iPad Airは、しっかり使える一台が欲しいというユーザーに長く支持されてきたモデルです。
2026年3月に登場したiPad Air(M4)はM4チップ・12GBメモリ・Wi-Fi 7対応と大幅に性能が上がりましたが、ディスプレイはLiquid Retina(LCD)のまま。次世代の「iPad Air(M5)」では、ここがいよいよ変わる可能性が出てきました。
最新のサプライチェーン情報を中心に、噂の全体像をまとめます。
iPad Air(M5)はどう進化する?
iPad Airは長らく「手ごろな価格でiPad Proに近い性能を持つモデル」という立ち位置を担ってきました。M4モデルではチップ・メモリ・接続性が一気に底上げされましたが、iPad ProがすでにOLEDを採用している中で、AirのLCDパネルは現在のiPadラインアップにおける最後の課題とも言える部分です。
次期モデルであるiPad Air(M5)における最大の注目点は、OLEDディスプレイへの移行です。韓国のET NewsによるサプライチェーンレポートやMacRumors・AppleInsiderの報道を踏まえると、2027年春の登場で、Samsung Display製のOLEDパネルを搭載する可能性がかなり高くなっています。
チップも現行M4からM5への更新が見込まれており、Apple IntelligenceのさらなるAI処理強化と組み合わさることで、iPad Airとして一段上の体験になりそうです。
iPad Air(M4)vs iPad Air(M5)の比較表
| 項目 | iPad Air(M4) | iPad Air(M5)(予想) |
|---|---|---|
| 外観 | ![]() | ─ |
| 発売日 | 2026年3月11日 | 2027年春(予想) |
| チップ | M4(12GB RAM) | M5(予想) |
| RAM | 12GB | 未定 |
| ストレージ最少容量 | 128GB | 128GB(予想) |
| ディスプレイ | 11 / 13インチ Liquid Retina LCD | 11 / 13インチ OLED(予想) |
| リフレッシュレート | 60Hz | 60Hz(予想) |
| Wi-Fi | Wi-Fi 7(N1チップ) | Wi-Fi 7以上(予想) |
| Bluetooth | 6.0 | 6.0以上(予想) |
| 価格(11インチ) | 9万8800円〜 | 未定(値上げ可能性あり) |
| 詳細 | Amazonで見る | ─ |
M4モデルは価格据え置きで大幅なスペックアップを実現した完成度の高い一台ですが、M5ではOLED採用によって「性能はもちろん、見た目の体験も変わる」世代になりそうです。
噂される4つのポイント
ポイント①|OLEDディスプレイ──最大の変化
今回の噂でもっとも具体的で、もっとも信頼性が高い情報がこれです。
2026年4月のET Newsレポートによると、Samsung DisplayがiPad Air向けのOLEDパネルを2026年末〜2027年1月に量産開始する予定とされています。パネルの種類はシングルスタックのLTPS OLEDで、iPad ProのタンデムOLED(LTPO)とは構造が異なります。
それでも、現行のLiquid Retina(LCD)と比較すればかなり大きな進化です。より深い黒・高コントラスト・鮮やかな色再現というOLEDの基本的な恩恵はすべて得られます。写真や動画をAirで楽しむ人にとっては、体感がはっきり変わるでしょう。
OLEDは自発光パネルのためバックライトが不要で、本体がさらに薄くなる可能性もあります。「Air」の名にふさわしいアップデートになりそうです。
ポイント②|M5チップ搭載──Proの1世代遅れは変わらず
AppleはこれまでiPad Airに、iPad Proより1世代遅れのチップを搭載するパターンを一貫して続けています。iPad ProがM5(2025年10月)を搭載した流れを踏まえると、iPad Air(M5)でM5チップが搭載されるのはほぼ確実視されています。
M5はM4からの大幅なアップデートではないものの、Neural Engineのさらなる強化やエネルギー効率の向上が見込まれます。MacBook Air(M5)の実績では、M4と比べてシングルコアで約10〜15%の性能向上が確認されています。日常タスクで劇的な差を感じるかどうかよりも、将来のiPadOS・Apple Intelligence機能への対応余力が増すという意味合いが大きいかもしれません。
ポイント③|ProMotion 120Hzは期待薄
OLEDへの移行と一緒に期待したくなるのがProMotion(120Hz)ですが、搭載は厳しいと見ています。
技術的な理由として、LTPSパネルはLTPOのように可変リフレッシュレートをネイティブにサポートしません。固定120HzをAppleが選択する可能性はゼロではありませんが、ProMotionはAppleがiPad ProとAirを差別化するために残しておきたい機能です。
OLED化というだけでもかなり大きな変化であるため、同じサイクルで120Hzまで解放するというのは考えにくい、というのがおおかたの見方です。
ポイント④|価格は据え置きを狙うが、小幅値上げの可能性あり
iPad ProがOLEDに移行した際には価格が大幅に上がり、販売台数の伸びが鈍化したという報告があります。AppleはiPad Airでこれを繰り返したくないと考えており、コスト最適化版OLEDを採用することで価格上昇を最小限に抑える意向と報じられています。
ただし、OLEDパネルはLCDより製造コストが高いのは事実で、現行の9万8800円(11インチ・Wi-Fi・128GB)からまったく変わらないとは言い切れません。数千〜1万円程度の幅で値上がりする可能性も想定しておくのが現実的です。
発売時期|サプライチェーンから見えてきた2027年春
iPad Air(M5)の発売時期は、2027年3月または5月が有力な見方です。
根拠となるのはSamsung Displayのスケジュールです。OLEDパネルの量産開始が「2026年末〜2027年1月」とされており、ここから逆算すると2027年上半期の製品発表が自然な流れです。Appleは過去にもiPad Airを3月〜5月頃に発表してきた実績があります。
なお、iPad miniがiPad Airより先にOLEDを搭載した2026年モデルとして登場する噂が出ており、AirのOLED移行という大きなシナリオ自体はかなり信ぴょう性があります。ただしET Newsはタイムラインの精度が完全ではないソースでもあるため、「2027年中には出る」という点は確実性が高いものの、3月か5月かという細かい時期は流動的と理解しておくのがよいでしょう。
よくある質問
iPad Air(M5)の発売日は?
現時点では2027年春が有力で、3月または5月が候補として挙げられています。Samsung Displayが2026年末〜2027年1月にOLEDパネルの量産を開始する予定とされており、このスケジュールを根拠とした推測です。確定情報ではなく、新しい情報次第で変わる可能性があります。
OLEDはiPad ProのOLEDと同じ?
同じではありません。iPad ProはLTPO TFTを使ったタンデム(2層スタック)OLEDで、高輝度かつProMotion(120Hz)に対応しています。
iPad Air(M5)に採用される見込みのLTPS TFTシングルスタックOLEDはコストを抑えた仕様で、より深い黒・高コントラストというOLEDの基本的な恩恵は受けられますが、ProのOLEDとは別物と理解しておくのが正確です。
ProMotion 120Hzは搭載される?
期待薄です。採用が予想されているLTPSパネルは可変リフレッシュレートをネイティブにサポートしないため、ProMotionの実現には別途の工夫が必要です。AppleがProとAirの差別化を維持したい意図も踏まえると、現時点では「搭載されない」と想定しておく方が無難です。
今M4を買うべき?M5を待つべき?
現行のM4は価格据え置きで12GBメモリ・Wi-Fi 7・M4チップと、バランスの取れた完成度の高いモデルです。OLEDにこだわりがなく、すぐに使い始めたい人はM4で問題なしです。
一方、写真・動画・イラストなど表示品質が重要な用途で使うなら、M5まで1年程度待ってもよさそうです。
価格はM4より高くなる?
小幅な値上げの可能性があります。OLEDはLCDよりも製造コストが高く、まったく同じ価格に抑えることは難しいと予想されます。ただし上述のように、Appleはコスト最適化版OLEDを採用し、大幅な値上げを避ける意向と報じられています。
まとめ|今買うべきか?待つべきか?
- 発売は2027年春(3月または5月)が有力
- 最大の変化はOLEDディスプレイへの移行(Samsung Display製・シングルスタックLTPS OLED)
- チップはM5搭載がほぼ確実
- ProMotion 120Hzの搭載は期待薄
- 価格は現行並みを目指すが、小幅な値上げの可能性あり
iPad AirのOLED化は、ここ数年でもっとも待望されてきた変化のひとつです。チップ性能だけでなく「見た目の体験」が変わるモデルになるとすれば、2027年春はかなり注目のタイミングになるはずです。
OLEDを重視する用途なら待つ価値は十分ありますが、今すぐ必要な人やM4の完成度で満足できる人は、現行モデルでも後悔しないはずです。新しい情報が出次第、この記事も随時更新していきます。
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