2024年10月、Appleは24インチの新型iMacを発表しました。
最新のApple M4チップを搭載し、処理性能や効率が着実に向上。さらに新色が追加され、全7色の多彩なカラーバリエーションに進化しています。見た目の楽しさと中身の実力を両立した、「性能・デザイン・実用性のバランス」に優れた一台です。
この記事では、iMac M4のチップ性能やカラーラインナップ、メモリ構成など、最新情報をもとにその魅力をわかりやすく解説します。
iMac(M4)の特徴
新しいiMac(M4)は、デザインこそ前モデルを引き継ぎながらも、中身はしっかりアップデートされています。特に処理性能・カメラ・メモリ構成の3点で日常的な使いやすさが向上しており、「見た目は同じでも中身が違う」進化型モデルです。
- チップ性能:M3 → M4へ進化(CPU/GPUは同構成だが帯域幅が20%向上)
- カメラ性能:M3は1080p HD、M4は12MPセンターフレーム対応
- メモリ構成:M3は8GBから、M4は16GBから(最小構成が倍増)
- カラーバリエーション:M3は4色、M4は6色に拡大(パープル・オレンジ・イエローが追加)
- わずかな軽量化:M4は約0.01kg軽い
- メモリ帯域幅:100GB/s → 120GB/s
- キーボード構成:M4ではテンキー付きTouch IDが標準オプション化
前モデルからの劇的な変化はありませんが、パフォーマンスや操作感が着実に洗練され、長く使える完成度に仕上がっています。
デザインの成熟と内部性能の最適化がうまく両立された、いわば安定型アップデートといえるモデルです。
何が変わった?iMac(M4)の主なポイント
1. パフォーマンスと効率性の向上

M4チップはM3と同じ8コア構成ですが、メモリ帯域が100GB/sから120GB/sへと拡大。GPU処理や複数アプリの同時動作がよりスムーズになりました。
2. カメラの進化
iMac(M3)では1080p FaceTime HDカメラのみでしたが、M4は12MPセンターフレーム対応カメラを搭載。ビデオ会議で自動追尾やデスクビュー機能が使えるようになり、オンライン打ち合わせの印象もより自然になります。
3. メモリ構成の変化
M3では8GBが標準でしたが、M4では16GBが最小構成に。動画編集やAI処理を視野に入れた設計で、重めの作業にも余裕があります。
4. カラーバリエーションの拡大

M3の4色(ブルー・グリーン・ピンク・シルバー)に加えて、M4ではパープル・オレンジ・イエローが追加。全7色となり、ワークスペースに合わせた選び方の幅が広がりました。
また、「ピンク」カラーは、M3が落ち着いた赤っぽいカラーだったのに対して、より華やかなピンクに。全体的に軽やかなラインナップで、デスク周りを彩ってくれます。
5. ディスプレイ・オーディオは共通
24インチ 4.5K Retinaディスプレイや6スピーカーシステム、空間オーディオ対応などはM3モデルと同仕様。デザインやサイズ感は変わらず、現行デザインの完成度を維持しています。

iMac(M3)vs iMac(M4)スペック比較表
見た目はほぼ変わらないiMacですが、中身を見てみると確実に進化しています。
特にチップ性能・メモリ構成・カメラの3点で進化が見られ、パフォーマンスと使い心地の両面でアップデートされています。
項目 | iMac(M3) | iMac(M4) |
---|---|---|
外観 | ![]() | ![]() |
発売時期 | 2023年11月 | 2024年10月 |
チップ | M3(8C CPU / 8C GPU) | M4(8C CPU / 8C GPU) |
メモリ帯域幅 | 100GB/s | 120GB/s |
Neural Engine | 16コア | 16コア(強化版) |
Apple Intelligence | 対応 | 対応 |
カメラ | 1080p FaceTime HD | 12MPセンターフレーム対応 |
メモリ構成 | 8GB / 16GB / 24GB | 16GB / 24GB |
ストレージ | 256GB〜1TB SSD | 同等 |
ディスプレイ | 24インチ 4.5K Retina | 同等 |
スピーカー | 6スピーカー(ドルビーアトモス対応) | 同等 |
カラー | ブルー / グリーン / ピンク / シルバー | +パープル / オレンジ / イエロー(全7色) |
通信 | Wi-Fi 6E / Bluetooth 5.3 | 同等 |
重量 | 約4.43kg | 約4.42kg |
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チップやメモリ帯域が向上しつつも、価格やデザインはほぼ据え置き。
特にM3からM4への買い替えでは、「動作の安定性」や「処理能力の余裕」を求めるユーザーほど恩恵を感じられるモデルといえるでしょう。
一方で、動画編集やソフトウェア開発などを行う予定のないユーザーなら、M3でも十分満足できる性能です。
こんな人には特におすすめ
以下のような使い方を想定している人には、この iMac M4 がちょうどフィットするはずです。
- デスクトップ1台で作業環境を整えたい人:机の上をスッキリ保ちつつ、大画面で快適に作業したい。そんな「性能とデザインの両立」を求める方には理想的です。
- 写真編集や軽めの動画編集、資料作成を日常的にこなす人:重すぎないけれど、少し負荷のかかる作業にも対応できる安定感が魅力。日々の制作や学業の相棒として、ちょうどいいバランスです。
- インテリアやカラーにもこだわりたい人:7色展開の豊富なカラーバリエーションで、部屋の雰囲気やデスク環境に合わせて選べます。Macをデスク周りの主役にしたい人にもぴったりです。
まとめ|iMac M4はちょうどいい完成形
iMac M4は、Appleのデスクトップラインの中でも「性能・デザイン・実用性」のバランスが最も優れたモデルです。
M4チップによる高い処理効率と、16GB標準メモリの安定した動作で、日常作業から軽い動画編集まで快適にこなせます。
カメラは12MPセンターフレーム対応に進化し、オンライン会議や授業でも自然な映りを実現。さらに、パープル・オレンジ・イエローの追加で、デスクを彩る選択肢も広がりました。
一方で、大規模な3Dレンダリングや8K編集などのプロ用途を想定するなら、Mac Studioや次世代モデル(M5以降)の検討が現実的です。
とはいえ、普段使いと創作を心地よく両立したい人にとって、iMac M4は「コスパ最高の美しいデスクトップ」と呼ぶにふさわしい一台です。

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