新しいiPad Airは、ディスプレイの美しさがいっそう進化するかもしれません。 Display Supply Chain ConsultantsのCEO・Ross Young氏によると、2024年5月第2週頃に発表予定のiPad Airは、現行のiPad Proと同じ12.9インチにサイズアップし、mini LEDディスプレイが搭載される見込みです。
mini LEDディスプレイのメリットとデメリット
「mini LED」は、より小さなLEDチップを使用して、より大きなチップと同じ明るさを生成するテレビディスプレイの最新技術です。
そのメリットは、小型化された設計により、照明レベルのより細かい制御が可能になることです。また、HDR映像における表現の輝きが増し、より深い黒色の表現が可能になることが期待できます。さらに、消費電力が抑えられるため、バッテリー持ちも改善されるでしょう。
一方で、mini LEDのデメリットは、多くのLEDを搭載しているために発熱が発生しやすくなることです。適切な冷却システムにより過熱を防ぐ工夫が重要となります。
iPadシリーズの今後の展望
iPad Airにmini LEDが搭載される一方で、次世代のiPad Proモデルは、有機EL(OLED)ディスプレイに移行することが広く期待されています。これにより、消費電力を削減できるほか、より滑らかな映像表現が実現するでしょう。
このように、次世代のiPadシリーズは、それぞのラインナップでディスプレイの進化が顕著な一年となりそうです。
さらに、BloombergのPower On newsletterによれば、新しいMagic KeyboardやApple Pencilなどのアクセサリーが同時に登場するとのことです。
発表は2024年5月2週目か
iPad ProおよびiPad Airの発表時期は、当初2024年3月または4月上旬になるとされていました。しかし、BloombergのMark Gurmanによれば、「新しいデバイスのソフトウェアを仕上げる」ために、5月第2週を目処に遅延が発生しているといいます。
iPadシリーズは、なんと約18ヶ月という長期間にわたって新しい製品を発表していません。この長いオフシーズンを経て、今回の新製品は、今までで最大の発表の一つとなることが見込まれています。