iPadシリーズの中でも、もっとも手に取りやすい一台として多くの人に選ばれてきた無印モデル。2025年に登場した第11世代はA16チップ搭載で大きな進化を果たしましたが、すでに次期モデル「iPad 第12世代」に関する情報が出始めています。ここでは、最新のリークや有力な予想を整理しながら、噂を解説していきます。
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iPad 第12世代はどう進化する?
iPadのスタンダードモデルは「手頃な価格で必要十分な性能」を備えたラインとして人気があります。
2025年3月に発売された第11世代は、A16 Bionicチップと6GB RAMを搭載し、ストレージ最小容量を64GBから128GBに引き上げたことで実用性を大きく向上させました。MacRumorsによれば、次期モデルとされる第12世代は、2026年春の登場が予想されており、AI対応を見据えたA18チップ搭載が最大の注目ポイントとなっています。以下の表で両モデルの主な違いを整理してみましょう。
iPad 第11世代 vs iPad 第12世代の比較表
項目 | iPad 第11世代 | iPad 第12世代(予想) |
---|---|---|
発売日 | 2025年3月12日 | 2026年春 |
チップ | A16 Bionic(6 GB RAM) | A18 チップ(16コア Neural Engine、AI対応) |
RAM | 6 GB | 8 GB |
ストレージ最少容量 | 128 GB | 同等 |
ディスプレイ | 10.9インチ Liquid Retina IPS LCD | 10.9インチ Liquid Retina IPS LCD |
Apple Intelligence対応 | なし | 対応可能性あり(A18搭載) |
価格 | 58,800円〜 | 58,800円〜 |
第11世代は十分にパワフルで日常利用には十分な性能がありますが、第12世代ではA18チップと強化されたNeural Engineにより、AI機能やApple Intelligenceに正式対応する可能性が高まっています。生成AIを活用したアシスタント機能や高度なアプリ体験がスタンダードモデルでも楽しめるようになるかもしれません。
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噂される3つのポイント
ポイント①|A18チップ搭載でパワーアップ
最大の注目ポイントは、iPhone 16シリーズと同世代のA18チップが搭載される可能性が高いことです。これにより処理性能はさらに向上し、AIを活用したApple Intelligence機能の対応範囲も拡大すると見られています。現行のA16でも十分高速ですが、次期モデルではさらに余裕を持ってアプリやマルチタスクを扱えるようになるはずです。
さらにRAMは8GBに増量される可能性があり、複数アプリを並行して使うときの安定感が大幅に改善すると期待されています。動画編集やクリエイティブ作業を試したい人にとっては魅力的な強化になりそうです。
ポイント②|デザインは大きな変化なし?
外観に関しては、第11世代とほぼ同じデザインが維持されそうだという噂が多数派です。10.9インチ前後のディスプレイ、フラットエッジの筐体、Touch IDトップボタンなど、2025年モデルのスタイルが続くと予想されています。大幅なデザインチェンジはなくても、中身の進化で勝負するのが第12世代iPadといえそうです。
ポイント③|価格は据え置きの可能性大
気になる価格は、現行モデルとほぼ同じ58,800円前後に据え置かれるという予想が有力です。性能は着実に進化しながらも、エントリーラインとしての買いやすさを維持する方針のようです。もし実現すれば、コスパの面ではますます強力な選択肢になるでしょう。
発売時期は2026年春が有力
Bloombergなど複数の情報源によれば、第12世代iPadは2026年春(3月〜4月頃)の登場が濃厚とされています。
過去のスケジュールを振り返ると、第9世代は2021年9月、第10世代は2022年10月と、ほぼ1年ごとにリリースされてきました。しかし、その後の第11世代は2025年3月と、10世代からおよそ3年ぶりという異例の長い空白期間を経ての登場となりました。これは、AppleがiPad全体のラインナップ再編や、チップ世代・価格戦略の見直しに時間をかけた結果と考えられます。
もし予想通り第12世代が2026年春に発表されれば、今度は再び1年周期に戻る形となります。教育市場や新生活需要を狙ったタイミングであり、11世代の遅れが「特殊要因」であったことを示す流れともいえます。
つまり、第12世代は「空白を経て正常化したサイクルで投入されるモデル」として位置づけられ、ユーザーにとっても買い替えやすいタイミングに当たるでしょう。
まとめ|今買うべきか?待つべきか?
iPad 第12世代は、A18チップと8GB RAMを搭載し、処理性能がさらに進化する可能性が高いモデルです。価格も据え置きが予想されており、コストパフォーマンスの点では非常に魅力的といえるでしょう。ただし登場は2026年春と見込まれており、まだ時間があります。
一方で、第11世代もすでにA16チップと6GB RAMを備え、日常使いや学習、ビジネス用途において不足を感じることはほとんどありません。デザインや機能の大幅な変化がないため、今選んでも後悔の少ないモデルです。
「今すぐ必要」なら第11世代を選んで問題なく満足できますし、「最新の性能を長期的に使いたい」なら第12世代を待つのもアリ。
無印iPadは万人向けのスタンダードモデルだからこそ、自分のライフスタイルに合わせて買うタイミングを決めるのがベストといえるでしょう。

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