Apple Watchは毎年進化を続けていますが、2025年秋に登場したApple Watch Series 11とApple Watch Ultra 3は、方向性が異なる2つのモデルです。Series 11は「日常使いの完成度を高めた万能モデル」、Ultra 3は「運動やハードな環境に挑むためのタフモデル」という立ち位置。
この記事では、両モデルを徹底比較しながら、「自分に合っているのはどっちか?」をわかりやすく解説していきます。
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サイズとディスプレイ|普段使いか、冒険仕様か

サイズの違い|Series 11は2つのサイズ、Ultra 3は大型サイズのみ
- Series 11は40mm/46mmの2サイズ展開。アルミニウムやチタニウム素材から選べ、軽量で日常に馴染むデザインが魅力です。カラーバリエーションも豊富で、普段のファッションに合わせやすいのが特徴。
- Ultra 3は49mmの大型チタニウムケースのみ。MIL規格準拠の耐久性と、がっしりとしたアウトドア仕様のデザインは存在感抜群。軽快さよりも「頼れる相棒感」を重視する人にぴったりです。
「軽さやファッションとの相性を重視するならSeries 11」「多少ごつくてもタフさが欲しいならUltra 3」と考えると分かりやすいでしょう。
ディスプレイの違い|明るさと表示領域
- Series 11は最大2,000ニトの明るさ。LTPO3広視野角OLEDを採用しており、日常的な使用なら十分以上の視認性を確保しています。
- Ultra 3は最大3,000ニト。広大な49mmディスプレイは、直射日光の下や雪山、海辺などの過酷な環境でもしっかり見える頼もしさがあります。
もし屋外での活動が多いならUltra 3の方が安心。反対に、日常生活での視認性を求める程度ならSeries 11で十分です。
通信とバッテリー性能
通信性能の違い|衛星通信が欲しいならUltra 3

- Series 11 は5G・LTE対応。ランニング中にiPhoneなしで音楽をストリーミングしたり、出張先でiPhoneを充電中でも連絡を取れるなど、日常の範囲であれば十分すぎる通信性能を備えています。
- Ultra 3 はさらに進化し、5G・LTEに加えて 衛星通信に対応。携帯の電波が届かない山奥や海の上でも緊急SOSを発信でき、まさに命を守るための機能です。
日常生活で使うならSeries 11で不満はありませんが、「もしもの安心感」を求めるならUltra 3に軍配が上がります。
バッテリー性能|日常使いか長期アウトドアか
- Series 11は最大24時間駆動。低電力モードを使えば最大38時間まで持ちます。さらに高速充電に対応し、15分で約8時間の使用が可能です。
- Ultra 3は最大42時間駆動、低電力モードでは最大72時間までと驚異の「3日間バッテリー持ち」を実現。しかも15分の充電で最大12時間の使用ができるので、キャンプや長距離移動など電源のない環境でも安心です。
外出先で短時間の充電が多い人はSeries 11、長時間の活動に対応したい人はUltra 3がベスト。
健康管理・ウェルネス機能の差|アクティビティ性能に差あり

どちらもApple Watchの強みである健康機能をしっかり搭載しています。心電図(ECG)、血中酸素ウェルネス、皮膚温センサー、睡眠スコア、そして2025年に新しく登場した「高血圧アラート」機能など、日常の体調を把握するには十分なラインナップ。
ただし、Ultra 3はより「環境に対応できる計測機能」に強みがあります。たとえば、40mまで対応する水深計や高精度2周波GPS、-500mから9,000mまで対応する高度計など、アウトドアやスポーツ向けに特化した機能が充実。Series 11はあくまで「生活に寄り添う健康デバイス」、Ultra 3は「極限環境でも活躍する計測デバイス」と言えるでしょう。
耐久性|タフさで選ぶならUltra 3一択
- Series 11は50m耐水、日常生活やスイミングには十分な性能。
- Ultra 3は100m耐水に加え、40mまで対応する水深計やMIL規格準拠のテストをクリアした頑丈なケースを搭載。スキューバダイビングや過酷な登山、雪山スポーツなどでも安心して使える仕様になっています。
もし時計をハードに使うシーンが多いなら、Ultra 3のタフさは非常に心強いポイントです。
Apple Watch Series 11 vs Apple Watch Ultra 3を比較
どちらも同じS10チップを搭載し、健康管理や安全機能に関してはほぼ共通していますが、使う目的や用途が異なるのがポイントです。Series 11は日常使いにちょうどよい万能型、Ultra 3は耐久性やバッテリー、通信性能に特化したプロ仕様。どちらを選ぶかは「日常の快適さ」か「極限環境での安心感」かによって変わってきます。
項目 | Apple Watch Series 11 | Apple Watch Ultra 3 |
---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() |
発売日 | 2025年9月19日 | 2025年9月19日 |
ケース素材・サイズ | 42mm / 46mm アルミニウム or チタニウム | 49mm チタニウムケース |
ディスプレイ | 常時表示Retinaディスプレイ、LTPO 3 OLED、最大1,000ニト | 常時表示Retinaディスプレイ、広視野角LTPO3 OLED、最大2,000ニト |
チップ | S10チップ、W3ワイヤレスチップ | 同 |
メモリ / 容量 | 64GB | 同 |
健康機能 | 心電図アプリ、血中酸素ウェルネスアプリ、睡眠記録、手首皮膚温、睡眠時無呼吸の通知、高血圧アラート | 同 |
安全機能 | 転倒検出・衝突事故検出、緊急SOS、海外での緊急通報 | 同 |
通信 | LTE(GPS+Cellularモデル)、Bluetooth 5.3、Wi-Fi 4(2.4GHz) | 5G/LTE(GPS+Cellularモデル)、Bluetooth 5.3、Wi-Fi 4(2.4GHz/5GHz)、衛星通信機能 |
位置情報 | GPS(L1)、GLONASS、Galileo、QZSS | GPS(L1)、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou |
バッテリー | 最大24時間(低電力で38時間)、高速充電(15分で最大8時間) | 最大42時間(低電力で72時間)、高速充電(15分で最大12時間) |
耐久性 | 50m耐水、6m水深計、Ion-Xガラス、IP6X防塵 | 50m耐水、40m水深計、Ion-Xガラス、IP6X防塵 |
スピーカー | シングルスピーカー | デュアルスピーカー |
その他 | 手首フリック・ダブルタップ対応、デバイス上のSiri | 手首フリック・ダブルタップ対応、デバイス上のSiri、UWB対応で精密なiPhone探索 |
価格 | 64,800円〜 | 129,800円〜 |
Series 11は、これまでのモデルから大きく飛躍したわけではありませんが、日常の健康管理や通知を快適にこなすには十分な完成度です。価格も6万円台からと比較的手に取りやすく、「毎日の相棒」として無理なく選べるのが強み。
Ultra 3は一方で、ディスプレイの明るさ2倍・バッテリー最大42時間・衛星通信対応といった、アウトドアや専門用途で生きる進化を搭載しています。登山やマリンスポーツなど過酷な環境に身を置く人にとっては、大きな安心材料になるでしょう。
ただし正直に言えば、健康機能やソフトウェア体験はほぼ同じで、Ultra 3の真価を発揮できるのは限られたユーザー層です。多くの人にとってはSeries 11で十分で、価格差を考えると「冒険や特殊な環境で使う予定があるかどうか」が購入の決め手になるはずです。


価格と選び方|あなたの毎日に合うのはどっち?
Series 11とUltra 3で大きく違うのは「ディスプレイサイズ」「画面の明るさ」「バッテリー持ち」「衛星通信の有無」「アクティビティ性能」「耐久性」の6点です。
Apple Watch Ultra 3(GPS + Cellularモデル)- 49mmナチュラルチタニウムケースとアンカーブルーオーシャンバンド
¥127,178ディスプレイは大きいほど一度に見える情報量が増え、屋外での視認性も上がります。アクティブにアウトドアで使うなら、明るくてタフで電池がもつUltra 3が相性抜群。衛星通信による緊急SOSまで備わるので、山や海での心強さは段違いです。
Apple Watch Series 11(GPSモデル)- 46mmスペースグレイアルミニウムケースとブラックスポーツバンド - M/L
¥68,390軽い付け心地がほしいならApple Watch Series 11がおすすめです。Series 11は42mmと46mmの2種類を展開しています。一方、Ultra 3は49mmのワンサイズのみで、小柄な手首だと大きすぎると感じる人も少なくありません。Apple Watchは一日中つけっぱなしの相棒。単に「大きい=正義」ではないのが重要なところです。普段づかいでの快適さ、重さ、袖口との干渉などを考えると、スタンダードモデルであるSeries 11のほうが使いやすいという人も。
迷ったらこの基準で選ぼう
- 日常の健康管理・仕事・通勤が中心 → 軽快で扱いやすいSeries 11。明るさ・機能・価格のバランスが良く、毎日にちょうどいい。
- 登山・トレイルラン・ダイビングなどアウトドアが主役 → 高輝度ディスプレイ、長時間バッテリー、タフネス、衛星SOSまで備えたUltra 3がベター。
- 手首が細い/装着感を最優先 → サイズ選択肢があり、装着バランスに優れるSeries 11が安心。
- 極力充電回数を減らしたい → 実働時間に余裕のあるUltra 3。連泊のアクティビティでも頼もしい。
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一緒に揃えたいおすすめアクセサリー
Apple Watchを長く快適に使うなら、充電環境を整えておくと安心です。特に外出先や旅行先での充電は、ちょっとした準備で日常のストレスをぐっと減らしてくれます。ここではApple Watchと相性の良いおすすめの充電アクセサリを紹介します。
Anker MagGo Power Bank (10000mAh, 35W, For Apple Watch)
外出先でApple WatchとiPhoneを同時に充電できるモバイルバッテリー。大容量ながら持ち運びしやすく、Apple Watchをサッと充電できるスタンド機能付き。出張や旅行の必需品です。
CIO NovaWave 3Way+ [3in1 Qi2 & Apple Watch 充電器]
自宅や職場での常設充電に便利なスタンド型。iPhone・Apple Watch・AirPodsをまとめて充電でき、デスクの上がスッキリします。MagSafe対応でiPhoneを固定しながら充電できるのも魅力。
Anker MagGo Wireless Charging Station (3-in-1 Stand)
こちらも3in1充電器ですが、スタイリッシュなデザインで、リビングやベッドサイドに置いても馴染みやすいモデル。Qi2対応でワイヤレス充電の効率もアップしています。
まとめ|Series 11とUltra 3、どちらを選ぶ?
- Series 11がおすすめな人 → 基本的には日常生活で使いたい人、軽くてスマートなデザインが好みな人
- Ultra 3がおすすめな人 → アウトドアやスポーツを本格的に楽しみたい人、長時間のバッテリー駆動がほしい人、電波が届かない環境でも安心したい人
Apple Watchはもはや「ただのスマートウォッチ」ではなく、自分のライフスタイルを記録してサポートしてくれる存在です。どちらを選ぶにせよ、あなたの毎日をより豊かに、そして安全にしてくれることは間違いなし。自分にあったモデルを選んで毎日を便利に進化させましょう。
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