ドコモの家族向け割引は、いくつかの仕組みが重なっているのが特徴です。ざっくり言うと、次の三層構造になっています。
特に、2025年から始まった新料金プラン(ドコモMAX / ドコモポイ活MAX/20 など)でも、この仕組みは基本的に継承されています。
この記事では、その中心である「みんなドコモ割」と「
ファミリー割引」、そして光・電気のセット割までを整理し、家族構成別にどのくらいお得になるのかをイメージしやすくまとめます。
ドコモを徹底解説
▶︎ 【2026年最新】ドコモの家族割を徹底解説|みんなドコモ割・ファミリー割引・光セット割まで
1. ドコモの「家族割」割引はお得?結論から整理
まず最初に、ドコモの家族向けの割引・優遇を一覧で整理しておきます。
| 区分 | 名称 | 役割・内容 | 主な対象 |
|---|---|---|---|
| 家族グループ | 家族グループを作り、グループ内通話の無料化(対象プラン同士)・各種割引の前提になる仕組み | ドコモの音声契約全般(ahamoなど一部は優遇内容が異なる) | |
| 月額割引 | 同じファミリー割引グループ内の「対象プラン」の回線数に応じて、スマホ1回線あたりの月額を割引 | 5Gギガホ系・5Gギガライト系、新料金プラン(ドコモ MAX / ポイ活MAX/20 / ポイ活mini など) | |
| セット割 | ドコモ光を契約し、対象スマホプランと組み合わせることで、スマホ1回線あたりの料金を割引 | ドコモ光+対象スマホプラン | |
| セット割 | home 5G契約と対象スマホプランを組み合わせることで、スマホ料金を割引 | home 5G+対象スマホプラン | |
| セット割 | ドコモでんきセット | ドコモでんきと対象スマホプランを組み合わせることで、ポイント還元などの優遇を受けられる | ドコモでんき+対象スマホプラン |
ここでいう「家族割」の中心となるのが、以下の二つの割引です。
さらに、自宅のネット回線や電気までドコモに揃えると、ドコモ光セット割・
home 5G セット割・ドコモでんきの優遇も適用できます。
2. みんなドコモ割の基本仕様と条件
2-1. 割引内容と対象プラン
「みんなドコモ割」は、
ファミリー割引グループ内のスマホ回線数に応じて、1回線あたりの月額料金が下がる仕組みです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | |
| 割引額(新プランの代表例) | ドコモ MAX / ドコモ ポイ活MAX/20 / ドコモ ポイ活mini などでは、2回線で1回線あたり月550円引き、3回線以上で1回線あたり月1,100円(税抜)=1,210円(税込)引き |
| 割引額(旧ギガプラン) | 旧5Gギガホ / 5Gギガライト などでは、3回線以上で1回線あたり1,100円(税込)の割引が基本(新規受付は終了しているが、既存利用者は継続中) |
| カウント対象 | |
| グループ上限 | |
| 申し込み方法 | 事前に |
ポイントは、次の二つです。
- 「
ファミリー割引」グループに入っていることが大前提
- 回線数が増えるほど、1回線あたりの割引額も増える
特に、新料金プラン(ドコモ MAX / ポイ活MAX/20 など)では、3回線以上で1回線あたり「税込1,210円」引きになるため、家族3〜4人でまとめたときの総額インパクトはかなり大きくなります。
2-2. 「ファミリー割引」グループと家族の範囲
みんなドコモ割を使うための土台になるのが「
ファミリー割引」です。
これは、「ドコモの回線をまとめるための家族グループ」と考えるとイメージしやすいです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | |
| グループ上限 | 最大20回線まで同一グループに登録可能 |
| 家族の範囲(例) | 三親等以内の親族(配偶者・子・親・兄弟姉妹・祖父母・孫など)。事実婚・同性パートナーも含め、一定条件のもとでグループに入れる |
| 住所条件 | 同居・別居は不問。実家と一人暮らしの子ども、単身赴任中の親なども同一グループにできる |
| 主な特典 | グループ内の国内通話が無料になる料金プラン同士の通話無料/ |
「ファミリー割引」は、同じ住所に住んでいる家族だけが対象というわけではありません。
実家は地方、子どもは都市部で一人暮らし、といったパターンでも、親子・兄弟姉妹であれば同じグループに入れます。
また、ahamo回線はファミリー割引グループに参加できますが、
みんなドコモ割の「カウントだけされる」扱いになります。つまり、親がドコモ MAX、子どもがahamoという構成でも、「親側の割引額を増やすための人数カウント」としては有効です。
2-3. 他社家族割とのざっくり比較
「みんなドコモ割」の位置づけをつかみやすくするために、他社の代表的な家族割と比べてみます。
| 項目 | ドコモ | 楽天モバイル | ソフトバンク(例:新みんな家族割) |
|---|---|---|---|
| 家族割の名称 | 最強家族割 | 新みんな家族割など | |
| 割引額のイメージ | 2回線で1回線あたり550円引き、3回線以上で1回線あたり1,100円〜1,210円引き(プランによる) | 1回線あたり110円引き(元の料金が安いぶん、割引額は控えめ) | 2回線目以降で550〜1,100円引きなど、プラン・回線数に応じて変動 |
| 条件の複雑さ | 条件は比較的シンプル(家族グループ+年齢別割引) | 光回線・固定回線とのセット前提が多く、やや条件多め | |
| 強み | 回線数が増えるほど割引額が大きくなる。光・home 5G・電気とのセットで総額を大きく下げやすい | 元の料金が安く、シンプルに「低料金×家族割」で抑えられる | セット組み合わせ前提での割引額が大きい |
| 詳細 |
ドコモは、割引額そのものも大きい一方で、「ファミリー割引」「
みんなドコモ割」「
ドコモ光セット割」「ドコモでんき」などをどう組み合わせるかで実質負担が大きく変わってくるのが特徴です。
3. セット割(光・home 5G・ドコモでんき)の仕組み
3-1. ドコモ光セット割の概要
ドコモの家族割を語るうえで欠かせないのが、自宅のインターネット回線とのセット割です。とくに利用者が多いのが「ドコモ光セット割」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名称 | |
| 条件 | ドコモ光を契約し、 |
| 対象プランの例 | ドコモ MAX 系、旧5Gギガホ / 5Gギガライト など(対象プランは公式サイトで随時更新) |
| 割引内容 | スマホ1回線あたり数百円〜1,100円(税込)程度の割引。プランによって金額が異なる |
| 適用範囲 |
- ドコモ光(自宅インターネット)の月額は通常どおり支払う
- その代わり、グループ内のスマホ料金がそれぞれ少しずつ安くなる
家族で複数回線を使っている場合、トータルで見るとかなり大きな割引になります。
3-2. home 5G・ドコモでんきとの組み合わせ
固定回線ではなく、工事不要の home 5G を使う場合は「home 5G セット割」が適用されます。
また、「ドコモでんき」を組み合わせると、スマホ料金に直接引かれる形ではなく、dポイント還元などの形で「実質的な割引」が追加される仕組みになっています。
- 一軒家でがっつりネットを使う家庭
- 賃貸で工事が難しく、home 5Gで済ませたい家庭
- すでにドコモ光・ドコモでんきを使っていて、スマホ側を見直したい家庭
こうしたケースでは、家族割とセット割をセットで考えると、トータルコストをかなり下げやすくなります。
4. 家族構成別の料金イメージ
ここからは、具体的な家族構成をイメージしながら、ドコモの家族割をどう活用できるかを見ていきます。
金額は、説明しやすいように「ドコモ MAX などの標準的な料金帯」をざっくり前提にしたイメージです(実際に計算するときは、必ず公式サイトの料金シミュレーターで確認するのがおすすめです)。
4-1. 両親+高校生 3人家族で、ドコモに完全統一するパターン
前提となる構成は次の通りです。
- 親A:ドコモ MAX のスマホ+ドコモ光と紐づく代表名義
- 親B:ドコモ MAX のスマホ
- 高校生の子ども:データ使用量に応じたスマホプラン(MAX 20GBなどを想定)
- 自宅:ドコモ光を契約
このときの割引のイメージを整理すると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 親A・親B・子どもの3回線を同一グループに登録 | |
| 3回線なので、1回線あたり月1,100〜1,210円程度の割引(対象プランの場合) | |
| 同じ3回線が、プランに応じてさらに数百円〜1,100円程度割引 | |
| 合計効果 | 各回線から「 |
シンプルに言い換えると、「ドコモのスマホを3台+自宅のネットもドコモ光にまとめると、1回線あたりの実質料金がかなり下がる」構造です。
たとえば、もともと1回線あたり8,000円前後のプランだとしても、
という形で、1回線あたり2,000円前後が下がるケースもあります。
3人分で見れば、月に6,000円近い差になることもあり、「大手キャリアなのに、思ったより高くない」という水準に落ち着きやすくなります。
4-2. 親はドコモ、子どもはahamoというハイブリッド構成
次は、最近よくある「親はドコモ本体、子どもはahamoで節約」という組み合わせです。
- 親:ドコモ MAX(または旧ギガホ系)
- 子ども:ahamo(20GBのシンプルなオンライン専用プラン)
この場合のポイントは、次の通りです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 親と子どもを同じ | |
| ahamo回線は「割引の対象外だがカウントには入る」ため、親側の割引額を増やせる | |
| 子どもの料金 | ahamo側は、 |
| 親のメリット | 子どもを含めて2〜3回線以上になれば、 |
たとえば、「親1人+子ども1人」の2回線構成でも、親側は「みんなドコモ割(2回線)」で、すでに1回線あたり550円程度の割引を受けられます。
さらに、実家側で祖父母などを同じファミリー割引グループにまとめると、
- 祖父母:ガラケーからスマホへの乗り換えでドコモ MAX mini など
- 親:ドコモ MAX
- 子:ahamo
という形で、「みんなドコモ割の回線数を活用しながら、子どもはシンプルな安いプラン」というバランスを取りやすくなります。
4-3. 実家はドコモ一式、子どもは別居だが同じグループに入れるパターン
最後に、よくある「実家は地方で両親が暮らしていて、自分は都市部で一人暮らし」というケースを考えてみます。
- 実家:両親がドコモ MAX とドコモ光を契約
- 自分:一人暮らしでドコモ MAX(またはmini)を利用
この場合も、次のような形でまとめることができます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 自分と実家の両親を同じ | |
| 3回線(自分+両親)で最大ランクの割引額に到達 | |
| セット割 | 実家側の |
つまり、「実家のドコモ光」が、自分のスマホ料金の割引に適用できます。
一人暮らし側で固定回線を別途引いていなくても、「グループ全体でみんなドコモ割の割引額が最大に近づく」「自分のスマホにも
ドコモ光セット割が適用されるという二重のメリットを受けられるケースがあります。
5. ドコモ家族割の申し込み手順と注意点
5-1. ファミリー割引グループの作り方
ドコモの家族割を最大限活用するには、まず「ファミリー割引」のグループ作成から始める必要があります。流れは次の通りです。
- 代表者(親など)がドコモの音声回線を契約していることを確認する
- ドコモショップ、インフォメーションセンター、またはオンライン手続きで「
ファミリー割引」の申込を行う
- 家族の回線を追加登録する(名義や住所が違っていても、家族であることを申告)
- 対象のスマホ料金プラン(ドコモ MAX など)に加入する
- ドコモ光 / home 5G / ドコモでんきがあれば、同じ名義か
ファミリー割引グループに紐づける
みんなドコモ割自体は「別途申し込み不要」で、条件を満たしていれば自動適用されます。
初月〜数カ月分の請求書を確認し、きちんと割引が入っているかだけはチェックしておくと安心です。
5-2. よくあるつまずきポイント
ドコモの家族割まわりで、勘違いしやすいところをいくつか挙げておきます。
- 「同一名義じゃないとダメ」と思い込んでしまう
実際には、親子・兄弟姉妹・祖父母など、別名義でもファミリー割引グループに参加できます。
- ahamoを「家族割の対象外だから意味がない」と判断してしまう
ahamo自身は割引額の対象外ですが、みんなドコモ割のカウントには入ります。親側の割引額を増やす目的で組み合わせる価値は十分あります。
ドコモ光セット割を「スマホ1回線分だけの割引」と誤解している
実際には、ファミリー割引グループ内の対象スマホ回線すべてが割引対象になります。家族が多いほど、光セット割の効果も大きくなります。
- 旧プランの扱いを忘れてしまう
eximo / ギガホ / ギガライトなど、新規受付が終了したプランでも、既存契約者は当面継続利用が可能で、みんなドコモ割・
ドコモ光セット割の対象になっているケースが多いです。ただし、将来的なプラン統合や条件変更の可能性はあるため、節目ごとに見直しをしておくのが無難です。
6. どんな家族にドコモの家族割が向いているか
ドコモが特に相性がいい家族像
- 大手キャリアの安心感(サポート・ショップ数・通信品質)を重視したい
- 自宅のネットも含めて、ドコモにまとめるつもりがある
- 家族のスマホ回線が3回線以上ある
- 実家と一人暮らしなど、離れて暮らす家族も含めて1グループで管理したい
一方で、別の選択肢を検討した方がよいケース
- とにかく月額を最安に近づけたい(1回線あたり1,000円台前半を狙いたい)
- 自宅の固定回線をドコモ光に変える予定がない
- 店舗サポートよりもオンライン完結・シンプルな仕組みを重視したい
こうした家庭では、楽天モバイルやワイモバイルなど、シンプルな低料金のキャリアを軸に考えた方が、トータルの支出は抑えやすくなります。
ドコモの家族割は、
という三段構えになっています。
自分の家族構成(人数・年齢・居住形態)と、「どこまでドコモにまとめられるか」を一度紙に書き出してみると、「ドコモで固めた方が得なのか」「一部だけ大手に残して、残りはサブブランドにするのか」といった判断がしやすくなります。









