朝起きたら、昨晩充電器に差したはずのiPhoneが充電されていない。そんな経験、ありませんか?全国のiPhoneユーザーの約65%が充電トラブルを経験しているというデータもあり、決して珍しいことではありません。
でも安心してください。充電できない原因の多くは、実は自分で解決できるんです。この記事では、最新情報をもとに、iPhoneの充電トラブルを解決する方法と、長く快適に使うための予防策をお伝えします。
iPhoneが充電できない主な7つの原因
まずは、自分のiPhoneが充電できない原因を特定しましょう。原因がわかれば、適切な対処法も見えてきます。
| 原因 | 主な症状 | 緊急度 |
|---|---|---|
| 充電ポートの汚れ | ケーブルが奥まで入らない | 中 |
| ケーブルの断線 | ケーブルを動かすと一時的に充電される | 高 |
| 電源アダプタの故障 | 他のケーブルでも充電できない | 高 |
| iPhone本体の過熱 | 本体が熱くなっている | 中 |
| バッテリーの劣化 | 充電しても減りが早い | 高 |
| iOSの不具合 | 特定のアップデート後に発生 | 中 |
| 充電上限設定(iPhone 15以降) | 80%で止まる | 低 |
原因①:充電ポートにホコリやゴミが詰まっている
毎日ポケットやバッグに入れて持ち歩くiPhone。知らないうちに充電ポートにホコリや繊維くずが入り込んでいます。これが原因でケーブルがしっかり差し込めず、充電できないケースは本当に多いんです。
充電ポート内部を懐中電灯などで照らしてみてください。奥にホコリが見えたら、それが原因かもしれません。
原因②:充電ケーブルの断線や劣化
見た目は普通でも、内部で断線していることがあります。特にコネクタ部分は、抜き差しのたびに力が加わるため、断線が起こりやすい箇所です。
ケーブルの外観に次のような異常がないか確認してみましょう。
- 被覆の破れやひび割れ
- コネクタ部分の変色や変形
- ケーブルを曲げると反応する(断線の兆候)
原因③:電源アダプタの出力不足や故障
充電器本体の故障や出力不足も見落としがちな原因です。特に100円ショップなどで購入した安価な充電器は、出力が不足していることがあります。
2025年現在、iPhoneの急速充電には20W以上の出力が推奨されています。古い充電器を使い続けている方は、出力をチェックしてみてください。
原因④:iPhone本体の過熱による安全機能の作動
高温の環境で使用したり、充電しながらゲームをしたりすると、iPhoneが過熱することがあります。本体温度が35℃を超えると、バッテリーを保護するために充電速度が制限されたり、80%以上の充電が停止されることがあるんです。
特に夏場の車内(60℃以上になることも)や、直射日光の当たる場所での使用には注意が必要です。
原因⑤:バッテリーの経年劣化
iPhoneのバッテリーは消耗品です。充電と放電を繰り返すことで徐々に劣化し、最終的には交換が必要になります。
バッテリー劣化の目安
- iPhone 14以前:約500回の充電サイクルで最大容量80%
- iPhone 15以降:約1,000回の充電サイクルで最大容量80%
設定から「バッテリー」→「バッテリーの状態」で最大容量を確認できます。80%を下回っている場合は、交換を検討する時期かもしれません。
原因⑥:iOSやソフトウェアの不具合
iOSのアップデート直後に充電できなくなるケースもあります。ソフトウェアの一時的な不具合が原因の場合、再起動やアップデートで解決することが多いです。
原因⑦:充電上限設定(iPhone 15以降の新機能)
iPhone 15以降のモデルには、バッテリーの寿命を延ばすための「充電上限設定」機能があります。デフォルトで80%に設定されている場合があり、これが原因で「充電されない」と感じることがあります。
今すぐできる!充電トラブルの解決法
ステップ1|充電ポートを清掃する
必要なもの
- 乾いた綿棒または専用クリーニングキット
- 懐中電灯
手順
- iPhoneの電源を切る
- 懐中電灯で充電ポート内部を確認
- 乾いた綿棒で優しく汚れを取り除く
- 強く押し込まず、表面をなぞるように清掃
注意:金属製のピンやつまようじは、端子を傷つける可能性があるので避けてください。
ステップ2|別のケーブルや充電器で試す
予備のケーブルがある場合は、交換して充電できるか確認してみましょう。これだけで問題が解決することも多いんです。
もし予備がない場合は、この機会にMFi認証を取得した高品質なケーブルを用意することをおすすめします。
ステップ3|iPhoneを再起動する
一時的なソフトウェアの不具合は、再起動で解決することがあります。
機種別の再起動方法
- iPhone 8以降・SE(第2世代以降):音量上げるボタンを押してすぐ離す→音量下げるボタンを押してすぐ離す→サイドボタンをAppleロゴが表示されるまで長押し
- iPhone 7シリーズ:サイドボタンと音量下げるボタンを同時に長押し
ステップ4|温度を下げる
本体が熱くなっている場合は、充電を一旦中断して涼しい場所に移動させましょう。扇風機の風を当てるのも効果的です。
ただし、冷蔵庫や保冷剤で急激に冷やすのはNG。結露が発生して故障の原因になります。
ステップ5|充電上限設定を確認(iPhone 15以降)
「設定」→「バッテリー」→「充電上限」で、設定を確認してみてください。80%に設定されている場合は、必要に応じて100%に変更できます。
ステップ6|iOSを最新版にアップデート
「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から、最新版のiOSが配信されていないか確認しましょう。アップデートで不具合が修正されることがあります。
長く使うための予防策|バッテリー寿命を延ばす習慣
習慣1|20%〜80%の範囲で充電を保つ
リチウムイオンバッテリーは、満充電や完全放電の状態を避けることで寿命が延びます。理想は常に20%〜80%の間で充電を保つことです。
習慣2|「最適化されたバッテリー充電」をオンにする
この機能をオンにすると、iPhoneがあなたの使用パターンを学習し、充電完了のタイミングを調整してくれます。
例えば、毎朝7時に起きる習慣がある場合、夜中は80%で充電を止めておいて、朝に100%になるよう調整。満充電状態が長時間続かず、バッテリーへの負担が軽減されます。
「設定」→「バッテリー」→「バッテリーの状態と充電」から簡単に設定できます。
習慣3|高温・低温環境を避ける
バッテリーは温度に敏感なので、次のような環境はできるかぎり避けるように注意しましょう。
避けるべき環境
- 夏場の車内(60℃以上になることも)
- 直射日光の当たる場所
- 寒冷地での長時間使用
- 充電しながらの高負荷な使用(ゲームなど)
習慣4|充電しながらの使用を控える
充電中にスマホを使うと熱が発生しやすくなり、バッテリーに負担がかかります。特にゲームや動画視聴などの高負荷な操作は、なるべく避けましょう。
習慣5|定期的な充電ポートの清掃
月に1回程度、充電ポートの状態をチェックし、ホコリがたまっていたら清掃しましょう。予防することで、突然の充電トラブルを防げます。
信頼できる充電アクセサリーの選び方
粗悪な充電器やケーブルは、iPhoneにダメージを与えるだけでなく、火災の原因にもなりかねません。安心して使える製品を選ぶポイントだけ、押さえておきましょう。
MFi認証はApple公認の印
MFi認証(Made For iPhone/iPad/iPod)は、Appleが他社製アクセサリーとiPhoneの互換性を保証するマークです。
MFi認証製品のメリット
- iPhoneに認識され確実に充電・データ転送ができる
- iOSアップデート後も安心して使える
- 純正品と同等の充電速度
- 過電流・過電圧などの保護機能付き
| 認証 | 意味 | 重要度 |
|---|---|---|
| MFi | Appleが品質を保証 | ★★★ |
| PSE | 日本の電気用品安全法に適合 | ★★★ |
| USB PD | 急速充電規格に対応 | ★★☆ |
おすすめの出力は20W以上
2025年現在、iPhoneの急速充電には20W以上の出力が推奨されています。iPhone 14 Proの場合、30分で0%から約60%まで充電可能です。
出力別の充電時間の目安(iPhone 14で0%から100%の場合)
- 5W:約3時間
- 20W:約1時間半
- 30W以上:約1時間(iPhone側の受電上限により)
耐久性の高いケーブルを選ぶ
チェックポイント
- 折り曲げテスト回数(10,000回以上が目安)
- ナイロン編組やシリコン素材
- コネクタ部分の補強構造
- ユニボディ設計
質の良いケーブルは、初期投資は少し高くても、長期的にはコスパが良くなります。
バッテリー交換が必要なサイン
以下のような症状が出たら、バッテリー交換を検討する時期です。
チェックリスト
- 最大容量が80%を下回っている
- 1日もたないことが増えた
- 充電の減りが極端に早い(1時間で30%以上減少)
- バッテリー残量の表示がおかしい(急に減る、増える)
- 本体が膨張している
- 設定画面に「バッテリーに関する重要なメッセージ」が表示される
- 急なシャットダウンが頻繁に起こる
3つ以上当てはまる場合は、バッテリー交換をおすすめします。
バッテリー劣化の確認方法
手順
- 「設定」を開く
- 「バッテリー」をタップ
- 「バッテリーの状態と充電」をタップ
- 最大容量とピークパフォーマンス性能を確認
最大容量の目安
- 90〜100%:良好、問題なし
- 80〜90%:許容範囲、使用感で不満があれば交換検討
- 80%未満:Appleでは交換推奨ライン
iPhone 15以降のモデルでは、充放電回数や製造日も確認できるようになりました。
バッテリー交換の選択肢
Apple正規サービス
- メリット:純正バッテリー、データ保証、AppleCare+対象
- デメリット:価格が高め、予約が必要、データバックアップ必須
- 料金:機種により異なる(13,800円〜)
認定修理店
- メリット:即日対応、データそのまま、比較的安価
- デメリット:品質にばらつきがある可能性
- 料金:正規より安価(8,000円〜)
よくある質問(FAQ)
Q1:充電ケーブルを挿しても充電マークが表示されません
A:まず充電ポートの汚れを確認してください。次に、別のケーブルや充電器で試してみましょう。それでも改善しない場合は、本体の故障の可能性があります。
Q2:ワイヤレス充電ができません
A:iPhoneケースを外して試してみてください。厚みのあるケースや金属製のケースは、ワイヤレス充電を妨げることがあります。また、充電パッドの位置を調整してみましょう。
Q3:充電が80%で止まってしまいます
A:iPhone 15以降は「充電上限設定」、それ以前のモデルは「最適化されたバッテリー充電」が有効になっている可能性があります。設定から確認してみてください。
Q4:100円ショップの充電器は使って大丈夫?
A:緊急時の一時的な使用なら問題ありませんが、長期使用はおすすめしません。出力不足や品質の問題で、充電に時間がかかったり、iPhoneにダメージを与える可能性があります。
Q5:純正ケーブルと他社製品、どちらがいいですか?
A:MFi認証を取得した他社製品がおすすめです。純正同等の品質で、価格は純正より安く、耐久性が高いモデルも多く販売されています。
まとめ|日々の習慣が大切
iPhoneの充電トラブルの多くは、日々の使い方を少し見直すだけで予防できます。
今日から始められること
- 充電ポートを定期的にチェック
- 信頼できるMFi認証のアクセサリーを使う
- 20〜80%の範囲で充電を保つ
- 高温環境での使用を避ける
- バッテリーの状態を定期的に確認
大切なiPhoneを長く快適に使うために、ぜひこの記事でご紹介した方法を試してみてください。もし自分で解決できない場合は、無理をせずApple正規サービスや認定修理店に相談することをおすすめします。
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