Apple公式YouTubeチャンネルは、iPhone 15 Proで全編を撮影したショートムービー『ミッドナイト』を公開しました。
「夜はいろいろな顔を持っている。その顔をひとつひとつのぞいていく男がいる。その名をミッドナイト」
ーそんなプロローグで始まる約19分の映像は、漫画界の巨匠・手塚治虫氏が綴った最後の連載マンガ作品『ミッドナイト』が原作となっています。
東京の夜を浮かびあがらせるカラフルなネオン
『ミッドナイト』では、賀来賢人演じる謎のタクシードライバー「ミッドナイト」が、東京の街を疾走します。特別な「第5の車輪」をもつタクシーで、奇妙な乗客たちの事件を次々に解決していきます。
監督は、『悪の教典(2012)』『怪物の木こり』(2023)などで知られる三池崇史氏です。
撮影の舞台裏とiPhoneの多様な「撮影モード」
Apple公式YouTubeチャンネルでは、撮影の舞台裏映像も公開されています。
そこでは、三池監督が実際にiPhoneを手で持って撮影に臨む様子が映し出されています。その他の撮影機器を併用しながら、製作陣が本当にiPhoneで撮影していることがわかります。
この映像を見ると、iPhoneでの撮影時に各種機能をどのように活用できるかがイメージできるでしょう。例えば、「アクションモード」の手ぶれ補正、「シネマティックモード」のピント調整、「5倍光学ズーム」の精細なズームインといったiPhone 15の各種機能が、作品中のシーンとともに確認できます。
さらに、『ミッドナイト』の製作陣は、iPhone 15の「LiDARスキャン」機能でタクシー車の3Dスキャンデータを制作しているとのこと。VFX(視覚効果)においてもiPhoneの性能を余すところなく発揮しています。
iPhoneで誰でも映画が撮影できる?
ネオンライトが照らす東京の街並みや、キャラクターたちの色彩豊かな鮮やかさ。戦闘シーンやアクションシーンのスピード感。そして居酒屋の軒先をバイクが飛び越えていく臨場感。『ミッドナイト』の高精細な映像は、その美しさにまったく違和感がありません。
大人から子どもまで、誰もが「映画を撮影する」ツールを持ち運べる時代になった、と言っていいでしょう。iPhone 15 Proの持つパワー、恐るべし。
過去の公式ショートムービー
Apple公式YouTubeチャンネルでは、過去に世界各国の才能豊かなクリエイターが、iPhoneで全編撮影したショートムービーを制作・公開しています。
その中でも編集部が特におすすめしたいのが、上海の映像クリエイターチーム「TBWA\Media Arts Lab」が撮影した『Chinese New Year』です。
『Chinese New Year』は、姿を自由に変えられる力を手にした少女が主人公の作品。iPhoneをクリエイティヴに使い尽くす撮影技法もさることながら、物語自体が最高におもしろくて、切なくて、最高です。