iPhoneを使っているけれど、通信費をもっと抑えたい……そう考えている人に注目されているのが「楽天モバイル」です。
実はここ最近、eSIM対応や通信エリアの改善に加えてApple Watch連携まで進化していて、iPhoneとの相性がぐっと良くなっています。
とはいえ、「楽天モバイルってちゃんとつながるの?」「iPhoneで不具合ないの?」といった不安の声も根強く、契約をためらっている人も多いかもしれません。
本記事では、実際にiPhone 16と楽天モバイル(eSIM)を併用している筆者の視点から、
- iPhoneで使う場合のメリット・注意点
- 通信品質(電波の強さ)
- eSIMの設定・使い勝手
- テザリングやApple Watch連携の可否
といったポイントを実体験を交えて徹底検証。
Appleユーザーにとって本当に「アリ」なのか、リアルな使用感をもとにご紹介します。
楽天モバイルの料金体系|データ使用量に応じて自動で変動
楽天モバイルの料金は、月々のデータ使用量に応じて自動で段階的に変わる「Rakuten最強プラン」が基本です。2025年時点での最新情報をもとに、以下のような体系になっています。
月間データ利用量 | 月額料金(税込) |
---|---|
〜3GB | 1,078円 |
〜20GB | 2,178円 |
20GB以上(無制限) | 3,278円 |
- 通話:楽天リンクアプリを使えば国内通話が無料
- テザリング:追加料金なしで無制限利用可能
- eSIM対応:申し込み後すぐに利用開始可能(物理SIM不要)
通話も「Rakuten Link」アプリ経由なら国内通話が10分まで無料でかけ放題。ちょっとした通話なら料金がかかることはないので、筆者もよく利用しています。
テザリングも自由に使うことができるため、iPhoneのテザリングを利用して、iPadやMacBookでも自由にインターネットを楽しめます。
さらに、楽天市場でのポイント倍率アップや楽天ひかりとのセット割など、楽天経済圏ユーザーにとっては恩恵が大きいのも特徴です。
iPhoneで楽天モバイルを使うには?eSIMと物理SIMの選択
2025年現在、iPhone 12以降のモデルであれば、楽天モバイルのeSIMに正式対応しています。
物理SIMでも使えますが、利便性の観点ではeSIMのほうが圧倒的におすすめです。
eSIMのメリット
- SIMカード不要、オンラインで契約直後に即日開通できる
- 海外旅行やサブ回線との併用がしやすい
- iPhone内で複数SIMを切り替えられる
楽天モバイルでは、公式アプリやマイページから簡単にeSIM発行・再発行が可能なので、iPhoneユーザーとの相性はかなり良好です。
実際の通信速度と電波品質は?
楽天回線は基地局の整備が着実に進んでおり、2025年4月時点で「人口カバー率99.9%」を達成しています。都心部では楽天単独のエリアも増えており、日常的な利用には十分なレベルに達しています。
とはいえ、電波の性質上、建物の構造や地形によって通信品質が左右されることがあるため、注意が必要です。特に屋内の奥まった場所や、山間部・海沿いなどでは自動的にパートナー回線(au)へ切り替わる場面もあります。この場合、通信速度が低下したり、一時的に接続が不安定になる可能性があります。
◎ 安定して使えたシーン(実機検証)
- 東京メトロ(地下鉄)全線:駅構内・トンネル内でも安定して通信可能。移動中の地図アプリ利用やLINE送受信にも支障なし。
- 東海道新幹線(東京〜名古屋区間):動画視聴はやや途切れる場面があるが、SNS・チャット・ニュース閲覧などは問題なく行える。
- 都市部のオフィス街・住宅街:新宿・渋谷・梅田・名駅周辺など、主要都市の屋外では常に快適な速度を維持。
△ 通信品質に注意したいシーン
- 山間部や海沿いの観光地:建物外でも電波が弱くなることがあり、特に高所・トンネル付近では圏外になるケースも。
- 鉄筋コンクリート造の建物内:大型ショッピングモールや地下フロアでは楽天回線が弱くなる場合あり。場所によってはパートナー回線でも遅延を感じることがある。
筆者はiPhone 16 Proに楽天モバイルeSIMを設定して全国各地で約5年半利用していますが、日常生活の範囲ではほとんど困る場面はなく、メイン回線として問題なく運用可能というのが率直な印象です。
テザリング・Apple Watch連携は?
テザリング:◎ 問題なし
iPhone 16 × 楽天モバイル(eSIM)では、テザリングは問題なく使用可能です。
PCやiPadとの接続もスムーズで、複数端末での利用を前提としたモバイルワークにも十分対応できます。
Apple Watch連携:◎ セルラー通信にも正式対応
楽天モバイルは、2024年11月よりApple Watchのセルラーモデルに対応した「電話番号シェアサービス」の提供を開始しています。
このサービスを利用すれば、iPhoneを持ち歩かなくても、Apple Watch単体で通話・メッセージ・通知などが可能になります(月額550円/税込)。
筆者もApple Watch Series 10で実際に使用していますが、外出先でもスマホなしで通知を受け取れるのは非常に便利。ランニングや買い物など、ちょっとした外出時の自由度が格段に上がりました。
もちろん、これまで通りのBluetooth接続(iPhoneが近くにある場合)での利用も可能なので、iPhoneと一緒に持ち歩く方は特に設定を意識する必要はありません。

こんな人には楽天モバイルが向いている!
- iPhoneの利用で月額料金を抑えたい人
- 楽天市場や楽天トラベルを使っている人
- テザリングやモバイルワークを日常的に行う人
- 通話を無料で済ませたい人(Rakuten Link活用)
逆に、
- 山間部や地下エリアで常に安定した通信を求める人
には、楽天モバイルをサブ回線として利用することをおすすめします。
iPhoneと一緒に使いたいアクセサリー&サービス
楽天モバイルを契約するなら、iPhone周りも一緒に整えておくと快適です。
【急速充電対応】2025年最新!おすすめモバイルバッテリー

→ MacBook・iPadも同時充電可能な高出力モデル。楽天モバイルのテザリング時にも便利。旅行や外出先でも安心です。
【Apple WatchとiPhone両方対応】Apple Watchユーザーにぴったり

→ iPhone・Apple Watchに同時に充電可能。洗練されたデザインで所有欲も満たされます。
【iPhone 16シリーズ向け】おすすめ保護フィルム・ケース
Ringo MagazineのiPhone 16フィルム特集・iPhone 16ケース特集でタイプ別に詳しく紹介中!
まとめ:iPhone × 楽天モバイルは、賢い選択肢
iPhoneユーザーにとって、楽天モバイルは確かに「安くて便利」な回線のひとつです。特に、
- eSIMの扱いやすさ
- テザリングの安定性
- 楽天ポイント連携
といった点では、他社にはない独自の魅力があるといえます。
一方で、電波の安定性やApple Watch連携には制限もあるため、「完全にメイン回線として使う」のか「副回線として賢く使う」のかを、ライフスタイルに合わせて選びましょう。
【関連ページ】楽天モバイル公式ページはこちら