Appleは2025年9月9日のイベントで「Apple Watch Series 11」が、「Apple Watch Ultra 3」や「Apple Watch SE 3」とともに登場しました。
この記事では、新しく発表された健康管理機能から驚きのバッテリー性能まで、Apple Watch Series 11の特徴を徹底的に掘り下げます。
Apple Watchの最新モデル|新機能や特徴を徹底まとめ
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新型Apple Watch 11は何が変わった?
Apple Watch Series 11(GPSモデル)- 46mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド - M/L
Apple Watch 10 vs Apple Watch 11の比較
Apple Watchは年々進化を重ねていますが、Series 10からSeries 11への変化は「大きなデザイン刷新」というよりも、日常でじわじわ便利さを感じられる改良が中心です。
Series 10は、薄型化と新しいディスプレイ技術を取り入れた進化の大きいモデルでしたが、Series 11では通信やバッテリー性能に一歩踏み込んだひかえめのアップデートが見られます。
項目 | Apple Watch Series 10 | Apple Watch Series 11 |
---|---|---|
チップ | S10チップ | S10チップ |
ディスプレイ | LTPO3、広視野角OLED | 同じ |
健康機能 | 睡眠時無呼吸検出、水深・水温センサーなど | +高血圧アラート、睡眠スコア |
接続性/通信 | LTE、UMTS | 5G対応、LTE |
バッテリー/充電 | 最大18時間、高速充電 | 最大24時間、約15分の充電で最大8時間の通常使用 |
その他 | − | アルミニウムケースに新色スペースグレイ登場 |
Series 11で新しく追加された高血圧アラートは、血圧の数値を表示するわけではありません。光学センサーが心拍に伴う血管の反応を読み取り、「高血圧の可能性がある状態」を知らせてくれる仕組みです。医療機器と同等の精度は期待できないにしても、体調の変化に気づくきっかけを与えてくれる点では十分意味があるでしょう。
注目できるのは、もうひとつの改善であるバッテリー性能。駆動時間が最大24時間へと延び、さらに15分の充電で8時間の利用が可能になりました。朝の支度やちょっとしたスキマ時間に充電して1日安心して使えるのは、意外と実用性が高いポイントです。
さらに、5G対応により通信環境が一歩進化しました。外出先でも安定してデータ通信ができるようになり、通知やアプリのレスポンスがよりスムーズになります。
ただし正直に言えば、チップはS10のまま、ディスプレイもSeries 10と全く同じで、進化と呼べる部分はバッテリーと通信性能くらいです。そのため、価格が下がったSeries 10を選ぶのもアリですし、どうせなら2026年のSeries 12を待つ、という判断も十分あり得そうです。
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Apple Watch Series 11の主な特徴3つ
1. 高血圧アラートを含む健康機能の強化

Series 11で一番の注目は、新しく加わった高血圧アラートです。正確な血圧数値を表示するわけではなく、「血圧が高めの傾向にある」と知らせてくれる仕組み。数値管理ができないぶん物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、普段気づかない体の変化をキャッチしてくれるのは安心感につながります。すでに睡眠時無呼吸の通知や心拍・心電図といった実績があるだけに、日常の健康モニタリングはさらに一歩先へ進んだといえます。
2. 省電力で安定した5G通信に対応

Apple Watch 11は5Gに対応しました。これはスマートウォッチやIoT機器向けに最適化された省電力型の5G規格で、従来のLTEよりも効率的。iPhoneを持たずにランニングや外出をするときでも通信が安定し、バッテリーの持ちも改善されています。特にApple Musicのストリーミング再生やメッセージ送受信を頻繁に使う人には、実用的な恩恵が大きいです。
3. バッテリー時間が24時間へ延長

Series 11では、バッテリー駆動時間が最大24時間に伸びました。Series 10では18時間だったので、丸1日フルに使える安心感はかなり大きな違いです。さらに、高速充電も健在で、15分の充電で8時間使えるのは忙しい毎日にありがたい進化。朝の支度中にサッと充電して、そのまま一日使えるのはかなり便利です。
デザインの変化は新色スペースグレイの追加のみ

2025年のApple Watch 11は外観の大きな変化はなく、基本デザインはSeries 10をそのまま受け継いでいます。唯一の新要素としてアルミニウムケースにスペースグレイが加わりましたが、他はSeries 10と同じ。大多数の人にとってはそこまで決定打にはならないでしょう。
そもそもSeries 10の時点で筐体は大幅に薄型化され、完成度が高いデザインになっていたため、今回は見た目よりも血圧アラートや5G対応といった実用機能の強化に重きを置いたアップデートになっています。
発表と発売日
9月10日に予約注文がはじまり、9月19日に発売されます。

価格
価格は64,800円から。ケース(アルミニウム/チタニウム)やサイズ、バンドの選択で価格が変わります。
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watchOS 26で広がる体験
Apple Watch Series 11は最新のwatchOS 26をプリインストールして登場。AIを活用した「Workout Buddy」や、手首を振るだけで通知を閉じられる新しいフリック操作など、日常の使いやすさを高める機能が追加されます。
Apple Watch 10を買う?11を買う?それとも12を待つ?
Apple Watchを検討していると、どうしても「どのタイミングで買うのがベスト?」と悩んでしまいますよね。Series 10と11はどちらも完成度が高いモデルですが、買うべきかどうかは自分が何を重視するかで変わってきます。
高性能とコスパ重視ならSeries 10
Series 10はデザインの進化で大きく薄型化された記念碑的なモデルです。完成度が高いため、価格が落ち着いてきた今はかなりコスパのいい選択肢といえます。Series 11とチップ・ディスプレイともに同一。最新のバッテリーや通信機能にこだわらなければ、Series 10は長く満足できる一台になります。

最新のバッテリー性能や5Gを体験したいならSeries 11
Series 11は見た目こそ大きな変化はないものの、最大24時間のバッテリーや5G対応といった実用面のアップデートがあります。iPhoneを持たずにセルラーモデルを活用したい人にはSeries 11が安心。充電のタイミングに悩まされたくない人や、とりあえず最新性能を持っておきたいという人に特におすすめできます。新色スペースグレイも好みに合えばプラス要素です。
将来性を狙ってSeries 12を待つのもアリ
もし今すぐ買い替えの必要がないなら、2026年以降に登場が予想されるSeries 12を待つのも一つの手です。Series 12ではデザインのさらなる進化や、新しいセンサー、衛星通信などが盛り込まれる可能性があり、もう一歩踏み込んだ進化を実現してくれるしれません。
- 「コスパ重視」なら大きな進化を味わえるSeries 10
- 「バッテリーや最新通信を重視」なら最新Series 11
- 「今すぐ買い替えの必要がない」「もっと進化が見たい」ならSeries 12待ち
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一緒に揃えたいおすすめアクセサリー
Apple Watchを長く快適に使うなら、充電環境を整えておくと安心です。特に外出先や旅行先での充電は、ちょっとした準備で日常のストレスをぐっと減らしてくれます。ここではApple Watchと相性の良いおすすめの充電アクセサリを紹介します。
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 35W, For Apple Watch)
外出先でApple WatchとiPhoneを同時に充電できるモバイルバッテリー。大容量ながら持ち運びしやすく、Apple Watchをサッと充電できるスタンド機能付き。出張や旅行の必需品です。
CIO NovaWave 3Way+ [3in1 Qi2 & Apple Watch 充電器]
自宅や職場での常設充電に便利なスタンド型。iPhone・Apple Watch・AirPodsをまとめて充電でき、デスクの上がスッキリします。MagSafe対応でiPhoneを固定しながら充電できるのも魅力。
Anker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1 Stand)
こちらも3in1充電器ですが、スタイリッシュなデザインで、リビングやベッドサイドに置いても馴染みやすいモデル。Qi2対応でワイヤレス充電の効率もアップしています。
まとめ
Apple Watch Series 11(GPSモデル)- 46mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド - M/L
Apple Watch Series 11は、見た目こそSeries 10から大きく変わらないものの、バッテリー性能向上や5G対応といった実用的な進化がしっかり盛り込まれました。派手さはないけれど、日常の安心感や通信の快適さを確実に底上げしてくれる堅実なアップデートです。
買い替えを検討している人にとっては、「さらなる進化を待つべきか、それとも機能重視でいま選ぶべきか」が悩みどころ。ただ、Series 11は一日中のバッテリー持ちやセルラー利用を重視する人にとって十分に価値のある一台といえるでしょう。
来年以降のSeries 12で大きな変化が来る可能性もありますが、今年のモデルも「待つ」だけではもったいない、そんな一台になっています。
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