iPhoneを選ぶときにもっとも悩ましいのが「容量はどれにするか?」という問題です。写真や動画をたくさん残したい人もいれば、ゲームやアプリを大量に入れたい人、あるいはクラウド中心でそこまで容量を使わない人もいますよね。
2025年のiPhone 17シリーズでは、256GB・512GB・1TB・2TBというラインナップが用意されています。この記事では、最新モデルの価格や容量ごとの特徴を比較しながら、「どの容量を選べば後悔しないか」をわかりやすく解説していきます。
容量別の価格一覧表(iPhone 17 / Air / Pro / Pro Max)
まずは各モデルの価格を比較してみましょう。容量による差額もあわせて確認するのがおすすめです。
モデル | 256GB | 512GB | 1TB | 2TB |
---|---|---|---|---|
iPhone 17 | 129,800円 | 164,800円 | – | – |
iPhone Air | 159,800円 | 194,800円 | 229,800円 | – |
iPhone 17 Pro | 179,800円 | 214,800円 | 249,800円 | – |
iPhone 17 Pro Max | 194,800円 | 229,800円 | 264,800円 | 329,800円 |
この表を見ると、容量を1段階上げるごとにだいたい3万〜4万円の差があることがわかります。特にPro Maxの2TBは30万円を超えるため、本当に必要かどうかをしっかり見極めたいところです。
iPhone 17のストレージはどれを選ぶ?
まず押さえておきたいのは、iPhone 17シリーズでは128GBモデルが廃止され、256GBからのスタートになった点です。これはAppleが発表時に明言したように、製品ラインのシンプル化とユーザーの利用実態に合わせた結果といえます。
近年はアプリやゲームの容量増加に加え、標準カメラでの動画も4K撮影が当たり前になり、128GBでは使い始めから圧迫を感じやすい状況になっていました。実際、前世代モデルでも256GB以上を選ぶユーザーが増えており、今回の仕様変更はその流れを反映したものだと考えられます。
「自分にはどの容量が合っているのか」を考えるときには、普段どんな使い方をしているかを振り返るのが近道です。特に、以下の3点を意識すると判断しやすくなります。
- 写真や動画を普段どれくらい残しているか:旅行やイベントで動画を撮る人、日常的に写真をたくさん保存する人は、想像以上にストレージを消費します。
- ゲームやアプリをいくつ入れているか:高画質ゲームやクリエイティブ系アプリは1本で数GB〜10GB以上。複数入れればすぐに数十GBを消費します。
- iCloudや外付けSSDなどクラウドを併用しているか:クラウドに積極的に預ける人はストレージを抑えられますが、オフライン環境でも快適に使いたい人は大きめ容量が安心です。
この3つの視点を押さえておけば、容量選びで大きな失敗をすることはありません。
容量ごとのおすすめユーザータイプ
256GB|標準ユーザーに最適
日常使いなら256GBで十分です。SNS、写真撮影、ちょっとした動画撮影、そしてアプリもバランスよく使う程度であれば容量不足を感じることは少ないでしょう。
実際、iPhone 15やiPhone 16シリーズでは128GB・256GB・512GBの3種類が用意されており、多くの人が「とりあえず真ん中の256GB」を選んでいました。現在もその傾向は続いており、特にiCloudを併用するユーザーにとっては、コスパの良さが際立つ容量だといえます。
512GB|エンタメヘビーユーザー向け
512GBは「スマホをエンタメ端末としてフル活用したい」人にぴったりです。映画やドラマをNetflixやDisney+からダウンロードして外出先でオフライン再生したい人や、『原神』や『Call of Duty Mobile』のような容量の大きなゲームを複数インストールしたい人には安心のサイズです。
また、日常的に4K動画を数分単位で撮影する人や、旅行のたびに数千枚の写真を撮りためる人にとっても、容量不足の不安がかなり軽減されるはず。iCloudを併用すればさらに余裕を持って運用でき、快適に使えるバランス型の上限だといえます。
1TB|動画編集やクリエイターに
1TBモデルは、本格的にiPhoneを「制作ツール」として使うユーザーに最適です。特にProRes形式や4K/120fpsの高画質動画撮影を日常的に行う人にとっては必須ともいえる容量です。
例えば、旅行やイベントで一日中動画を撮影すると、数100GBがあっという間に埋まってしまうケースがあります。1TBなら余裕を持って保存できるだけでなく、その場での簡易編集やバックアップも可能。カメラやPCを持ち歩かずに、iPhoneだけで撮影から編集まで完結させたいプロやセミプロのユーザーに強くおすすめできます。
2TB|「全部入り」を求める人に
2TBはiPhone 17 Pro Max専用の最上位オプションで、まさに「全部入り」を望むユーザー向けです。価格は高額ですが、よほどのことでなければ容量不足で悩むことはまずなく、数年先を見据えた安心感を手に入れられます。
特に、iPhoneをメインの制作機材として日常的に使う映像クリエイターや、YouTube・TikTokなどへ大容量の動画を頻繁に投稿する人には、ストレージを理由に妥協する必要がなくなるのが大きなメリット。さらに「買い替えサイクルを長めにしたい」「数年間は余裕を持って使いたい」という人にとっても、2TBは確実な投資といえるでしょう。
必要な容量とは?用途別チェック
では実際に、どの用途にどれくらいの容量が必要になるのかを整理してみましょう。
写真・動画保存に最適な容量は?
iPhoneのカメラ性能は年々進化し、1枚あたりのファイルサイズも大きくなっています。特に動画は容量を圧迫しやすく、4Kで1分撮影すると約400MB〜500MBほどが必要です。
旅行やイベントで長時間の動画を撮影する人は、256GBではすぐに埋まってしまう可能性があります。写真・動画を日常的に撮る人は512GB以上がおすすめです。
ゲームやアプリのインストールに必要な容量は?
最近の人気ゲームは1本で10〜20GBを超えるものも少なくありません。SNSや動画編集アプリ、音楽配信アプリなどを複数入れると、意外と容量はすぐに埋まります。ゲーム好きやアプリを多用する人は512GBが安心です。
動画編集やプロユースなら何GBが安心?
iPhone 17 Pro以降はProRes撮影が可能で、これを扱うと1分で数GB単位の容量を消費します。YouTubeやSNS向けに編集も行うなら、1TB以上を選んでおくべきでしょう。仕事や制作用途なら1TB〜2TBがベストです。
ストレージを節約する方法(iCloud・外付けSSD)
「大容量モデルは価格が高すぎる…」と感じる人には、iCloudや外付けSSDを活用する方法があります。うまく使えば、本体ストレージを無理に増やさず、コストを抑えながら容量不足を解消できる手段でもあります。
方法①|iCloud:自動バックアップで手間いらず
iCloudなら月額150円〜(50GB)といった少額で容量を追加でき、写真や動画を自動でクラウドに保存してくれます。特に256GBモデルを選ぶ人にとっては「本体には必要最低限だけ残す」運用が可能になり、長期的な安心感が得られます。
また、同じApple IDでログインしていれば、MacやiPadからもシームレスにアクセスできる点が大きなメリットです。例えば、iPhoneで撮影した写真は自動的にiCloudに同期され、数秒後にはMacの「写真」アプリやiPadのファイルアプリからも確認できます。
さらに、iCloudはデバイスが壊れたり紛失した場合でも、Apple IDでサインインすれば同じデータを即座に復元できます。「iPhone本体にすべて保存しておく」というリスクを分散できるのも大きな安心材料です。クラウドとローカルをうまく組み合わせれば、ストレージ不足を防ぐだけでなく、生活や仕事が一段と便利になります。
方法②|外付けSSD:大容量データを直接移せる
iPhone 15 Pro以降はUSB-C接続に対応し、外付けSSDを直接つなげることで写真や動画をすぐに移動できます。特に4K動画を頻繁に撮る人や、旅先で数百GB単位のデータを扱うクリエイターにとっては心強い仕組みです。クラウドと違ってオフライン環境でも使えるため、通信環境が不安定な場所でも安心です。
おすすめSSDを紹介

バッファローの外付けSSDは、国内メーカーならではの安心感と高い耐久性が特徴。防塵・防滴性能(IP55)に加え、米軍規格の耐衝撃テスト(MIL-STD)にも合格しており、持ち運び時の不安を最小限にしてくれます。特に「スマホでもパソコンでもオールマイティに使いたい」という人には、最初の一台としてこのモデルがイチ押しです。

SanDiskの外付けSSDは、軽量でスリムなデザインが特徴。IP55の防滴・防塵性能を備えているため、屋外での使用や持ち運びにも安心です。最大1050MB/秒の高速転送で、写真や動画のバックアップもスムーズ。
どこで買うのが安い?(Apple公式・キャリア・量販店・オンラインストア比較)
同じiPhoneでも、購入する場所によって実際に支払う金額やお得度は大きく変わります。単純な本体価格だけでなく、分割払いの条件や下取り、ポイント還元、セール時期などを含めて比較するのが賢い選び方です。
Apple公式ストア
Apple公式での購入は、価格の割引は基本的にないものの、分割払いができることが大きなメリットです。Apple公式の「Apple Trade In」プログラムを利用すれば、手持ちのiPhoneを下取りに出して新機種代金から割引できます。
キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)
キャリア経由での購入は、MNP(乗り換え割引)や長期契約キャンペーンが最大の魅力です。条件によっては数万円単位の割引が適用されることもあり、特に「乗り換えを検討している人」には圧倒的に有利になります。また、キャリア独自の下取りプログラムや、2年後に返却する前提で実質負担を軽減するプランもあり、初期費用を抑えたい人に向いています。
家電量販店(ヨドバシ、ビックカメラなど)
家電量販店は、ポイント還元率の高さが強みです。特に大型セールやキャンペーン時には、10%前後のポイント還元がつくこともあります。さらにケースや保護フィルム、AirPodsなどの周辺アクセサリーと合わせて購入すれば、ポイントをまとめて利用できるため、トータルコストを抑えやすいのがメリットです。
Amazon・オンラインストア
オンラインストアでは、タイムセールやブラックフライデー、初売りといったイベント時に、Apple公式よりも安く入手できるケースがあります。特にAmazonは、ギフトカードとの組み合わせやポイントアップキャンペーンを利用することで、実質的な負担額を下げられるのが特徴。ただし、最新モデルは発売直後はほとんど割引されないため、狙い目は「発売から数か月後のセール時」です。
迷ったらどの容量を選ぶ?
「どの容量にすべきか迷っている……」という場合、まずおすすめしたいのは512GBモデルです。
iPhoneは2〜3年どころか4年以上使う人も珍しくないですよね。最初は「256GBあれば十分かな」と思っていても、実際には:
- 写真や動画が年々大きなサイズで撮れるようになる
- アプリの容量もどんどん膨らんでいく
- 気づけばiCloudの追加課金が必要になっている
といったパターンはありがちです。256GBだと「あとちょっと足りない…」と感じるときが来る可能性が高めです。その一方で、1TBや2TBは確かに安心ですが、値段が一気に跳ね上がるので、仕事で映像制作をするなど特別な使い方をしないかぎり持てあます可能性が高いといえます。
つまり、容量の余裕と価格のバランスがちょうどいい512GBが「迷ったときに後悔しにくい無難な選択肢」になるはずです。
結論|「買って後悔しない」容量選びのポイント
iPhoneの容量選びで後悔しないためには、「自分の使い方を具体的にイメージする」ことが何よりも大切です。
- 日常使いでときどき写真や動画を撮る人 → 256GB or 512GB
- 写真や動画をたくさん撮る人、エンタメ・ゲーム好き → 512GB
- 動画撮影や編集を本格的に行う人 → 1TB
- すべてを詰め込みたい・長期利用を考えたい人 → 2TB
価格差は3〜4万円単位で大きいですが、そのぶん使い心地も大きく変わります。「少なすぎて困る」よりも、「ちょっと多めにして安心」を選ぶのが、iPhoneを長く快適に使うコツです。
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