2024年に登場したiPad Air M2とiPad Pro M4。見た目はよく似ていますが、中身はまったくの別物です。「どちらを選べばいいの?」「Proは本当に必要?」「ディスプレイは何が違うの?」と迷っている人も多いはず。
この記事では、AirとProの最新モデルを徹底比較し、ぴったりの1台を見つけるためのヒントをわかりやすく紹介します。
iPad Air M2 vs iPad Pro M4:基本スペック比較
項目 | iPad Air M2 (2024) | iPad Pro M4 (2024) |
---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() |
チップ | M2(最大15% CPU/25% GPU向上) | M4(最大50% CPU/4倍 GPU向上) |
ディスプレイ | 液晶(IPS/60Hz) | Tandem OLED(120Hz ProMotion) |
カメラ | Touch ID搭載、前後12MP | Face ID+横向きカメラ+LiDAR |
スピーカー | ステレオ(横向き) | クアッドステレオで臨場感アップ |
重量・薄さ | 11インチ:約460g/6.1mm厚 | 11インチ:約444g/5.3mm厚、13インチ:579g/5.1mm厚 |
ストレージ | 128GB〜1TB | 256GB〜2TB(LiDAR・Nano glass は上位) |
Apple Pencil対応 | 第2世代・USB‑C・Apple Pencil Pro | Apple Pencil Pro/第2世代USB‑C |
接続性 | USB‑C、Wi‑Fi6/5G | Thunderbolt/USB‑4、Wi‑Fi6E/5G |
ディスプレイ:LED vs OLED、ここが一番の違い
iPad Air M2は高精細なLiquid Retinaディスプレイ(IPSテクノロジー搭載LED)を採用していますが、リフレッシュレートは60Hz止まり。普段使いには十分ですが、滑らかな動きや黒の深みではiPad Pro M4に軍配が上がります。
iPad Pro M4は、Apple初のTandem OLEDディスプレイを搭載。
120HzのProMotion対応で、画面のスクロール、Apple Pencilの追従性、映画やゲームの映像体験すべてが段違いです。特に黒の表現力は圧巻で、映像を本気で楽しみたい人には大きな魅力となります。
- iPad Air M2は従来通りのIPS液晶・60Hz。高精細&高輝度ですが、Proの「滑らか表示」や「漆黒の黒」には敵いません。
- iPad Pro M4は世界初のTandem OLED(2枚重ね)、120Hz ProMotion。赤外線カメラのような深い黒と、超高速のスクロールが魅力です。
性能:M2とM4、何がどれだけ違う?
iPad Air M2には、MacBook Airにも使われているApple M2チップが搭載されています。日常使いはもちろん、画像編集や軽い動画制作にも対応できる十分なパフォーマンスです。
一方で、iPad Pro M4は最新のM4チップを搭載。CPU処理やグラフィック性能、機械学習の処理速度が大幅に向上し、今後のAIアプリやクリエイティブ作業にも余裕をもって対応できます。
動画編集や3Dモデリングなど、重めの作業を日常的に行う人にとっては、M4のパワーが大きな差になります。
- M2チップ(Air)でも通常の作業や軽い動画編集には十分な能力があり、日常使いには快適。
- M4チップ(Pro)はその上をゆく性能。複雑なグラフィック処理やAIワークロードにも対応可能です。
サイズと重さ:13インチでも軽いのはどっち?
iPad Air M2 (2024) | iPad Pro M4 (2024) | |
11インチ | 重さ:462g/厚さ:6.1mm | 重さ:444g/厚さ:5.3mm |
13インチ | 重さ:617g/厚さ:6.1mm | 重さ:579g/厚さ:5.1mm |
両モデルとも11インチと13インチの2サイズが展開されており、画面サイズは同じですが、重さと薄さはProのほうが優秀です。
特に13インチProは約579gで、旧モデルの12.9インチProよりも軽量。さらに筐体の薄さは業界最薄レベルで、持ち運びのしやすさが魅力です。
一方、Airの13インチモデルも約617gと十分軽く、バッテリー持ちも良好。通勤・通学や旅行のお供にしたい人にもバッチリです。
- Airは軽量で扱いやすい(11インチは462gで6.1mm厚 / 13インチで617g・6.1 mm厚)
- Proは更に薄く軽量化(11インチは444g・5.3mm厚 / 13インチで579g・5.1mm厚)。持ち心地重視のユーザーに好評です。
カメラ・スピーカー・アクセサリ対応は?
カメラ面ではProに軍配が上がります。iPad Pro M4はLiDARスキャナ搭載で、ARコンテンツや3Dスキャンにも対応。マイク・スピーカーの性能も映画や音楽向けに最適化されています。
ただし、Apple Pencil ProやMagic Keyboardへの対応は両モデル共通。イラスト制作や資料作成などの作業にはどちらでも快適です。
コストパフォーマンスは?価格差の分の価値はある?
価格面では大きな差があります。たとえば11インチWi-Fiモデルで比較すると以下の通り。
- iPad Air M2(128GB):約118,800円(税込)
- iPad Pro M4(256GB):約174,800円(税込)
Proはストレージが256GBからのスタートで、最新のM4チップ、OLEDディスプレイ、筐体の軽量化、Thunderbolt対応など、確かにスペックの高さでは他を圧倒します。
動画編集や3Dデザイン、音楽制作など、Macに近いレベルの作業をタブレットで完結させたい人にとっては、その価格に見合う価値が十分あるでしょう。
一方で、日常のブラウジング、ノート取り、SNS、写真整理、PDFへの書き込み、軽めのイラスト制作といった「生活や仕事の補助的な使い方」がメインであれば、iPad Air M2のスペックで十分満足できるという声は非常に多く見られます。
実際、AirとProのどちらもApple Pencil ProやMagic Keyboardに対応しており、操作体験や周辺機器の自由度も高く、約5〜6万円の価格差をどう捉えるかが判断のポイントになります。
性能に余白を持たせたい人にはProがベストですが、「できること」と「やること」を冷静に考えると、Airは今もなお非常に賢い選択肢だと言えるでしょう。
結論:どちらを選ぶべき?用途別におすすめを整理
使い方 | おすすめモデルと理由 |
---|---|
書類作成/SNS/動画視聴中心 | iPad Air (M2):性能と価格のバランスが秀逸 |
イラスト・PDFマーカー・動画編集 | iPad Air (M2):Apple Pencil Pro対応で手書きも快適 |
120Hz表示やProMotionを活かしたい | iPad Pro (M4):滑らかな動作と深い黒が得意 |
プロ向け作業(映像編集・3Dなど) | iPad Pro (M4):能力とアクセサリ最適化、Thunderbolt対応などが魅力 |
iPad Air (M2)がおすすめな人

- ブラウジングやYouTube、メモ、PDF閲覧などが中心
- Apple Pencilを使ってノートやイラストを描きたい
- 本体価格を抑えつつも、性能は妥協したくない
iPad Pro (M4)がおすすめな人

- 映像・デザイン・音楽制作などプロ用途で使いたい
- 滑らかなスクロールやOLEDの美しさを体験したい
- 長く使える最上級モデルを選びたい
- コスパ重視&普通使いなら「Air M2」または最新の「Air M3」がおすすめ。
- 画質・動作の滑らかさを重視/創作やクリエイティブ作業が多いなら「Pro M4」の価値が活きます。
今ならM2モデルは在庫限り!Proよりコスパで選ぶなら「買い」のタイミング
iPad Air M2はすでにApple公式での販売が終了しており、現在はAmazonや家電量販店でのみ購入可能。しかも、M4登場後の今は価格が下がりやすい時期です。
ストレージや周辺機器の互換性もあり、「M2モデルを選ぶ」という賢い買い方も十分アリ。
iPad Air (M2)の新品をお得な価格で手に入れられるのは、在庫がある今のうちです。
iPad Air (M2) 11インチ
Apple 2024 11インチiPad Air (Wi-Fi, 256GB) - スペースグレイ (M2)
¥106,800iPad Air (M2) 13インチ
Apple 2024 13 インチiPad Air (M2): Liquid Retina ディスプレイ、256GB、横向きの 12MP フロントカメラ/12MP バックカメラ、Wi-Fi 6E、Touch ID、一日中使えるバッテリー - スペースグレイ
まとめ:見た目は似て非なる2モデル。選ぶ基準は「何に使うか」
iPad Air M2とiPad Pro M4は、見た目は似ていても中身は大きく違います。ディスプレイ・チップ・拡張性・価格帯まで、細かな部分にそれぞれの「設計思想」が見えてきます。
迷ったら、「自分はiPadで何をしたいか?」を明確にすることがベストな選び方です。
コスパ重視のAir、パフォーマンス重視のPro。あなたの使い方に合った1台を、賢く手に入れましょう。