牢性
| 項目 | MacBook Air 13インチ | MacBook Air 15インチ | MacBook Pro 14インチ | MacBook Pro 16インチ |
|---|---|---|---|---|
| 重量 | 1.24kg | 1.51kg | 1.55kg | 2.15kg |
| 厚さ | 1.13cm | 1.15cm | 1.55cm | 1.68cm |
| 素材 | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム | アルミニウム |
すべてのモデルでユニボディアルミニウム筐体を採用しており、基本的な堅牢性に大きな差はありません。Proモデルはより厚みがあり内部構造も強固に設計されていますが、これが実際の使用での耐久性にどの程度影響するかは、個々の使用状況によって異なります。
macOSサポート期間の予測
最新のM4チップを搭載したモデルは、今後長期にわたってOSサポートを受けられる見込みです。
M4チップ搭載モデルの発売時期
- MacBook Air 13/15インチ(M4)|2025年3月発売
- MacBook Pro 14/16インチ(M4/M4 Pro/M4 Max)|2024年11月発売
過去の傾向から推測すると、これらのモデルは2032〜2033年頃までOSサポートが継続する可能性があります。つまり、どのモデルを選んでも7〜8年程度は最新OSで使えると考えられます。ただし、これはあくまで過去のパターンに基づく予測であり、Appleの方針変更により変わる可能性があることをご承知おきください。
チップ性能の違いによる将来性
| チップ | CPU | GPU | メモリ帯域幅 | 最大メモリ |
|---|---|---|---|---|
| M4 | 10コア | 10コア | 120GB/s | 32GB |
| M4 Pro | 14コア | 20コア | 273GB/s | 64GB |
| M4 Max | 16コア | 40コアコア | 546GB/s | 128GB |
性能面ではProモデル、特にM4 Pro/M4 Max搭載モデルが圧倒的に優れています。将来のソフトウェアがどれだけ高性能を要求するかは予測困難ですが、より高性能なチップを搭載したモデルの方が「快適に使える期間」は長くなる傾向があると考えられます。
価格と寿命のコストパフォーマンス
各モデルの価格(2026年1月時点)
| モデル | 構成 | 価格 |
|---|---|---|
| MacBook Air 13インチ | M4/16GB/256GB | 164,800円 |
| MacBook Air 13インチ | M4/16GB/512GB | 190,800円 |
| MacBook Air 15インチ | M4/16GB/256GB | 198,800円 |
| MacBook Air 15インチ | M4/16GB/512GB | 224,800円 |
| MacBook Pro 14インチ | M4/16GB/512GB | 248,800円 |
| MacBook Pro 14インチ | M4 Pro/24GB/512GB | 328,800円 |
| MacBook Pro 16インチ | M4 Pro/24GB/512GB | 398,800円 |
| MacBook Pro 16インチ | M4 Max/36GB/1TB | 554,800円 |
10年使用した場合の年間コスト
仮に10年間使用した場合の年間コストを計算してみましょう。
- MacBook Air 13インチ(164,800円)|年間約16,480円
- MacBook Air 15インチ(198,800円)|年間約19,880円
- MacBook Pro 14インチ(248,800円)|年間約24,880円
- MacBook Pro 16インチ(398,800円)|年間約39,880円
高価なProモデルも、長期間使用することを前提にすれば、1日あたりのコストは100円以下になります。
バッテリー交換コストも考慮
10年使用する場合、バッテリー交換は2〜3回必要になる可能性があります。
- MacBook Air|24,000円 × 2回 = 48,000円
- MacBook Pro|37,500円 × 2回 = 75,000円
ただし、Proモデルはバッテリー持続時間が6時間長いため、実際の充放電回数が少なくなり、交換回数を1回減らせる可能性があります。
用途別おすすめモデル|画面サイズと寿命で選ぶ
長期的に使うことを考えると、画面サイズは妥協しない方が良いでしょう。小さすぎる画面で無理をすると、外部ディスプレイが必要になり、結果的に追加コストがかかります。
MacBook Air 13インチ|携帯性最優先
基本スペック
- 画面|13.6インチ Liquid Retinaディスプレイ
- 重量|1.24kg(最軽量)
- 価格|164,800円〜
こんな人におすすめ
- 主に文書作成やブラウジング
- カフェや新幹線など狭いスペースでも使いやすい
- 軽量で持ち運びやすいモデルが欲しい
- 予算を抑えたい(16万円台から)
長期使用の注意点
長時間作業では画面が小さく感じる可能性があります。外出先での使用が多い人に最適ですが、自宅作業がメインなら15インチ以上を検討しましょう。
MacBook Air 15インチ|バランス重視
基本スペック
- 画面|15.3インチ Liquid Retinaディスプレイ
- 重量|1.51kg(14インチProより軽量)
- 価格|198,800円〜
こんな人におすすめ
- 画面の広さが欲しいけど予算を抑えたい
- 持ち運びもするが自宅作業も多い
- 軽めの写真編集や動画視聴
- 作業領域が広く快適なモデルが欲しい
長期使用のメリット
自宅と外出先の両方で使う人に最適なバランス型。14インチProより約340gも軽く、持ち運びの負担が少ない点も長期使用では重要です。
MacBook Pro 14インチ|プロ仕様のコンパクトモデル
Apple 2025 MacBook Pro 10 コアCPU、10 コアGPU のM5 チップ搭載ノートパソコン:Apple Intelligence のために設計、14.2 インチLiquid Retina XDR ディスプレイ、16GB ユニファイドメモリ、512GBのSSD ストレージ - スペースブラック
基本スペック
- 画面|14.2インチ Liquid Retina XDRディスプレイ
- 重量|1.55kg
- 価格|248,800円〜(M4)、328,800円〜(M4 Pro)
ディスプレイの特徴
- 高輝度(SDR輝度600ニト、ピーク輝度1,600ニト)
- ProMotionテクノロジー(最大120Hz)
- クリエイティブ作業に最適な色再現性
こんな人におすすめ
- 動画編集やプログラミングなどプロ作業
- 持ち運びもしたい
- 長時間のバッテリー駆動が必要(最大24時間)
- 高品質なディスプレイが必要
長期使用のメリット
M4 ProやM4 Max搭載モデルは性能が非常に高いため、5年後、10年後のソフトウェアにも対応できる可能性が高いです。
MacBook Pro 16インチ|据え置き型ワークステーション
基本スペック
- 画面|16.2インチ Liquid Retina XDRディスプレイ
- 重量|2.15kg(持ち運びには不向き)
- 価格|398,800円〜(M4 Pro)、554,800円〜(M4 Max)
こんな人におすすめ
- 据え置き型として使う
- 4K/8K動画編集や3Dレンダリング
- 最大の画面サイズと作業領域が必要
- 最高性能のMacBookが欲しい
長期使用のメリット
デスクトップ代わりに使う人に最適。最大128GBのメモリを搭載できるM4 Max構成なら、非常に高負荷な作業にも10年以上対応できる可能性があります。ただし、これは現時点での予測であり、将来のソフトウェアの要求スペックによって変わる可能性があります。
MacBookを長持ちさせる5つのコツ
1. バッテリーの充電を最適化
macOS標準機能の「バッテリー充電の最適化」をオンにすると、充電を80%で一時停止し、使用する直前に100%まで充電してくれます。これにより、バッテリー劣化を大幅に遅らせることができます。
2. 適切な温度環境で使用
MacBookは10〜35℃の環境で最も良く動作します。35℃を超える環境や、直射日光の当たる場所での使用は避けましょう。特に、夏場に車内で放置することは厳禁です。高温環境はバッテリー劣化を加速させる大きな原因になります。
3. 常に最新のmacOSにアップデート
最新のmacOSには、節電技術の向上やバグ修正が含まれています。アップデート通知が来たら、早めに更新しましょう。セキュリティ面でも最新OSを使用することが重要です。
4. 保護ケースやフィルムを使用
本体に傷があると買取価格が1〜3割減額されることも珍しくありません。将来的に買い替える際のリセールバリューを考えると、保護ケースは必須アイテムです。特にMacBookは高いリセールバリューを持つ製品なので、外観を綺麗に保つことは重要です。
5. 定期的なメンテナンス
キーボードの掃除、トラックパッドのクリーニング、不要なファイルの削除など、定期的なメンテナンスを行いましょう。特にProモデルのファン搭載機種は、年に1回程度のクリーニングをおすすめします。ただし、本体内部の清掃は専門家に依頼することをおすすめします。
AppleCare+の加入は必要か
AppleCare+の内容
- 保証期間を1年から3年に延長
- バッテリー交換が無償(最大容量80%未満の場合)
- 過失や事故による損傷の修理が割引価格
- エクスプレス交換サービス
加入費用(3年間)
- MacBook Air|約28,800円
- MacBook Pro 13/14インチ|約34,800円
- MacBook Pro 16インチ|約40,800円
加入すべき人
バッテリー交換費用(24,000〜37,500円)を考えると、AppleCare+の費用はほぼ元が取れる計算になります。
- 持ち運びが多く、落下や水濡れのリスクがある
- 電話サポートを頻繁に利用したい
- 安心して長期間使いたい
- バッテリー交換を無償で受けたい
長期使用を前提とするなら、AppleCare+への加入は検討する価値があります。特に、3年以内にバッテリー交換が必要になった場合、無償で交換できる点は大きなメリットです。ただし、3年を超えた場合は別途費用が必要になる点には注意が必要です。
まとめ|あなたに最適なMacBookは
MacBookの寿命は、使い方次第で大きく変わります。軽作業中心なら13インチAirでも7〜8年使える可能性が高く、プロ用途で高性能なProモデルなら8〜10年の使用も見込めます。
最終的な選択のポイント
- 予算重視なら → MacBook Air 13インチ(16万円台から、7〜8年程度使える見込み)
- バランス重視なら → MacBook Air 15インチ(20万円台、画面広く7〜8年程度使える見込み)
- 性能重視なら → MacBook Pro 14インチ(25万円台から、8〜10年程度使える高性能)
- 最長寿命を期待するなら → MacBook Pro 16インチ(40万円台から、最高性能で8〜10年以上の可能性)
最も大切なのは、自分の用途に合ったモデルを選ぶことです。過剰なスペックのモデルを買っても機能を持て余しますし、スペック不足では数年後に買い替えが必要になる可能性があります。
長く快適に使えるMacBookを選んで、充実したデジタルライフを送りましょう。
MacBookの選び方
▶︎ MacBook Air vs MacBook Pro
▶︎ MacBookのバッテリー性能比較
▶︎ MacBookのチップ性能比較






























