iPadのAppleCare+に入るかどうかは、画面を1回割ったときの修理代を知ってから決めるのがおすすめです。
実は、Appleで保証なしのiPadを修理に出すと、画面だけの割れでも本体価格の7〜9割の料金がかかります。一方で、AppleCare+に入っていれば同じ修理が3,700円で済むので、この差をどう見るかで答えはほぼ決まるはずです。なお、AppleCare+はAmazonや家電量販店で買ったiPadでも、あとから入れます。
結論|画面を割ったときの修理代で決めるのがおすすめ
結論からいうと、iPadを外に持ち歩く人や、子どもが使う人はAppleCare+に入っておくのがおすすめです。たとえば11インチのiPad Air(M4)なら、年払いの8,800円に画面修理の3,700円を足しても12,500円です。これに対し、未加入でAppleに修理を頼むと95,300円かかります。
| 項目 | iPad(A16) | iPad mini(A20 Pro) | iPad Air(M4・11インチ) | iPad Pro(M5・11インチ) |
|---|---|---|---|---|
| 外観 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| AppleCare+の年払い | 7,800円 | 8,800円 | 8,800円 | 13,800円 |
| 加入して画面を1回修理 | 11,500円 | 12,500円 | 12,500円 | 17,500円 |
| 未加入で修理 | 64,800円 | 93,800円 | 95,300円 | 173,100円 |
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1年のうちに一度でも画面を割れば、どのモデルでも元が取れる計算です。反対に、家の中だけで使い、ケースもしっかり付けるなら、入らずに済ませる選択も十分ありえます。
さらに、2026年7月からはiPadでも盗難・紛失の保証が付くようになりました。以下で、料金・修理代・保証の中身の順に詳しく見ていきましょう。
Amazonで買ったiPadもAppleCare+に入れる
AppleCare+は、Apple Storeで買ったiPadだけのものではありません。Amazonや家電量販店で買ったiPadでも、購入日から30日以内なら、iPadの設定アプリから申し込めます。手順は次のとおりで、数分で終わります。
- iPadの「設定」を開き、「一般」をタップする
- 「AppleCareと保証」をタップする
- 保証を追加したいiPadを選び、画面の案内に沿って申し込む
申し込んだ時点で保証は始まり、料金も保証の中身もApple Storeで入った場合と同じです。つまり、AppleCare+のためにApple Storeで買う必要はありません。
むしろ、販売元がAmazon.co.jpのiPadには、定価のままでもAmazonポイントが付くことがあります。Apple Storeで買ってもポイントは付かないので、iPadはAmazonで買い、AppleCare+は設定アプリから入るのが、いちばん無駄のない買い方になるはずです。
ただし、マーケットプレイスの出品者から買うと、保証や初期不良の対応で困ることがあります。Amazonで買うときは販売元がAmazon.co.jpになっている商品を選び、届いたら早めに設定アプリで申し込んでおきましょう。購入先ごとの違いはiPadはどこで買うのがお得?で詳しく比べています。
AppleCare+ for iPadの料金|モデル別の月払い・年払い
AppleCare+ for iPadは、月払いか年払いで申し込む仕組みで、どちらも解約するまで自動で更新されます。料金はモデルごとに次のとおりです。
| 項目 | iPad(A16) | iPad mini(A20 Pro) | iPad Air(M4・11インチ) | iPad Air(M4・13インチ) | iPad Pro(M5・11インチ) | iPad Pro(M5・13インチ) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外観 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 月払い | 780円 | 880円 | 880円 | 1,080円 | 1,380円 | 1,580円 |
| 年払い | 7,800円 | 8,800円 | 8,800円 | 10,800円 | 13,800円 | 15,800円 |
| 2年使ったとき(年払い) | 15,600円 | 17,600円 | 17,600円 | 21,600円 | 27,600円 | 31,600円 |
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表の料金は、すべて盗難・紛失の保証が付いたプランのものになります。年払いは月払いの10か月分なので、1年以上使うつもりなら年払いのほうがお得になります。
なお、iPad本体の価格はiPadシリーズの価格ガイドにまとめているので、あわせてチェックしてみてください。
入っていないと修理代はいくら?|加入時と未加入時の比較
Appleの修理サービスでは、保証のないiPadに画面だけを直す料金がありません。画面割れも「その他の損傷」として扱われ、ほぼ本体を交換するのと同じ金額になります。
| 項目 | iPad(A16) | iPad mini(A20 Pro) | iPad Air(M4・11インチ) | iPad Air(M4・13インチ) | iPad Pro(M5・11インチ) | iPad Pro(M5・13インチ) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 外観 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
| 本体の定価(Wi-Fi) | 74,800円 | 119,800円 | 129,800円 | 169,800円 | 209,800円 | 269,800円 |
| 未加入の修理代(Wi-Fi) | 64,800円 | 93,800円 | 95,300円 | 120,400円 | 173,100円 | 199,100円 |
| 未加入のバッテリー交換 | 22,400円 | 22,400円 | 24,400円 | 27,800円 | 32,800円 | 37,000円 |
| 加入時の画面の修理 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 | 3,700円 |
| 加入時のそのほかの損傷 | 12,900円 | 12,900円 | 12,900円 | 12,900円 | 12,900円 | 12,900円 |
| 加入時のバッテリー交換 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 詳細 | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る | Amazonで見る |
とくに差が大きいのはiPad Proです。13インチなら未加入の修理代は199,100円にのぼり、AppleCare+を2年続けても31,600円なので、1回の修理で6倍以上の差が付きます。また、Cellularモデルの修理代は、Wi-Fiモデルよりさらに7,000〜10,000円ほど高くなります。
一方で、バッテリーの交換は容量が本来の80%未満になれば無料です。iPadを3年以上使うと、ここで2〜3万円ほど浮く場面も出てくるでしょう。何年で80%を切りやすいかは、iPadの寿命ガイドで目安をまとめています。
AppleCare+で保証されること・されないこと
AppleCare+には、落下や水濡れの修理だけでなく、盗難・紛失やアクセサリーの保証も含まれています。ただし条件付きのものも多いので、主な内容を表で確かめておきましょう。
| 内容 | 保証されるか | 1回のサービス料 |
|---|---|---|
| 画面の損傷 | ○(回数の制限なし) | 3,700円 |
| 水濡れなど、そのほかの損傷 | ○(回数の制限なし) | 12,900円 |
| 盗難・紛失 | ○(1年に2回まで) | 12,900円 |
| Apple Pencil・Apple製キーボードの損傷 | ○(それぞれ1つまで) | 3,700円 |
| Apple Pencil・キーボードの盗難・紛失 | ── | ── |
| バッテリーの交換 | ○(容量が80%未満のとき) | 0円 |
| 海外での盗難・紛失の交換 | ── | ── |
盗難・紛失の保証は「探す」をオンにしておく
盗難・紛失の保証を受けるには、なくした時点でiPadの「探す」がオンになっていることが条件です。しかも申請が終わるまで、iPadは自分のApple Accountにひも付けたままにしておく必要があります。
位置情報を家族と共有しているだけでは、「探す」がオンとはみなされません。そのため、iPadを買ったら最初に設定アプリで「探す」を確かめておくのがおすすめです。なお、交換品は同じ日には受け取れず、申請はAppleの手続きのあとにAIGのサイトで完了させる流れになります。
Apple Pencilとキーボードは1つずつ保証される
iPadと一緒に使っているApple Pencil 1本と、Apple製のキーボード1台も保証の対象です。壊したときは、どちらも3,700円で交換できます。
ちなみに、保証のないApple Pencil Proを修理に出すと20,400円かかります。Magic Keyboardのように高いアクセサリーを組み合わせているなら、それだけでAppleCare+の価値は大きく上がるはずです。
Apple Pencil Pro
ただし、PencilとキーボードはiPadと一緒になくした場合でも、盗難・紛失の保証は受けられません。Pencilの選び方はApple Pencilの比較で詳しく解説しています。
AppleCare+は必要?|入っておきたい人・入らなくてもよい人
AppleCare+が必要かどうかは、落とす・なくす場面がどれだけあるかで変わります。使い方ごとに、どのモデルでどう考えればよいかを整理しました。
外に持ち歩くなら|iPad mini(A20 Pro)は入っておきたい
iPad miniは片手で持てるぶん、電車やカフェで取り出す回数が増え、そのぶん落とす場面も多くなります。しかも未加入の修理代は93,800円と、本体価格の約8割です。
そのうえ、外に持ち出すほど置き忘れのリスクも上がります。年払い8,800円で盗難・紛失まで守れるので、毎日持ち歩くなら入っておくのがおすすめです。
子どもが使うなら|iPad(A16)でも入っておきたい
iPad(A16)は6モデルの中でいちばん安く、AppleCare+も年払い7,800円です。それでも未加入で修理すると64,800円かかり、本体価格の9割近くになります。
子どもが使う場合は、落下に加えて飲み物をこぼすこともあるでしょう。その点、AppleCare+なら水濡れも12,900円で直せます。そのため、本体が安いからといって保証を省くのはおすすめできません。
仕事でiPad Pro(M5)を使うなら|修理代が20万円近いので入っておきたい
iPad Proは、未加入の修理代が11インチで173,100円、13インチで199,100円です。年払いは13,800〜15,800円と高めですが、1回の修理で15万円以上の差になります。
また、仕事で使うなら、修理を待つ時間も気になるところです。AppleCare+なら交換用のiPadを先に送ってもらえるエクスプレス交換サービスも使えるので、作業が止まる時間を短くできます。
家の中で大人だけが使うなら|iPad Air(M4)は入らずにケースで守るのもアリ
ソファや机の上で動画やネットを見るだけなら、落として割る場面はそれほど多くないでしょう。そのうえで、耐衝撃ケースと保護フィルムを付けておけば、リスクはさらに下げられます。
たとえば11インチのiPad Air(M4)で2年間入ると、年払いで17,600円です。この金額をケースやApple Pencilに回すのも、ひとつの考え方でしょう。ただし、一度でも画面を割れば95,300円かかるので、自分の使い方に当てはめて慎重に決めましょう。
AppleCare+以外の選択肢|モバイル保険・非正規の修理店
スマホと一緒に守るなら|モバイル保険
モバイル保険は、月700円で3台まで登録できる保険です。iPadも対象になり、自己負担なしで修理代が補償されます。
ただし、補償の上限は主端末で年15万円、副端末は2台合わせて年45,000円です。そのため、iPadを副端末にするとiPad Air(M4)の修理代95,300円は賄いきれません。
また、盗難や修理できない故障のときは、主端末でも1回37,500円が上限です。iPadを主端末にするか、スマホを主端末にするかで、補償の手厚さは大きく変わります。
割ってから考えるなら|非正規の修理店
街の修理店では、画面だけを交換してくれる店もあり、Appleより安く済むことがあります。ただし料金は店ごとに違い、純正ではない部品を使うこともあります。依頼する前に、見積もりの金額と使う部品を確かめておきましょう。
加入するなら月払いと年払いどっち?いつまでに入る?
1年以上使うなら|年払いがお得
年払いは月払いの10か月分なので、1年以上続けるなら年払いのほうが安く済みます。たとえば11インチのiPad Air(M4)なら、月払いで1年続けると10,560円、年払いなら8,800円です。
一方で、月払いはいつでも解約できるのが良いところです。数か月だけ旅行や出張で持ち歩くなら、その期間だけ月払いで入るのもアリでしょう。
申し込むなら|iPadの購入日から30日以内
AppleCare+は、iPadの購入日から30日以内に申し込む必要があります。この期限を過ぎると、あとから加入することはできません。
申し込み先は、Apple Store、Apple公式サイト、Apple製品取扱店のほか、iPadの設定アプリからも選べます。Amazonや家電量販店で買ったときの申し込み方は、記事の前半で紹介した設定アプリの手順のとおりです。
よくある質問
Amazonで買ったiPadでもAppleCare+に入れますか?
入れます。購入日から30日以内なら、iPadの「設定」アプリの「一般」にある「AppleCareと保証」から申し込めます。料金も保証の中身もApple Storeで入った場合と同じなので、ポイントが付くAmazonで買っても損はありません。
AppleCare+は途中で解約できますか?
できます。月払いも年払いも、いつでも解約できる決まりです。ただし、解約すると修理の保証も盗難・紛失の保証も受けられなくなるので、iPadを手放すタイミングに合わせて解約するのがよさそうです。
Apple認定整備済製品のiPadにもAppleCare+は付けられますか?
付けられます。整備済製品にも新品と同じ1年間の保証があり、AppleCare+を購入すれば保証を延ばせる仕組みです。整備済製品の選び方は、Apple整備済製品のiPadは買い?で解説しています。
Apple Pencilだけ壊れたときも使えますか?
使えます。iPadと一緒に使っているApple Pencil 1本は、壊したときに3,700円で交換できます。ただし保証されるのは1本だけなので、2本目のPencilは対象外です。
バッテリーの交換だけが目的でも入る価値はありますか?
3年以上使うなら、入る価値はあるでしょう。保証のないバッテリー交換は22,400〜37,000円かかりますが、AppleCare+に入っていれば容量が80%を切ったときに無料です。iPadのバッテリーの持ちは、iPadシリーズのバッテリー比較でモデルごとに比べています。
まとめ|持ち歩くなら入っておき、家の中だけならケースで守る
- 保証のないiPadは画面だけの割れでも、修理代が本体価格の7〜9割になる
- AppleCare+の年払いは7,800〜15,800円で、画面の修理は3,700円
- 2026年7月からiPadにも盗難・紛失の保証が付き、1年に2回まで12,900円で交換できる
- Apple Pencil 1本とApple製キーボード1台も、壊したときは3,700円で交換できる
- Amazonや家電量販店で買ったiPadも、購入日から30日以内なら設定アプリから加入できる
AppleCare+に入るかどうかは、画面を1回割ったときに数万〜20万円近くを払えるかどうかで決まります。持ち歩く人や子どもが使う家庭、iPad Proを仕事に使う人なら、入っておくほうが安心でしょう。反対に、家の中で大人だけが使うなら、ケースと保護フィルムで守り、保証代をほかに回すのもアリです。
これからiPadを選ぶなら、iPadはどれを買うべき?で自分に合うモデルを先に決めておくと、必要な保証もはっきりするはずです。
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