いま
楽天モバイル
とahamoは、どちらも3,000円前後で使える人気の選択肢です。料金が近いぶん、どちらを選ぶべきか迷う人は多いと思います。
結論から言うと、判断軸は「月にどれだけ使うか」と「電波の安定をどこまで求めるか」の2つです。
データ量で見れば楽天モバイルが有利な場面が多く、通信の安定性ではahamoが上回ります。どちらが優れているというより、求めるものが違うという関係です。
この記事では料金・速度・海外利用・通話の4点を数字で比較し、どちらを選ぶべきかを整理します。
結論|使用量と安定性のどちらを取るか
| 楽天モバイル | ||
|---|---|---|
| 月額(税込) | 1,078〜3,278円 | 2,970円 |
| データ量 | 無制限 | 30GB |
| 料金の決まり方 | 使った分だけ変動 | 定額 |
| 下り速度(実測平均) | 約70Mbps | 約113Mbps |
| 電波の安定性 | 場所による差あり | ドコモ回線で安定 |
| 海外データ | 月2GB(107の国と地域) | 30GB(91の国と地域) |
| 通話 | Rakuten Linkで無料 | 5分無料が標準 |
| 店舗サポート | あり | なし(オンライン専用) |
| 詳細 |
ざっくり言えば、データを多く使う人と少ない月がある人は
楽天モバイル
、電波の安定を優先する人はahamoという住み分けになります。
料金|20GB以下なら楽天が明確に安い
まず料金から見ていきます。ここが最も差の出る部分です。
| 月のデータ使用量 | 楽天モバイル | ahamo | 差額 |
|---|---|---|---|
| 3GBまで | 1,078円 | 2,970円 | 楽天が1,892円安い |
| 3〜20GB | 2,178円 | 2,970円 | 楽天が792円安い |
| 20〜30GB | 3,278円 | 2,970円 | ahamoが308円安い |
| 30GB超 | 3,278円(無制限) | 対応不可 | 楽天のみ |
まず
楽天モバイル
は使った分だけ料金が変わる従量制です。あまり使わなかった月は自動的に安くなります。ahamoは使っても使わなくても2,970円の定額です。
表を見ると、20GBまでなら 楽天モバイルが安い という関係が明確です。しかも3GB以下の月は1,078円まで下がるので、月によって使用量に波がある人ほど差が開きます。
ahamoが安くなるのは20〜30GBの範囲だけ。それも差は308円です。
30GBを超えるなら楽天一択
ahamoは30GBを超えると速度制限がかかります。大盛りオプション(月1,980円)を追加すれば110GBまで使えますが、合計4,950円になります。
対して 楽天モバイル は3,278円で無制限。この価格差は1,672円で、しかも楽天は容量に上限がありません。
つまり動画をよく観る人、テザリングを多用する人には 楽天モバイルが圧倒的に有利 です。
速度と安定性|ここはahamoが上
料金では楽天が優勢ですが、通信品質はahamoが上回ります。
みんなのネット回線速度の実測データ(2026年4月時点)では、次のような差が出ています。
| 項目 | 楽天モバイル | ahamo |
|---|---|---|
| 下り(ダウンロード) | 約70Mbps | 約113Mbps |
| 上り(アップロード) | 約23Mbps | 約14Mbps |
下りはahamoが約1.6倍速いという結果です。動画視聴やアプリのダウンロードでは、ahamoのほうが快適に感じる場面が多いでしょう。
ただし上りは楽天モバイルが約1.6倍速いという逆の結果も出ています。SNSへの動画投稿やクラウドへのバックアップが多い人は、楽天モバイルのほうが向いています。
電波の届きやすさはahamoが優位
数値以上に差が出るのが、場所による安定性です。
まずahamoはドコモ回線をそのまま使うため、地方や山間部、建物内でも比較的つながりやすい。全国どこでもドコモの電波が届く範囲で使えます。
一方、 楽天モバイルは自社回線の整備を進めていますが、場所によって差があります 。2024年6月からプラチナバンドの提供が始まり屋内や地下での接続性は改善しましたが、地方や大型建物の奥では弱くなることがあります。
さらに、楽天モバイルには2026年9月30日にKDDI(au)のパートナー回線が終了予定という論点があります。地方でパートナー回線に依存しているエリアでは、状況が変わる可能性があります。両社の協議は継続中ですが、地方在住の人は契約前に確認しておいたほうがいいでしょう。
制限後の速度差も大きい
見落としやすいのが、容量を使い切ったあとの速度です。
まずahamoは30GBを超えると最大1Mbpsに制限されます。この速度なら標準画質の動画やSNSは問題なく使えます。
楽天モバイルは無制限なので国内では制限がありませんが、海外では2GB超過後に128kbpsまで落ちます。128kbpsはメッセージのやり取りがやっとの速度です。
海外利用|ahamoが圧倒的に有利
海外での使い勝手は、ahamoに軍配が上がります。
| 項目 | 楽天モバイル | ahamo |
|---|---|---|
| 対象国・地域 | 107 | 91 |
| データ量 | 月2GB | 30GB(国内と合算) |
| 超過後 | 128kbps | 128kbps |
| 追加購入 | 1GB 500円で可能 | 不可 |
| 日数制限 | なし | 15日 |
対象国の数では楽天モバイルが多いのですが、使えるデータ量が15倍違います。楽天モバイルの2GBは、地図アプリとメッセージ程度なら足りますが、動画や大量の写真送信には向きません。
その点ahamoなら30GBまで追加料金なしで使えるので、1〜2週間の旅行なら何も気にせず使えます。海外出張や旅行が多い人にとって、この差は大きいでしょう。
ただしahamoには15日という日数制限があり、超えると128kbpsに落ちます。しかも追加購入では解除できず、帰国して国内で通信するまで戻りません。15日を超える滞在ではahamoの優位性が消えます。
一方、 楽天モバイル は2GBを超えても1GB 500円で追加できるので、長期滞在では選択肢が残ります。
通話|使い方次第で評価が変わる
| 項目 | 楽天モバイル | ahamo |
|---|---|---|
| 標準の無料通話 | Rakuten Linkアプリで無制限 | 5分以内無料 |
| アプリの要否 | 専用アプリが必要 | OS標準アプリでOK |
| かけ放題オプション | 15分1,100円 | 24時間1,100円 |
まず 楽天モバイルはRakuten Linkアプリを使えば時間無制限で無料 です。何分話しても料金はかかりません。
ただし専用アプリを使う必要があります。OS標準の電話アプリからかけると30秒22円がかかるので、アプリを開く習慣がない人は要注意です。また、データ回線を使う仕組みのため、電波が弱い場所では音質が不安定になることがあります。
対するahamoは5分以内の通話が標準で無料。OS標準の電話アプリをそのまま使えるので、意識する必要がありません。音質も通常の音声通話と同じです。
まとめると、長電話が多いなら
楽天モバイル
、短い通話を確実にしたいならahamoという使い分けになります。
サポート体制の違い
ahamoはオンライン専用です。申し込みも各種手続きも、すべて自分でWeb上で行います。ドコモショップに持ち込んでも、有料サポートの対象になります。
対して 楽天モバイル は全国に店舗があります。手続きは無料でサポートしてもらえますが、スマホの操作関連の相談は有料(550円)です。
設定に不安がある人や、対面で相談したい人には楽天モバイルのほうが安心でしょう。
どちらを選ぶべきか
| 判断軸 | 楽天モバイル | |
|---|---|---|
| データ使用量 | 月によって変動する / 30GB超 | 毎月20〜30GBで安定 |
| 生活圏 | 都市部が中心 | 地方・山間部も含む |
| 通話 | 長電話が多い | 短い通話が中心 |
| 海外 | 短期・軽い利用 | 1〜2週間の旅行や出張 |
| サポート | 店舗で相談したい | オンラインで完結できる |
| 詳細 |
結論として、多くの人にとっては 楽天モバイルのほうが安く済みます 。20GB以下なら確実に安く、30GBを超えても無制限で3,278円。使わない月は1,078円まで下がるので、月々の変動が大きい人ほど恩恵があります。
一方で、電波の安定を最優先するならahamoです。地方在住の人、仕事で確実な接続が必要な人、そして海外出張が多い人には、ahamoのほうが安心できるでしょう。
選び方
データを多く使う・月によって変動するなら|楽天モバイル
楽天モバイルの 無制限で3,278円、使わない月は1,078円 という料金体系は、ahamoにはない柔軟さです。テザリングも無制限なので、iPadやMacを外で使う人にもぴったりです。
電波の安定を優先するなら|ahamo
ahamoはドコモ回線で30GB、2,970円。地方でも建物内でも比較的つながりやすく、速度も安定しています。電波の心配をしたくない人にはこちらが確実です。
海外に1〜2週間行くなら|ahamo
ahamoなら30GBまで追加料金なしで使えるので、旅行中もほぼ何も気にせず使えます。ただし15日を超える滞在では制限がかかる点は押さえておきましょう。
長電話が多いなら|楽天モバイル
楽天モバイルの Rakuten Linkなら時間無制限で無料 です。ahamoの5分無料では足りない人には、こちらが向いています。
迷うなら|両方をデュアルSIMで使う
iPhoneならeSIMで2回線を同時に使えます。データは
楽天モバイル
、通話と重要な連絡はahamoという分け方も可能です。楽天モバイルは使わない月が1,078円まで下がるので、サブとして持つコストが低いのも利点です。
よくある質問
結局どっちが安い?
ざっくり言えば、 月20GB以下なら楽天モバイル です。3GB以下なら1,892円、3〜20GBなら792円ほど楽天が安くなります。20〜30GBの範囲だけahamoが308円安くなりますが、30GBを超えると楽天モバイルしか対応できません。
楽天モバイルの電波は本当に大丈夫?
都市部であれば日常利用で困る場面は少ないでしょう。プラチナバンドの提供開始で屋内や地下も改善しています。ただし地方や大型建物の奥では弱くなることがあり、2026年9月にパートナー回線が終了予定という論点もあります。契約前にエリアマップで生活圏を確認しておきましょう。
ahamoの30GBで足りる?
自宅にWi-Fiがあり、動画を外で長時間観ない人なら足りることがほとんどです。逆にテザリングを多用したり、外で動画をよく観る人は超える可能性があります。超えた場合は1Mbpsに制限され、大盛りオプション(1,980円)を追加すると110GBまで使えます。
海外ではどっちがいい?
1〜2週間の旅行や出張ならahamoです。30GBまで追加料金なしで使えます。楽天モバイルは月2GBまでなので、地図やメッセージ程度の使い方に限られます。ただし15日を超える滞在ではahamoも制限がかかるので、その場合は現地eSIMなどを検討しましょう。
通話品質はどっちが良い?
ahamoです。OS標準の電話アプリを使う通常の音声通話なので、音質が安定しています。楽天モバイルのRakuten Linkはデータ回線を使うため、電波が弱い場所では音質が不安定になることがあります。
2つとも契約することはできる?
できます。iPhoneならeSIMで2回線を同時に使えるので、データ用と通話用で分ける運用も可能です。楽天モバイルは使わない月の料金が低いため、サブ回線として持ちやすいでしょう。
まとめ|安さの楽天、安定のahamo
- 月20GB以下なら 楽天モバイル が明確に安い
- 30GBを超えるなら 楽天モバイル の無制限一択
- 下り速度と電波の安定性は
ahamoが上回る
- 海外での使い勝手は
ahamoが圧倒的に有利
- 通話は長電話なら
楽天モバイル
、短い通話の確実さなら
ahamo
料金で選ぶなら
楽天モバイル
、安定性で選ぶならahamo。この記事の結論は、突き詰めればこの2択に集約されます。
多くの人にとっては楽天モバイルのほうが安く済みます 。特に月々の使用量に波がある人や、30GBを超えて使う人にとっては、価格面で他に選択肢がないほどです。
ただし、それは自分の生活圏でしっかりつながることが前提です。地方在住の人や、仕事で確実な接続が必要な人にとっては、多少高くてもahamoの安定性のほうが価値があるでしょう。
契約前にエリアマップで自分の行動範囲を確認して、そのうえで判断するのが確実です。どちらも迷うなら、eSIMで両方を試してみるという選択もあります。
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