【2025年最新】iPadシリーズの容量の選び方を徹底解説|何GBあれば足りる?4モデル徹底ガイド

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iPadを買うとき、チップや画面サイズと同じくらい悩ましいのがストレージ容量です。

「写真とノートくらいだから128GBでいいはず」「動画編集もするかもしれないから、とりあえず512GB?」──こうした感覚的な判断だけで決めてしまうと、数年後に「ちょっと足りなかった」「逆に持て余している」ということになりがちです。

この記事では、iPad(第11世代)、iPad mini(第7世代)、iPad Air(M3)、iPad Pro(M5)の最新4モデルを前提に、ストレージ容量をどのように決めれば無駄が少ないかを解説します。

最新iPadの全モデルを徹底比較

▶︎ iPadシリーズのチップ徹底ガイド|AシリーズとMシリーズの違いは?
▶︎ iPadシリーズのサイズ比較|大きさ・重さ・厚さを徹底ガイド
▶︎ iPadシリーズの価格・コスパを徹底比較
▶︎ iPadシリーズのディスプレイ比較
▶︎ iPadシリーズのカラー選びガイド
▶︎ iPadシリーズのバッテリー性能比較
▶︎ iPadのカメラ性能を徹底比較

1. まず前提を整理|iPadの容量の基礎知識

1-1. iPadのストレージは「あとから増やせない」

まず大前提として、iPadのストレージは、購入後に増設したり、SDカードで手軽に増やしたりはできません。

  • 外付けSSDをつないで一時的に逃がすことはできる
  • でも「アプリを外付けにインストール」は基本的にできない
  • iCloudを使っても、本体側にある程度の空き容量は必要

つまり、「本体ストレージはベースキャンプ」のようなもの。ここが狭すぎると、その後どれだけ運用で頑張っても窮屈さは残ります。

1-2. 「表示容量=実際に使える容量」ではない

例えば「128GBモデル」と書かれていても、実際にユーザーが自由に使える容量はそれより少なくなります。

  • iPadOS本体
  • 標準アプリ群
  • システムファイル用の予約領域

などが最初から一定量を占めるからです。ざっくりしたイメージとしては、

  • 128GBモデル → 実質 100GB前後を使える
  • 256GBモデル → 実質 220GB前後を使える

といった感覚で見ておくと、だいたいのイメージを掴みやすくなります。

2-3. 容量を食うのは「動画」と「重いアプリ」

容量を圧迫する主な要因は、おおまかに次の3つです。

  • 4K動画・長尺の録画・ダウンロードした映画
  • オフライン用に保存した教材・PDF・ゲーム
  • Procreate / Affinity / LumaFusion などクリエイティブ系アプリのプロジェクト

逆に、メモ・カレンダー・メール・ブラウザなど、通常の学習アプリや仕事用アプリくらいでは、一気に容量を使い切ることはあまりありません。

ストレージ不足で起こりがちなこと

  • iOSアップデートが入らない
  • 新しいアプリを入れるたびに「何か消さないと…」と悩む
  • 動画編集やProcreateで、素材を都度消さないと作業できない
  • オフライン用にPDFや動画を入れたいのに、空き容量が足りない

この「じわじわ効いてくる不便さ」を避けるのが、ストレージ選びの目的です。

2. 最新4モデルのストレージラインナップと価格差

2-1. モデル別・主なストレージ構成

項目iPad (第11世代)iPad mini (第7世代)iPad Air (M3)iPad Pro (M5)
外観
ストレージ構成128GB / 256GB / 512GBクラス128GB / 256GB / 512GBクラス128GB / 256GB / 512GB / 1TB256GB / 512GB / 1TB / 2TB
備考64GBから倍増し、128GBが標準ベースにコンパクトながらストレージ構成は無印と同格11/13インチとも同じ容量構成。最大1TBまで用意クリエイター向けに大容量構成までカバー
詳細Amazonで見るAmazonで見るAmazonで見るAmazonで見る

容量以外のディスプレイ方式などによって価格が多少変わる可能性があるので、購入前に最新の構成と価格を確認するのがおすすめです。

2-2. 容量を上げると、どれくらい値段が変わるか

Wi-Fiモデルの価格

容量iPad
(第11世代)
iPad mini
(第7世代)
iPad Air (M3・11インチ)iPad Air (M3・13インチ)iPad Pro (M5・11インチ)iPad Pro (M5・13インチ)
外観
128GB58,800円78,800円98,800円128,800円
256GB74,800円94,800円114,800円144,800円168,800円218,800円
512GB110,800円130,800円150,800円180,800円204,800円254,800円
1TB186,800円216,800円272,800円322,800円
2TB340,800円390,800円
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おおざっぱな目安ですが、

  • 128GB → 256GB:+10,000〜15,000円
  • 256GB → 512GB:+35,000〜40,000円
  • 512GB → 1TB / 2TB:+35,000〜65,000円(特にiPad Proは価格差が大きい)

という傾向があります。

一段階上げるごとに「アクセサリ1〜2個ぶん」くらいの価格差が出るイメージです。この差をどう捉えるかが、ストレージ選びの核心になります。

3. 利用シーン別|どれくらいの容量がちょうどいいのか

3-1. 勉強・読書・Web中心なら|128GBが基準ライン

教材PDF、ノートアプリ、ブラウザ、YouTube、SNS このあたりがメインであれば、128GBでも十分足りるケースが多いです。

128GBで想定できるざっくり容量感はこんなイメージです。

  • PDFや電子書籍:数百〜千冊レベル
  • 学習アプリ・ノートアプリ:数十本入れても問題なし
  • 写真:数千枚程度ならまだ余裕

ただし、次のような場合は128GBだと心許なくなります。

  • カメラロールに写真・動画をほとんど消さずに残しておきたい
  • オフライン視聴用に動画を大量にダウンロードする
  • 大容量ゲームを複数入れたい

こうした使い方を想定するなら、後述の256GBを検討した方が安心です。

3-2. ノート+PDF+写真・動画もそこそこ使うなら|256GBが安全圏

「勉強と仕事の両方に使う」「写真や動画もそれなりに溜まる」という人にとって、256GBはかなりバランスの良いラインです。

256GBであれば、

  • 学習系PDFや資料:大量に入れてもまず困らない
  • GoodNotesなどのノートアプリ:数年分のノートを保存しても余裕
  • 写真・動画:ちょっと油断して増えても、すぐにはパンクしない

特に、

  • iPad 第11世代 256GB
  • iPad mini 第7世代 256GB
  • iPad Air(M3) 256GB

あたりは、「長く無難に使いたい人のスタンダード構成」と言えます。

3-3. イラスト・音楽制作・動画編集をするなら:512GB〜1TBを検討

本格的にクリエイティブ用途で使うなら、256GBでは足りなくなるケースが多いです。

例えば、

  • Procreateで高解像度キャンバスを大量に作る
  • Affinity / DaVinci Resolveなどで動画編集を行う
  • 生音源やサンプルライブラリを入れて音楽制作をする

といった用途では、

  • iPad Air(M3) 512GB
  • iPad Pro(M5) 512GB〜1TB

あたりが現実的な選択肢になります。

素材データを外付けSSDやクラウドに逃がすこともできますが、作業中に頻繁にアクセスするものはローカルに置いておいた方が圧倒的に快適です。

3-4. 1TB・2TBクラスが活きるのはどんな人か

1TBや2TBといった超大容量は、正直なところかなり人を選ぶゾーンです。

  • 4K動画を多数ストックしながら編集する
  • 仕事で大量のRAW写真や動画素材を持ち歩きたい
  • 長期出張やロケで、外付けストレージをあまり増やしたくない

こういった、「Macでやっていたような仕事をiPad Pro中心で回したい」人にとっては、1TB/2TBモデルが意味を持ちます。

逆に、

  • Webとノートアプリが中心
  • 時々イラストや簡単な動画編集をする程度

という使い方なら、ここまでの容量はまず必要ありません。

4. iCloud・外部ストレージとの役割分担をどう考えるか

ストレージ容量を決めるうえで、iCloudや外付けストレージをどう使うかも重要なポイントです。

4-1. iCloudは「長期保管庫」ではなく「同期とバックアップ」がメイン

iCloudは、

  • 写真・書類・メモを、iPhone / Mac / iPad間で同期する
  • 故障や紛失に備えてバックアップを取る

という役割がメインで、ローカルストレージの代わりになるものではありません

  • 大量の写真や動画をiCloudに置きつつ、ローカルには最適化されたサムネイルだけを残す
  • 大きなプロジェクトファイルは、不要になったものから順にアーカイブする

といった使い方をすれば、ローカル容量の節約には役立ちますが、それでも作業中のデータは一定量ローカルに置かざるを得ない、という前提は変わりません。

4-2. 外付けSSD・USBメモリは「倉庫」として割り切る

USB-C対応のiPadであれば、外付けSSDやUSBメモリをつないでデータを出し入れできます。

  • 撮影済みの動画
  • 過去の大きな案件データ
  • しばらく開かないアーカイブ

こうしたものを外付けに逃がすことで、iPad本体のストレージを空けることができます。

ただし、

  • 外付けを持ち歩く手間
  • 接続のひと手間
  • 接続中にしか開けない

といったハードルは残るので、「毎日触るデータ」はやはり本体に置いておいた方が快適です。

5. よくある失敗パターンと避け方

5-1. 「とにかく一番安い容量」で決めてしまう

  • 以前の64GBモデルの感覚を引きずって、とにかく最安構成にしてしまう
  • 数年使ううちに、写真・アプリ・学習データが積み重なり、常に整理に追われる

→ 約1万円を惜しんだ結果、毎日の小さなストレスを数年間背負うことになります。

例えばアプリや写真・動画を存分に使いたいなら、最低ラインを256GBと決めてしまった方が、長期的には精神的にラクです。

5-2. Proを買ったのに、容量をギリギリまで削ってしまう

  • iPad Pro(M5)を購入し、チップやディスプレイには投資したのに、容量は最小
  • 動画・イラスト・3Dなどの素材であっという間に埋まってしまう

→ Proの性能を活かせる人ほど、ストレージがボトルネックになりやすいという逆転現象が起こります。

Proを選ぶ時点で、「少なくとも512GB以上は検討する」くらいの感覚で見ておくとバランスが良くなります。

5-3. 「どうせiCloudがあるから」とローカル容量を過小評価する

  • iCloudに預ける前提で128GBにしたものの、ネット環境が悪い場所で作業する機会が多かった
  • ダウンロード待ちや同期待ちが増え、結果的に作業効率が下がる

→ iPadを外出先や出張先で多用する人ほど、オフラインでも動けるだけのローカル容量を確保しておく必要があります。

6. まとめ|迷ったときの「現実的な決め方」

128GBがぴったりなのはこんな人

  • Web・動画・ノート中心
  • 写真や動画をそこまで溜め込まない人向け(第11世代 / mini / Airのベースに相当)

256GBがぴったりなのはこんな人

  • 学習+仕事+日常利用を1台に集約したい人の標準ライン
  • 第11世代 / mini / Air で「とりあえず後悔しにくい」と言える容量

512GBがぴったりなのはこんな人

  • イラスト制作・動画編集・音楽制作など、クリエイティブ用途がしっかりある人
  • Air(M3)やPro(M5)で力を発揮するゾーン

1TB / 2TBがぴったりなのはこんな人

  • iPad Proをメインの制作マシンとして使い、大量の4K動画やRAW・プロジェクトを常時持ち歩く人向け
  • 仕事で使うクリエイターでなければ、基本的には不要なケースが多い

ざっくり言うなら、

  • 「家族共有・学習用・ライトな趣味」 → 128〜256GBのiPad 第11世代 / iPad mini
  • 「勉強も仕事も趣味も、1台でしっかり使いたい」 → 256〜512GBのiPad Air(M3)
  • 「制作ツールとして本気で使う」 → 512GB以上のiPad Pro(M5)

このあたりを基準に考えると、大きな失敗は避けやすくなります。

ストレージは、買ったあとで増設できません。数年単位で見たときに、「少し余裕を持たせておく」こと自体が安心感になります。

今の自分の使い方と、「2〜3年後の自分」がしていそうな使い方を思い浮かべながら、ちょうどいい容量を見つけましょう。

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