楽天モバイルの家族割は、2024年に「最強家族プログラム」として始まり、2025年11月から 最強家族割 という名称に変わりました。現在は 最強こども割 、 最強青春割 、 最強シニアプログラム と組み合わせて使える形になっています。
割引額は1回線あたり月110円と、他社と比べると控えめです。ただし条件がとにかくシンプルで、光回線やクレジットカードの契約は一切要りません。この記事では仕組みと適用条件、そして家族構成ごとの料金イメージをまとめていきます。
4つの割引の全体像
| サービス名 | 詳細 | 対象年齢・条件 | 割引・特典内容 | 補足イメージ |
|---|---|---|---|---|
| 最強家族割 |
| 同一グループに登録した家族回線 | 1回線あたり毎月110円割引 | 回線数が増えるほど、合計の割引額も増える |
| 最強こども割 |
| 12歳までの子ども | 3GBまでの利用料金が大きく割引 | キッズ用の初めてスマホ向けの割引 |
| 最強青春割 |
| 13〜22歳 | 1回線あたり毎月110円割引 | 中高生〜大学生・専門学生あたりを想定 |
| 最強シニアプログラム |
| 65歳以上 | 毎月110ポイント還元(楽天ポイント) | 実質110円引き相当。楽天経済圏との相性が良い |
このうち家族割にあたるのが 最強家族割 です。年齢別の3つは家族割と併用できるので、「家族割をベースに、年齢に応じた割引を上乗せする」と考えると整理しやすくなります。
最強家族割の仕組み
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 割引額 | 1回線ごと毎月110円(税込) |
| 対象プラン | Rakuten最強プラン 、データタイプ、 Rakuten最強U-NEXT |
| 条件 | 家族グループに参加していること |
| 上限 | 同一グループ最大20回線 |
| 申込方法 | my 楽天モバイルから家族グループを作成・参加 |
| 割引期間 | 条件を満たしている限り制限なし |
条件は「家族グループに所属しているか」だけです。光回線やクレジットカード、電気などのセット契約は必要ありません。他社の家族割が複数条件を要求するのと比べると、この手軽さは大きな違いでしょう。
契約者名義が別々でも適用でき、支払いも回線ごとに分けられます。
家族の範囲はかなり広い
同居している家族はもちろん、離れて暮らす家族も対象です。単身赴任中の親、一人暮らしの子ども、さらに親戚など一定の親族関係がある人まで含められます。
同じ住所である必要はないので、三世代でも兄弟姉妹でも、まとめて1つのグループに入れます。「実家は地方、自分は都市部で一人暮らし」というケースでも家族割が使えるのは、他社にない使い勝手だと思います。
他社の家族割との違い
| 項目 | 楽天モバイル | 他社の典型例 |
|---|---|---|
| 割引額 | 1回線ごと月110円 | 2回線目以降550〜1,210円 |
| 条件 | 家族グループに入るだけ | 家族+光回線+同一名義など |
| 範囲 | 同居・別居問わず親族まで | 同一姓+同一住所が基本 |
| 上限回線数 | 最大20回線 | 4〜10回線程度 |
割引額だけを見ると、楽天モバイルの110円はかなり控えめです。ドコモや
ソフトバンクは2回線目以降で1,000円を超える割引になることもあります。
ただし他社の場合、その割引額に到達するには光回線やカード払いといった条件を積む必要があります。楽天モバイルは元のプラン料金が安く、条件もグループに入るだけ。割引の大きさで勝負するのではなく、条件の少なさと基本料金の安さで勝負している設計です。
年齢別の3つの割引
最強こども割
最強こども割 は、12歳以下(13歳の誕生月の前月まで)が対象です。データ利用量によって割引額が変わり、3GBまでなら440円引き、3GBを超えると110円引きになります。
ここで注意したいのが、18歳未満の利用にはフィルタリングサービスへの加入が原則必要という点です。あんしんコントロール by i-フィルターは月額550円(3カ月無料)。こども割で440円引かれても、フィルタリング550円を足すと、3GBまでの支払いは家族割込みで1,078円になります。割引なしの通常料金とほぼ同じ水準です。
つまり 最強こども割 は、料金を下げるというより、フィルタリング代を実質的に相殺してくれる仕組みと捉えるのが正確でしょう。フィルタリングを使わない場合は保護者の申出書提出が必要になります。
割引が適用されるのは子ども本人名義の回線1回線のみです。親名義で契約して子どもが使う形では対象外になります。
最強青春割
最強青春割 は、13〜22歳(23歳の誕生月の前月まで)が対象で、毎月110円引きです。学生である必要はなく、年齢条件を満たしていれば適用されます。こども割から自動的に移行する形になります。
最強シニアプログラム
最強シニア割 は、65歳以上が対象で、毎月110ポイントが還元されます。値引きではなくポイント還元なので、名称も「割」ではなく「プログラム」です。
自動適用ではなく、専用ページからのエントリーが必要な点は押さえておきましょう。エントリーは65歳の誕生月以降でないと対象になりません。還元されるのは期間限定ポイントで、有効期限は6カ月です。
あわせて「15分かけ放題&安心パック」が実質半額で使えます。15分通話かけ放題、あんしん操作サポート、迷惑電話・SMS対策、ノートンモバイルセキュリティの4点セットで通常2,200円のところ、毎月1,100ポイントが還元されるため実質1,100円になります。通話が多くデータは少なめという使い方の人には、相性のいい組み合わせです。
3GB利用時の料金イメージ
| 利用者タイプ | 適用割引 | 3GBまでの実質料金 |
|---|---|---|
| 一般ユーザー | なし | 1,078円 |
| 家族グループの大人 | 家族割 | 968円 |
| 小学生(12歳まで) | 家族割+こども割 | 528円 |
| 中高生・大学生(13〜22歳) | 家族割+青春割 | 858円 |
| 65歳以上 | 家族割+シニアプログラム | 実質858円 |
小学生の528円が目を引きますが、先ほど触れたようにフィルタリング550円が別途かかる点は考慮しておきましょう。
家族構成別のシミュレーション
いずれも3GBまでの利用を想定した概算です。通話オプションなどは含みません。
3人家族(保護者2人+小学生1人)
| 家族構成 | 適用割引 | 実質料金 |
|---|---|---|
| 親A | 家族割 | 968円 |
| 親B | 家族割 | 968円 |
| 小学生 | 家族割+こども割 | 528円 |
| 合計 | 月2,464円 |
3人分の通信費が月2,000円台半ばに収まります。大手キャリアで1回線5,000円前後を払っている家庭と比べると、かなり差が出る水準でしょう。ただし子どもの回線にはフィルタリング550円が加わるので、実際の請求は3,014円ほどになります。
親世帯+一人暮らしの大学生
| 家族構成 | 適用割引 | 実質料金 |
|---|---|---|
| 親A | 家族割 | 968円 |
| 親B | 家族割 | 968円 |
| 大学生 | 家族割+青春割 | 858円 |
| 合計 | 月2,794円 |
離れて暮らしていても同じ家族グループに入れるので、実家と一人暮らし先が別々でも家族割が適用されます。支払いは回線ごとに分けられるため、大学生本人が自分の分を払う形にもできます。
社会人+65歳以上の親
| 家族構成 | 適用割引 | 実質料金 |
|---|---|---|
| 社会人(代表者) | 家族割 | 968円 |
| 親(65歳以上) | 家族割+シニアプログラム | 実質858円 |
| 合計 | 月1,826円 |
親を楽天モバイルに乗り換えさせる場合、シニアプログラムのエントリーを忘れないようにしましょう。自動適用ではないので、契約しただけでは還元が始まりません。
申し込みの手順
代表者が家族グループを作り、各回線を招待する流れです。
まず代表者が Rakuten最強プラン など対象プランを契約します。次にmy 楽天モバイル(アプリまたはWeb)で最強家族割のページを開き、家族グループを作成。そこで発行される招待リンクを家族に共有し、家族側がリンクから参加手続きを完了させると、各回線に毎月110円の割引が適用されます。
5-1. グループ作成〜参加の流れ
- 代表者がRakuten最強プランなど対象プランを契約する
- my 楽天モバイル(アプリまたはWeb)で「 最強家族割 」のページを開く
- 家族グループを作成する
- 招待リンクを家族に共有する
- 家族側がリンクを開き、参加手続きを完了する
- グループ参加完了後、各回線に毎月110円の割引が自動で適用される
設定自体は難しくありませんが、「招待を送っただけで満足してしまい、相手側の参加操作が未完了」 というケースも起こりがちです。
初月の請求で割引が反映されているか確認しておきましょう。
つまずきやすいポイント
割引は楽天IDではなく家族グループ単位で管理されます。名義や楽天IDが別でも、グループに入っていれば対象です。
対象プランから外れると自動的に割引対象外になります。 Rakuten最強プラン 系以外の回線は含まれません。
いったん全回線を解約して契約し直した場合、家族割・こども割・青春割などをアプリから再度有効化する必要が出てくることがあります。
そして繰り返しになりますが、割引額は110円と控えめです。年齢別の割引が使えるならセットで考えたほうが、実感できる差が出るでしょう。
こんな家族に向いている
| 判断軸 | 向いている | 向いていない |
|---|---|---|
| 家族構成 | 年齢層がばらばら | 全員が同世代の大人 |
| 居住形態 | 離れて暮らす家族がいる | 全員同居で他社割引も使える |
| データ量 | 月3〜20GB程度 | 全員が大容量を使う |
| 手続き | 条件を増やしたくない | 光回線もまとめて契約したい |
最強家族割 が向いているのは、家族の年齢構成がばらばらで、それぞれに合った割引を組み合わせたい家庭です。小学生の子ども、大学生、65歳以上の親が同じグループにいれば、それぞれ別の割引が乗ります。
逆に、1回線あたりの値引き額を最大化したいなら、ドコモや
ソフトバンクの家族割のほうが金額としては大きくなる可能性があります。ただしそれらは光回線やカード払いの条件が付くので、総額で比較する必要があるでしょう。
よくある質問
離れて暮らす家族も対象になる?
なります。同居している必要はなく、単身赴任中の親や一人暮らしの子ども、親戚まで同じ家族グループに入れられます。住所や名義が違っても問題ありません。最大20回線までまとめられます。
家族割と年齢別の割引は併用できる?
併用できます。 最強家族割 をベースに、 こども割 ・ 青春割 ・ シニアプログラム のいずれかが上乗せされる形です。年齢条件を満たす家族がいるなら、必ず両方を適用しておきましょう。
こども割は本当にお得?
割引額だけ見れば440円引きですが、18歳未満はフィルタリングサービス(月額550円)への加入が原則必要です。両方を合わせると、3GBまでの支払いは家族割込みで1,078円ほど。料金を下げるというより、フィルタリング代を相殺する仕組みと考えるのが正確でしょう。
シニアプログラムは自動で適用される?
されません。65歳以上の契約者本人の楽天IDで、専用ページからエントリーする必要があります。65歳の誕生月以降でないとエントリーできない点にも注意しましょう。還元は期間限定ポイントで、有効期限は6カ月です。
支払いは家族でまとめる必要がある?
ありません。契約者名義が別々でも、支払い方法が回線ごとに違っても、家族グループに入っていれば割引は適用されます。大学生の子どもが自分で払う、といった形にもできます。
割引が反映されているか確認する方法は?
my 楽天モバイルの請求内訳で確認できます。招待リンクを送っただけで相手側の参加操作が終わっていないと割引が始まらないので、初月の請求は必ずチェックしておきましょう。
まとめ|条件のシンプルさが最大の武器
- 最強家族割は1回線あたり毎月110円引き、条件は家族グループに入るだけ
- 光回線やクレジットカードなど他サービスとのセット契約は不要
- 同居・別居を問わず、親戚まで含めて最大20回線までまとめられる
- こども割・青春割・シニアプログラムと併用できる
- こども割はフィルタリング550円が別途かかる点を計算に入れておく
楽天モバイルの家族割は、割引額そのものは110円と控えめです。他社のように1,000円を超える割引にはなりません。
ただ、その代わりに条件がとにかく少ない。光回線もクレジットカードも電気契約も要らず、家族グループに入るだけで適用されます。しかも離れて暮らす家族や親戚まで含められるので、家族の形が多様な今の時代に合った設計だと思います。
元のプラン料金が3GBまで1,078円と安いので、そこからさらに110円引かれる意味は決して小さくありません。年齢別の割引が使える家族がいるなら、組み合わせることで実感できる差が出てきます。まずは家族構成と各自の利用ギガ数を書き出して、当てはまる割引を確認してみましょう。
楽天モバイルの料金プラン全体については、こちらの記事で詳しくまとめています。
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