Appleのノートブックの中でも一番人気といえばMacBook Air。その最新モデルとして2025年3月に登場したのが「MacBook Air M4」です。シンプルで洗練されたデザインはそのままに、中身がしっかりアップデートされていて、学生からビジネスユーザーまで幅広い層にとって魅力的な選択肢になっています。
今回の記事では「M4チップの進化」「デザインや新色」「価格やコストパフォーマンス」「今買うべきかどうか」をわかりやすく整理してお届けします。
MacBook Air M3から何が変わった?4つの主な変更点
M4チップで性能が着実にアップ
最大の注目ポイントはやはりM4チップの搭載です。前世代のM3と比べて、CPUは最大30%、GPUも20%ほど性能がアップしました。数値だけでなく、実際にSafariでのブラウジングやメール処理も一段とスムーズに。動画編集や画像処理といった重めの作業も余裕でこなせるようになっています。
さらに省電力性も進化しており、バッテリーは動画再生で最大18時間の持ち。持ち運んで使うAirユーザーにとって、この長時間駆動は大きな安心材料になるはずです。
メモリと外部ディスプレイ対応がパワーアップ
M3モデルでは16GBまたは24GBのメモリ構成でしたが、M4では最大32GBまで対応できるようになりました。複数のアプリを立ち上げても余裕があり、写真編集や動画制作といった負荷の高い作業も快適にこなせます。特にクリエイティヴな作業をする人にとっては、作業環境の幅がさらに広がったと言えるでしょう。
外部ディスプレイの対応も一歩進化しました。M3を搭載したMacBook Airでもノートブックのカバーを閉じれば外部2台のディスプレイに接続できます。一方、M4モデルでは本体のディスプレイを含めて外部2台を同時に利用できるため、合計3画面で作業可能です。
デザインと新色「Sky Blue」

外観の大きな変化はありませんが、MacBook Airらしい薄型・軽量ボディは健在です。そして今回のトピックは新色「スカイブルー」の追加。シルバーやスターライト、ミッドナイトといった定番カラーに加え、持つだけで気分が上がる爽やかなブルーがラインナップに入りました。
Apple製品は「色で選ぶ楽しさ」も大きいので、買い替えの理由になる人も多いのではないでしょうか。
12MPのカメラでビデオ会議が最適化
カメラも着実に強化されています。FaceTimeカメラが12MPにアップデートされ、Center Stageに対応しました。自動でフレーミングしてくれるので、ちょっと体を動かしたり位置を変えても常に自分が画面の中心に映ります
これにより、リモートワーク中のビデオ会議やオンライン授業では「顔が切れてしまう」といった心配がなくなり、より自然なやり取りが可能になります。
価格は164,800円からと据え置き
MacBook Air M4は13インチモデルが164,800円、15インチが198,800円からと、M3世代から価格は据え置き。性能や機能が進化したにもかかわらず値上げされていないのは、嬉しいポイントといえます。
薄型ノートとしては性能と価格のバランスが非常に優れており、特に「初めてのMac」にも手を出しやすいモデルです。


MacBook Air M3 vs MacBook Air M4(比較)
MacBook Air M3を使っている人にとって、M4への買い替えは気になるポイントでしょう。ここで両者の違いをまとめます。
項目 | MacBook Air M3 | MacBook Air M4 |
---|---|---|
デザイン | ![]() | ![]() |
発売時期 | 2024年3月 | 2025年3月 |
チップ | M3 | M4 |
メモリ | 16GB、24GB | 16GB、24GB、32GB |
外部ディスプレイ | 本体+1枚 | 本体+2枚(合計3画面) |
カメラ | 1080p | 12MP + Center Stage |
バッテリー | 最大18時間 | 最大18時間(効率改善) |
価格 | 164,800円〜 | 164,800円〜 |
購入 | Amazonで見る | Amazonで見る |
見比べてみると、M4は性能と使い勝手がしっかり底上げされた「安心して選べる完成度の高いモデル」という印象です。特にメモリ強化と外部ディスプレイ対応は、日常から仕事まで大きな差を感じられるポイントでしょう。
発売時期と次の展望は?
MacBook Airはこれまで M1(2020年11月)→ M2(2022年7月)→ M3(2024年3月)→M4(2025年3月) と進化してきました。ここ数年は1年〜1年半ほどの間隔で新モデルが登場しているのが特徴です。
9to5Macによれば、M5搭載のMacBook Airは2026年2月〜3月ごろに登場する可能性が高いと見られています。デザインはM4モデルとほぼ同じで、13インチと15インチの2サイズ展開になると予想されています。
つまり、今すぐノートPCが必要ならM4を選んで問題ありませんし、「次のM5を待つ」という選択肢も、先を見据える余裕がある人にとっては現実的な判断になるでしょう。
今買うべきか?それともM5を待つべき?
ここが一番悩むポイントかもしれません。結論としては「今必要なら迷わず買っていい」といえます。M4チップで性能は着実に進化し、メモリやディスプレイ対応など実用面も強化されました。しかも価格は抑えられているので、いま手にしても数年先まで安心して使えるはずです。
一方で、「どうしてもM5チップを待ちたい」「デザインの刷新が出てから買いたい」という人は、次世代を待つのも選択肢でしょう。ただしMacBook Airはもともと大幅なデザイン変更は少なく、性能アップも段階的なものが中心です。常に最新を追いかけたい人以外は、M4を選んで十分に満足できるはずです。
関連おすすめアイテム
MacBook Air M4をより快適に使うための周辺機器を使うシーンに合わせてそろえておくと、作業効率や安心感がぐっと高まります。
USB-Cハブ|外部接続を一気に拡張したい人に

ポートが限られているMacBook Airにとって、USB-Cハブは必需品。Anker 332はHDMIやUSB-A、USB-Cを備えており、外部ディスプレイ接続やデータ転送がスムーズにこなせます。
ノートPCスタンド|長時間作業でも姿勢を楽にしたい人に

薄型で持ち運びやすく、貼り付けたまま使えるMOFTのPCスタンド。15°と25°の角度調整ができるので、作業姿勢が改善されて肩や首への負担が軽減されます。16インチまで対応しているため、Air M4の13インチ・15インチどちらにもぴったりです。
外付けSSD|動画や写真を扱うクリエイターに

写真や動画編集をするなら、高速な外付けSSDは欠かせません。UGREENのSSDケースは80Gbpsの超高速転送に対応しており、RAWデータの取り込みや大容量動画の編集でもストレスなく作業ができます。
モバイルバッテリー|出張や旅行でも電源切れを心配したくない人に

長時間の外出や出張には大容量のモバイルバッテリーが安心。USB-C内蔵&巻取りケーブル付きで持ち運びやすく、165Wの高出力に対応しているのでMacBook Airはもちろん、iPhoneやiPadもまとめて充電可能です。
まとめ|MacBook Air M4はどんな人におすすめ?
MacBook Air M4は、デザインの刷新こそないものの、中身は着実に進化した一台です。M4チップによる処理性能の向上、16GBからの余裕あるメモリ構成、最大3画面に対応したディスプレイ出力、そして新色「スカイブルー」。どれも日常使いから勉強、ビジネスまでしっかり応えてくれるポイントばかりです。
- 大学生や社会人の初めてのMacに
- 軽量で持ち運びやすいPCがほしいリモートワーカー
- クリエイティブ作業の入門機として
MacBook Proほどのパワーは必要ないけれど、軽くて頼れるMacが欲しい。そんな人にとって、Air M4は2025年のベストバイ候補といっていいでしょう。
最終的な判断は、「今すぐM4で快適さを手に入れるか」「1年半ほど先に登場する見込みのM5を待つか」に分かれます。もっとも、M5は基本デザインがM4と同じで13インチ・15インチの2サイズ展開になると見られているため、大きな刷新を期待して待つよりも、現行のM4を選んで安心して使うという選択肢のほうが現実的といえるでしょう。


MacBookの最新モデルに関する新機能・特徴まとめ
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